2021年1月30日土曜日

2021年 1月4週パフォーマンス

1月第4週時点の運用成績

 

先週比       ー0,6%

年初来比 +0,6%

 

 先週に比べて下げました。

 当日に新規で購入したコロナ向けPCRテスト専門のフランス新興企業が前日に好決算発表したにも関わらず15%超の暴落。一気に主力銘柄に持っていったのがよくなく、マイナス8%の含み益といきなりなってしまいました。

2021年度も引き続き強い需要があると会社側のガイダンスはあったにも関わらず、市場は期待外れの内容と受け止めた様子です。

こういうのはほんと株の難しいところだなと思います。ほぼコロナ専門なので、ワクチンが行き届きみんなが動けるようになるとテストの必要性はなくなって会社の存在はなくなるというのが大きな懸念のようです。

今回の決算発表で借金は全額返済したので2021年度はさらなるコロナテストに有効性と確実性、検査結果の時間短縮、簡易性、そしてデータを活用するということに余剰金を使って投資するとのこと。

このこともコロナ一点集中してる状況を危惧されている。

持ち続けるか、見切るかは悩みどころ。

 

相場全体としてはロビンフットのゲームストップ事件で新たに株式市場に変化が起こりそうな様子。

若い世代がソーシャルネットワークを活用してヘッジファンド を窮地に追い詰めるという過去にありえないことが起こっていて、やはり株の分野も新しい時代が来るのかなと予感させます。

 

今週の不安定な市場は全てこのロビンフットによるゲームストップ事件で投資家の不安が高まり全体的に株価が下落した兆候を見せています。

自分の現在のキャッシュポジションは70%くらいのかなりの守りに入っていますが、主力の複数銘柄はほぼ医療関係に固まっているので 今後のコロナの状況に大きく左右されそうです。

内心は2月終わり頃まで株の取引をやらず様子を外から見るのが一番だと思うのですが、ついつい自分を試してみたくなるのが悪い癖です。

 

ヨーロッパの証券会社ではリーマンショック以降、自分の知識が足りないと思うのではっきりと言えませんが、個人の個別の空売りはほぼ禁止な状況になっています。

来週はさらに荒れそうな相場になりそうですが、無事に下げ止まらず年初来プラスをキープできるようにしたいです。


 


2021年1月22日金曜日

2021年 1月3週パフォーマンス

 前回の記事でも書きましたが、今年は可能な限り毎週の資産運用パフォーマンスを記録していこうと思います。

 

 年初来比 +1.2%

 

今週は先週までの勢いが変わってきた?感じで強い銘柄と弱い銘柄が別れ始めてきている様子。

引き続き、米市場は大型IT銘柄は人気があるが、新興株の動きは冴えなくなっている?まだ医療関係は粘り強い印象。

フランスは新興株の上昇が終わり、下落方向にトレンドか。

アメリカでバイデン新政権が始まり、これからどうなるか相場も揺れそうな感じですが、来週も守りながらもチャンスを見つけたい。

2021年 資産運用履歴について 

今年の資産運用履歴を記録しようと思います。

去年は3月からのコロナショックで世界の株式市場はあらゆる意味で史上例を見ない相場となりました。

3月から4月末辺りまでの相場は本当にジェットコースターに乗っている気分で、精神的に参ってこの辺りで株を辞めた人も多くいたと思われます。

しかし年度末を見てみれば、過去最高値を超えた米国、日本、その他とコロナショックはなんだったんだという有様でした。

過去最高利益を上げた投資家もかなり多く見られましたし、年度末付近から若手の投資家も参加するようになって世界の株式市場は空前の株ブームになっています。

 

未だコロナは終息を見せる様子もないですが、株式市場はそんなことは全く気にせずに(実際にはイベントごととして織り込まれますが)盛り上がり、今年2021年になってもすごい勢いで上昇しています。

今年はどのような運用成績になるのか記録のために毎週末ごとにチェックしようと思います。

 

2021年1月1日金曜日

2021年1月からお金に関わる変更点(フランス) 最低賃金、

毎年恒例になっている新年早々、フランスのお金に関わる変更点になります。

時間が取れ次第順次追加していく予定です。


 以下の変更は2021年1月1日より施行されます。


最低賃金SMICの値上げ

まずは多くの人に関係しているので最初に取り上げます。

今年は(も?)インフレが進まない関係で僅かな値上がりしかしていません。その値上げ率は+0,99%(面倒だから1%にすればいいのに)になります。ちなみに2019年は1.5%そして2020年は1.2%の値上がりでした。

額面の月の給料(週35時間)は1554,58€ (約19万5千円、125,26円/1€計算) で1時間あたりにすると10,25€ (約1300円)になります。

日本は最低賃金の制度が全国統一ではなく、各都道府県で制定されているようなので都会と地方では大きな差が出てきますが、生活物価を考えると日本の制度の方がいい気もします。

(厚生労働省から各県の最低賃金が記載されていたのでここでみれます)

フランスは最低賃金が全国共通なため、多くの人にとって支出の大部分が住宅(家賃やローン)に当たるので、パリのような大都市で働くことは生活が苦しくなる選択と言えます。

特に去年2020年のようなコロナで大部分のお店や施設が閉鎖または部分営業のみされている状況ではそこで働く労働者(大半の人が最低賃金)は生活できなくなりました。パリの住宅費はかなり高いので最低賃金だとおおよそ収入の半分が住宅費にかかります。相場平均で1ルームが月に600〜700€ (約7万5千〜9万円弱)。


住宅補助APLの算出の改革

続いて学生さんなどで収入の少ない人に興味があるものです。

なお、28歳以下の収入のない学生は受け取れる受託補助金額に変更はありません。

今までは2年前の収入に基づいてAPL申請した時の住宅補助金額が算出されていましたが、この度のコロナのような急激な生活スタイルの変化に合わせてリアルタイムに近い算出方法になります。

今回の改革により過去12ヶ月の収入からの算出になりました。サラリーマンや失業者は自動的にCAFに3ヶ月ごとに更新された情報が送られ、個人事業主、生活保護者は3ヶ月ごとに専用の用紙に申告して提出する義務があります。


切手代の値上げ

近年あまり手紙を送る機会は減ってきているのでそこまで気にならないかもしれませんが切手の値段も上がります。

Ecopliという一番安く送る切手が0,95€から1,06€、Timbre vert 緑色の切手(営業日2日到着)が0,97€から 1,08€に、そしてTimbre rouge赤色の切手(営業日1日到着)が1,16€から1,28€に値上がりしました。この10年間で切手の値段は2倍に値上がりしたようです。2011年は0,6€で購入できていました。


ガス代の値上げ

ガスはパリで使われる住居は少なくなっているので、どちらかというと大都市郊外や地方に住んでいる人に関係してきます。昨年度に比べて0,2%値上がりします。


タバコの値上げ

こちらはタバコが辞めれない人には毎回のことです。不思議なことに銘柄によって値上がりの幅が異なるようですが、おおよそ1%程度の値上げです。


Allocations familiales(家族手当)の申請条件の収入限度額の引き上げ

こちらは値上げではないですが、昨年度より1%ほど収入限度額が引き上げられています。


ここからは嬉しい変更、料金の引き下げについて、

Notaire(公証人)に支払う手数料の引き下げ

平均して1,9%ほど今までの手数料より下がります。ほんらいならば昨年の5月に変更されるはずでしたが、コロナのため外出禁止令があり延期されていました。