2016年11月22日火曜日

NYダウが過去最高値を記録

最近の世界株式市場は私の運用成績とは裏腹に絶好調のようです。


正直、とても悔しいし損失がでている状況に正気を保つことにかなりエネルギーを使っているように思います。

油断すると私の中のもう一人が、損失が出た分を早く取り戻して『すっきり』してしまえっと私の意識を乗っ取ろうとします。

一瞬でも乗っ取られると、冷静さを失った株の注文(特にデイトレードやスイングトレードのような超短期トレード)に走ってしまいます。


私も株式市場に参加して2年くらいになり、やっと『株式投資は忍耐が必要』であるというとても重要なことを意識しはじめました。

ところが、損失がでると我を忘れて(いや、もしかしたらもう一人の自分が本当の”我”なのかもしれませんが、、、)暴走しはじめます。


このような行為はおそらく性格がかなり関係していると思うので、普段の生活でもかっとなったり、いらいらするような性格の人は注意が必要です。



話は最初に戻りますが、本日終値でアメリカの優良企業で構成されるNYダウが19000を超える過去最高値を記録しました。
トランプが次期大統領に決まり、逆トランプショックとも言えるまさかのアップトレンドになっています。

アメリカのそれなりの指数をみていくとまもなくリセッション(景気後退)にはいる兆しがでていること、さらに来月の利上げの可能性がかなり高いことなどを考えると現状の株式相場の上昇ということはかなり意表を突かれているような気がします。

ただ、理由がどうであれこの世界は結果をだしてなんぼの世界なので、自分の読みや経験が甘いのだと反省しています。

年末前あたりまでは新規の注文は控えるようにして、冷静な判断力を取り戻せるようにしたいと思います。




 

2016年11月15日火曜日

ゴールド価格の行方

最近ゴールドの価格が急落しています。

ゴールドはETFという形で保有していますが、正直売り時を逃してしまいました。
そして今はプラスマイナスで微妙にプラスを保っている状況ですが、今後マイナスになるかもしれません。

株の売買をする上で、有名な格言があります。

『株は買い時より売り時が難しい』

まさに今回はそれを実感しています。ただ、こうなることもある程度予想はしていて、最悪、授業料を払って身を以て勉強させてもらっていると前向きに考えています。

人生なんでも失敗から学ぶことで大きくなるということがいろいろな本に書かれています。


ゴールド価格の下落の理由ですが、ここ最近のドル高と12月の利上げ、そして世界同時株高が主な原因のようです。

なので、いまのこの流れだとしばらくはゴールドがまた底辺あたりをうろうろする価格になるかもしれません。

表面上はまだアメリカ経済は景気がよくなっていると思っているようなので、その間はゴールド価格はお手頃な値段になりそうです。

ただ、ドル高が続けば、アメリカの輸出産業の売り上げに影響を与えるので、いつまでもドル高の流れがつづくとはあまり思えません。

アメリカのグローバル企業(海外で売り上げをだす)であるグーグル、アマゾン、フェイスブックなどはすでにこのドル高と利上げ予想の影響からかここ数日で大きく値をくずしています。

私はついに先日保有していました、ネットフリックスを全部売却しました。なんとなくいい流れじゃない感じがしたので。

ただ、今後また大きく値が下がってお手頃感がでたときは再度保有したい企業です。

ゴールドに戻りますが、売るタイミングを逃したとはいえ、あくまでポートフォリオの保険の意味もあるので、しばらくは様子見で保有を続けるというのが今の方針です。

もしかしたら、方針が変わるかもしれませんが。

 

2016年11月9日水曜日

トランプがアメリカ大統領に

前回のBrexitの再来があるのかもと少し思っていましたが、まさか本当にトランプが大統領になるとは世界はいよいよ『変革』の時代にはいってきたのかもしれません。


そしてトランプが大統領になるよりも私がびっくりしたのが、株価が上昇したことです。
これには多くの投資家がびっくりしていると思いますが、なにを根拠に上昇しているのか理解ができません。


前回の記事にも書いたように、私の現在のポジションは資産のかなり割合を空売りにしています。(正確には空売りではなく、ベア型レバレッジ付きETFになりますが。)

ですので、今のところはぼろぼろにやられています。
不幸中の幸いが、ぼろぼろにやられていても購入資産(空売りした)の10%弱くらいのダメージなので、レバレッジを効かせたETFは一度下落が始まればすぐに損を取り返せる範囲だと思っています。


株式の世界ではなんだかんだ言っても結果がすべてなので、結果をだせるように決断力と忍耐力を鍛えるしかありません。

現在のアメリカ市場で新規に購入できそうな銘柄が私にはみつけれないため、ベア型レバレッジを利用したものを購入しています。いつか大きく開花する日を待ちながら。

2016年11月8日火曜日

インドで高額紙幣の価値が突然消えた

インドで2種類の高額紙幣が突然利用価値がなくなるということがおこっています。

マフィアやテロ資金に流れるのを防ぐためという目的のようです。

以前、ブログ現金がなくなる時代にも書いたように今後、現金は世の中から消えて行く運命にあります。


 海外に住んでいるとほとんど現金を使う機会がないくらい、カード社会です。先進国で日本くらいなのではないでしょうか、時代に逆行している『現金以外おことわり』というのは。


日本では現金でないとことが運ばないようななにか裏事情があるのかもしれませんね。
 

大統領選挙

今日はアメリカで大統領選挙が行なわれています。

ヒラリーが勝利した場合は、一般的にグローバリズム(国境をなくす活動)が加速すると言われていて、トランプが勝利した場合はナショナリズム(国家優先主義)に世の中が向かうと言われています。

アメリカに住んでいない自分としては、はっきり言ってどっちでもいいです。

たしかにどちらが大統領になるかで世界の経済や政治は大きく異なると思いますが、それよりも、自分の住んでいる国の情勢にもっと関心をもって、自分でできることを行なうことぐらいしか自分にはできません。


私の今の株式のポジションはいままでのものをだいたい保有しつつ、株価が下落すると2倍に上昇する連動型ベアのETFをかなり増やしています。

現在までの成績でははっきりいって、マイナスになっています、、、
ただ、自分の中でなんとなく世の中の状況に対して株価が割高な気がするのと、長期の株価で見た場合、現在の株価は波の頂上あたりに位置しているので、上下の波の波形からそのうち株価は下落するであろうという予想で現在のポジションをとっています。

もしかしたら、このまま上昇するかもしれないですが、上昇するか下落するかの50%での確立で考えた場合を比較してポジションをとっています。

株価が上昇した場合
現在の株価がすでに過去最高値の近辺なので、上昇した場合でもよくて5%〜10%の範囲ではないか。という自己予想。


一方、
株価が下落した場合
株式市場では下落するときは一気に落ちます。そして上記に書いていますが、現在の位置が最高値付近ですので、控えめに見積もって10〜15%くらいは下がると思っています。

この予想に2倍というレバレッジのかかったものを購入することで、
上昇した場合は、10〜20%(これ以上に上がる確率10%と予想)
下落した場合は、20〜30%(これ以上に下がる確率30〜50% と予想)

つまり損をしてもあまり大ダメージを受けることはないし、その確率もかなり少ない。
一方、利益が出る場合はそこそこ資産が増えるし、その確率もまあまあある。

このように、今回は数学の『確率』からポジションをとっています。

年末までは株価が大きく動くかもしれません。


 

2016年10月2日日曜日

2016年9月の運用成績

運用成績の記録がかなり飛んでしまいました。


というのも、細かく記載するのに時間がかかるため面倒になってきたというのが理由です。

とりあえず、過去の細かい記載はやめて、2014年度末に比べてどれくらいのリターン(もしくは損失)がでているのかわかる程度にしました。

この簡潔化により、単純に運用成績を年率◯%で運用したということがわかるので、十分ではないかと思います。

年率リターンの目標は、偉大な投資家ウォーレンバフェットを目指ざし、『年率20%の継続』としています。

年率20%の継続(特に20年以上続けて)というのは本当にすごいことなので、かなり難易度は高いですが、目標は低いより高い方ががんばろうという気が起こります。


2016年9月末までの運用成績は2014年度末比で15、8%のリターンになっています。

複利計算すると約年率8%になります。

2016年9月28日水曜日

OPECが石油減産に合意

サウジアラビアが石油の減産に向けて軟化したようです。


いままではアメリカのシェール業者を潰すために、あえて原油安を容認していましたが、財政難に陥ったために新しく石油に頼らない経済成長である『ビジョン2030』に向けて動き始めた感じです。


2017年中にIPO(新規株式公開)を目指しているようです。
IPOすることにより莫大な資金を調達できるため、なんとしてもIPOを成功させる必要があるということから原油価格の安定が最優先であるのでしょう。


原油価格が下落したままだと誰も将来の原油関連株の成長に対して悲観的になるため、資金調達が難しくなるようです。


一般の人にはガソリン代や商品が値上がりするのでうれしくないですね。飛行機代もサーチャージがまた高くつくのもあまりうれしくありません。


しかし、この合意でしばらくは株式市場がまた上昇気配になりそうです。

2016年9月25日日曜日

なぜ、世界は経済成長をしなければいけないのか?


私の日課として、いろいろな投資ブログや経済情報をみています。


そこで、最近よく目にするのが、『銀行の経営状況の悪化』ということです。
世界的に経済の低成長によるマイナス金利や資金の借り手不足という状況から銀行の経営状況が悲観されています。


銀行は私たちの日常生活に必須なものになっています。
銀行口座がないと世の中にあるサービスを受けることができないという状況も多くみられると思います。
社会的な地位も得られず、『ならずもの』のような扱いになります。


そしてこのような状況が実は世界の経済成長に深く関係しているということに私は今更ながら気がつきました。

いままではあまり銀行の業務や経営方法などあまり気にしていなかったのですが、最近のニュースでたびたび目にするようになり、いまになってやっと仕組みがわかった次第です。


銀行の経営方針というのはどの銀行もほとんど一緒で、預金者からお金を低金利で借りて(集めて)、その資金を企業や投資会社、または個人に高金利(預金者に払う金利よりも高い利率)で貸すことによってその差額で商売が成り立っています。


そして銀行の経営はかなりのレバレッジをかけてこの商売を行なっています。多くの銀行が行なっている経営は、そのレバレッジが資本金の10倍 になっています。


世界の景気がいい時代はお金を借りたい企業や個人が多く、銀行もうまくまわっていたのですが、ものが溢れる今日、生活に必要なものは世界的にほぼそろっている状態で、わざわざ新しいものを買い替える必要がないというのが、世界経済が鈍化している原因だと思っています。


そして、借り手がいないとレバレッジをかけている銀行業務はなりたたなくなり、預金者に払う利子が多くなってきます。
収入は減る(お金を貸すことによる利子)が、支出は変らない(借りた利子を払う)ので、赤字経営になっていくわけです。


世の中はこのブログの冒頭に書いたように、生活を銀行に密着させたシステムで動くようになっています。

つまり、私たちの生活の『中枢に位置する銀行』というものが成り立たなくなれば、社会システムが麻痺することになります。

これは世界政府が一番恐れていることがと思います。

その結果、便利でなんでもある今日、私たち個人的には別に経済が成長しなくてもいいんじゃないか?という疑問は一掃されるわけです。

世界が経済成長しなければならない理由は、銀行を中心とした社会システムを維持するのに必須であると言えます。



 

2016年9月21日水曜日

米国の利上げがまた延期に

ずいぶんと久しぶりの書き込みになります。



さきほど、FOMCで9月の利上げも見送ることとなりました。
昨年末に利上げを1度行なっただけで、今年に入ってまだ一度も利上げを行なっていません。


現在の自分のポジションはゴールドの比率が大きくなってきています。最近は近年最高値から20%ちょっとの大きな下げを受けていました。


最高値あたりのときに売っておけばよかったと何度も『〜していたら』という過去の妄想にふけることもよくあります。


しかし、自分の中で近い将来に大きな金融危機、もしくは経済危機が来そうだということと、手軽に増刷できる通貨に対して信用していないということもあり、ゴールドの保持をしばらく決めています。


もしかしたら、これからもう少しあがったところで1/3〜半分くらい売るかもしれませんが、混沌とした現在は保険を兼ねて少しはゴールドをポートフォリオに残しておきたいと思っています。


結局のところ、アメリカも経済はそんなによくはなく、これからリセッション(景気後退)になる可能性がかなりありそうです。そしてその兆候はすでにいろいろな方面で数字としてでてきています。



自分にとってはこのたびの利上げの見送りのおかげでゴールドの下落をとりあえず防ぐことができました。


今年にはいり、すでに大きく値上がりしているのと、少し前のゴールドの人気(買い相場)は去ったような雰囲気があり、ここからのあまり大きな上昇は期待できませんが、さきほども書きましたように保険として保持しておくつもりです。


今年は円高に向かうのかもしれませんね。



2016年7月15日金曜日

ビットコインの存在位置


仮想通貨であるビットコインが少し気になったので、ビットコインの現状について少し考えてみました。


一昔前は、仮想通貨というもの自体の価値観が現在のように公式な通貨として認められていなかったこともあり、世間の見方は否定的なものでした。


実在しない通貨(手にもつことができない)にお金を払って手にするメリットがあるのかと。
ただのテレビゲームやソーシャルゲームの中だけで利用可能なお遊び通貨(まさにモノポリーのおもちゃ通貨のようなもの)ではないか。
どうせ、現実世界でなんにも交換できないただのオタク専用通貨だ。

ほとんどの人がこのように思っていたはずです。


そしてその当時のビットコインの価格です。


今から約6年前あたりの2010年前後で1ビットコインの市場価格はわずか10ドルあたりでした。


それが2016年7月15日現在の価格は、2014年のピークには劣りますが、 1ビットコインは650ドルあたりです。


わずか6年で約60倍の価値になっています。


ここで少し話しはそれますが、通貨や物の価値を考えたとき、その価値には裏付けがあります。


どこの国の通貨でも同じですが、通貨としての価値があるのは、その通貨に対して『信用』と『利便性』 が備わっているからです。


通貨としての役割を果たすためには、大勢の人が共通してその通貨を、他のものやサービスに交換可能な『信頼証書』であると認識することが前提となっています。

日本国内の主要通貨は『円』ですが、これは日本銀行と日本政府が通貨としての機能を保証する『信用』があるために、安心して他のものやサービスと交換することができます。


逆に海外に旅行にいったときに、レストランなどで円で支払いしようとしても利用できません。これは海外で円の『利便性』が備わっていない(つまり現地の人達の円に対する共通価値認識がない)からです。


つまりこの2つの関係からある通貨の価値が相対的に決まるわけです。



話は戻って、ビットコインは以前はこの『信用』(政府の保証)がなく、『利便性』つまり利用できる機会が少ないという理由で価格は低いままでした。


しかし、最近になって、世界各国政府の保証 (通貨として公式に認められる)と実物に交換できるもしくはサービスを受けることができるという利便性が高まり、ビットコインの価格は爆発的に高まりました。


私たちは普段あまりにもお金というものが身近にありすぎて、その本質がわからなくなることがありますが、基本的に『お金=信用』であることには変わりありません。


そして私はこの『信用』は、ある種の 『催眠』であるとも思っています。






上記に書いたように、大勢の信用があって、始めて取引が成り立つわけであり、それぞれが価値があると信じ込んでいる間(催眠がかかっている間)は価値があるわけです。



最近の金価格暴騰の理由はこの『信用』が薄れているからです。
いままで、通貨というものが信用されていたのですが、近年、各国中央銀行による金融緩和政策(新しくお金を刷ること=現在のお金の価値が下がる)によってだんだんと価値のある通貨から『紙切れ』になりはじめています。


ビットコインとゴールドの近年1年間のチャートを見比べてみるとわりと似たような動きになっているのはこのためだと思われます。



 ビットコインと金(ゴールド)の共通点は『簡単に増刷できない』ことであり、この2つの間での異なる点は『実物』か『デジタル』かの違いでしょう。


金(ゴールド)のメリットは歴史的に価値のあるものであり、物々交換に利用されてきたという『信用』、一方でデメリットは持ち運びが容易ではなく、売買に手数料がかかることが多い。


ビットコイン(仮想通貨)のメリットは世界各国で共通の価値があり、売買が容易で持ち運びが楽(海外送金など)、一方デメリットは歴史が浅く、価格のボラリティー(価格変動)が大きいことと利用できるサービスがまだ少ない。


と現段階ではこのような感じになっていると思います。


最近少しずつ広がってきている『お金の存在しない社会またはコミニュティー』というのは究極的に通貨というものの価値(信用)がなくなった、つまり紙切れになった状況を想定して生まれたものになります。


いずれにせよ、現在はこの『信用』が危うくなっている状況なので、世界が混沌としているわけです。







2016年7月9日土曜日

星の王子さま(petit prince)ファンに必見



星の王子さまが今年度70周年を記念して、パリに専門店をオープンしたようです。


フランス語の習得を目指す日本人にとってだけでなく、フランス人にとってもなじみ深い本なので、ファンにはたまらないですね。


専門店なので、もちろん星の王子さまのみのグッズが揃っているようで、その数は600点にも及ぶそうです。


フランスの郵便局で星の王子さまの硬貨(おそらく銀貨だと思われる)ものも70周年記念で発売してあるのをみかけます。


このようなアニメキャラはバービー、ハローキティー、ディズニーのように年月が経っても人々を魅了するものです。


お店の場所;
住所:



2016年7月8日金曜日

アロカシオン(住宅補助)がでなくなるかも


フランス政府は今月に入り、所得収入に対して高額な家賃を払っている人に対して住宅補助の減額もしくは削除の検討を始めているそうです。


これはパリやパリ近郊のアパートに強く関係していますが、学生や最低賃金者にあてはまりそうです。


おそらく、政府としては自分の収入に見合った家賃の住居に住むべきという考えでの今回の検討だと思われますが、そもそもパリの家賃自体が異常に高いので、難しい問題です。

最終的にパリには低所得世帯は住めないということになりそうです。

 

2016年7月4日月曜日

株式投資で勝率を上げるには


多くの人は株式投資に限らず、自己資金で資産を増やすために投資を行っていると思います。


日本では、アベノミクスの恩恵にあやかって『億り人』になった人も結構いるようです。

私は株式投資をはじめてちょうど3年目になりますが、ちょうどそのころは世界的に株価がまだ低迷している状況でした。

なので、そのときに多くの金額を投資していれば、特に銘柄を選ばずとも1、5倍近くまで資産が増えていると思います。



私の場合は、株というものが初めてで、最初は少ない金額から始めたにもかかわらずちょっと含み損になるとすぐに売ったりして、その後、株価が上昇すると購入、また少し含み損がでると売るというほぼ負けパターンの取引をしていました。


今思えば、その間は世界的に株式市場が上昇相場だったので大きな損害なく、資産もたいして増えずという状況でした。


上記に書いたように、最初に購入してなにもせずにほっておいたら1、5倍になっていたわけです。


『〜していたら』とか『〜だったら』と考えても仕方がないので、今回の経験をうまく次回の上昇相場にいかせるようにしたいと思います。



そして最近の相場をみているとまだもう少し上昇する感じもあるけど、10〜20%近くの暴落する感じもあるという状況だと思います。


ただ、将来のことは予想しにくいので、あまり一方的な方向に賭けてポジションをとると、今回のイギリスの投票のようにダメージを受けやすくなります。


自分もよくやっていたのですが、多くの投資家がはまるパターン(つまり負けパターン)は今回のような急落のときに怖じ気づいて、持ち株を売却し、今日現在のように株価が戻り、さらに高値圏にはいりそうな直前に、『ここで乗り遅れると利益を得る機会を失ってしまう』という焦りの感情が働いて割高で購入してしまう。

そして、そのすぐ後にどーんと調整がはいり含み損になって後悔!というパターンです。


ということは株で勝率をあげるにはこの逆のパターンをとるのが、一番勝率がいいということになります。


つまり、世界中で不安や問題がニュースで伝えられ、悪い材料ばかりがではじめたときが『購入のベストタイミング』であり、今日のようにFRBが今後利上げするどころか利下げをするかもしれない、世界中で財政出動が起こるだろうというような憶測が流れはじめたときに『売却のベストタイミング』ということになります。


実際、自分の資産も過去最高益になっていますが、どの銘柄を売ろうか悩んでいるうちに面倒くさくなってそのままホールドしている状況です。


ここで来週くらいにどーんと株式市場が下落したら、自分で書いた今日のブログのアドバイスをまったく実践していないただのアホになってしまいます。(そうなりそうで怖いのですが。)


やはり最終的には『敵は己の中にある』つまり最初に決めた単純なルールを感情に任されず、たんたんと実践できるかどうかということが資産を大きく増やす要となります。




2016年7月2日土曜日

世界を救うHERO(ヒーロー)達について


ここ最近の世界情勢や日本国内の自然災害などをみていると、時代はカオスの状態であり、過去の常識が覆されることが多くあります。


奇妙にも、たまたま『北斗の拳』の曲:『Taugh boy』(ユワーシャー!ではないほう)が流れてきて、 まさにクレイジーな時代へようこそという歌詞がぴったりと合いそうな時代です。



日本では『想定外』という言葉で流行らせていますが、想定外なことは日本だけでなく、世界各地で起こっています。


北斗の拳ではケンシロウが世紀末の救世主でしたが、現実的にみると個の生身の人間の力(特に武力)で世界を救えることはありえません。


今日の自然災害による地域の壊滅状態には、多額のお金が必要であり、多くのお金
をもっている富裕者や有名人が寄付という形で援助しています。

そしてこれらの人達はすごいことをしたということでメディアに取り上げられます。
そう、まるでヒーローのように。


しかし、多くのお金を寄付した人に注目が集まりますが、他人には見えない形で、しかもお金を寄付するわけでもなく貢献できることがあります。


大きなことを変えるには、大きな力が必要ですが、大きな力を得るためにできることは小さな力を集めることをたくさん集めてもできます。


自然災害に対しては、過去の人類の行なって来た事象が積み重なって現在の異常気象、汚染物質をつくっています。


化学物質の大量消費、廃棄による副産物が現代の病気、環境汚染です。


この時代を救うのはケンシロウのような少数の莫大な力ではなく、私達、各個人の習慣や考え方を改めることによって可能です。


できるだけ、浪費、廃棄を減らし、地球への負荷を減らすように考えるべきです。
日本や先進国で生まれ育った人は、そのあまりに恵まれた環境のためについつい無意識になりがちですが、私達の身の回りにあるものは全て有限資源であるということを忘れないようにしなければいけないと思います。


浪費は、将来の税金の値上げにつながることは間違いありません。
水を飲めるように浄化するにも施設、職員、薬剤が必要になりますし、プラスチック製品の廃棄なども街や海を汚す原因になり、その対策にまた税金がかかります。


習慣づいたことを変えることや、節約することはあまり最初は楽しいことではないと思いますが、各個人がこの意識を変えるだけで、すぐに世界は変るでしょう。



奇麗な空気、自然、そしておもいやりの絶えない仲間に囲まれて生活を送る方が、お金や権力を得るためにストレスを感じて生きるより、よっぽど豊かな生活だと思います。


幸せとはなにかと考えたときに、私はやはり、笑顔が自然とでてくる生活、つまり共有できる仲間、家族、環境、そして生きて行くために必要なおいしい食料がそろっているときだと思います。


なんのためにお金を稼ぐ必要があるのかという疑問にはまさに私たちは『安定』を求めているからに他ならないと思います。


では、莫大なお金を得ても、世界情勢不安による暴動、食料、自然の汚染があれば、いつまでたっても永遠にほんとうの『幸せ』は手にすることはできないでしょう。

まさに幸せの青い鳥。


少数の莫大な富や権力で世を動かして来たのがいままでの世界でしたが、これからは多数の小さな力や考えが今後の世界をつくりあげていくと思います。


私達一人一人が未来をつくる要素であるという自覚が大切です。


日常のささいな習慣を見直すことで未来へ大きな種をまくことができるのです。

2016年6月30日木曜日

2016年6月の運用成績

7月にはいりました。


今月はイギリスのEU離脱国民投票が行われたことが大きなイベントでしたね。


結果は大方の予想を覆すこととなり、数日間は世界株式市場も不安感から下落しましたが、意外にも市場はすぐに値を戻してきています。


この期間暴落を期待していましたが、思ったほど下落せず、結局なにも追加購入することなく終えてしまいました。


まあ、まだ今年は大きなイベントが他にもあるので、あせらずにそのときまで待つことにします。


しかし、為替のほうはしっかりと円高に動いていて、円資産をもっている人には外貨を安く仕込むいい機会が訪れたのではないでしょうか。


ユーロ/円も114円(6月30日時点)とユーロを購入希望の人にとっては割安な領域にはいってきたと思われます。

ちょっと前まで130円あたりだったことを考えるとかなり大きく動いています。



さて、6月も終わりましたので恒例の運用成績をみてみたいと思います。


いつものようにまず受け取った配当銘柄をみてみます。

アメリカ株式から、

CVX(現配当利回り:4、08%)(自己取得時からの配当利回り:4、47%)

IFGL (現配当利回り:2、99%)(自己取得時からの配当利回り:3、57%)

VTI (現配当利回り:1、9%)(自己取得時からの配当利回り:2、7%)

(特殊)
TOTAL GABON(現配当利回り:1、9%)(自己取得時からの配当利回り:0、6%)


続いてフランス株式から、

INFOTEL (現配当利回り:2、99%)(自己取得時からの配当利回り:3、44%)

BOIRON (現配当利回り:2、1%)(自己取得時からの配当利回り:1、98%)

ORANGE (現配当利回り:4、1%)(自己取得時からの配当利回り:6、51%)

INGENICO (現配当利回り:1、24%)(自己取得時からの配当利回り:2、12%)



続いて含み損益についてです。

フランス株式口座の成績は、2014年末比でマイナス1、4%になりました。
先月比からマイナス0、1%の下落。

イギリスの国民投票結果直後は激しく上下していましたが、最終的に先月とあまりかわりなく終わりました。


アメリカ株式口座の成績は、2014年末比でプラス21%になりました。先月比でなんと7、2%アップです。


アメリカ株式市場はイギリスの結果に対してあまり影響を受けず、逆にFRBの利上げが遠のいたことにより株価は上昇しています。

さらにユーロ/ドルでユーロがドルに対して大きく安くなったため、ドル資産であるアメリカ株式市場の含み益が増えた結果今月は先月比で大きく資産が上昇した結果になりました。

両方の口座合わせ、2014年末比プラス13%で先月に比べて4%も資産が増加したのはうれしいです。

ただ、個人的にはもっと株式市場が暴落してくれたほうが、安く仕込むチャンスだったので残念です。


また次回の暴落まで忍耐強く取引を控えたいと思います。



パリの交通機関の値上げ

世界の景気が悪くて、サラリーマンの給料があがらない年が続くことはありますが、交通機関の値上げがない年はないでしょう。


この8月1日から、つまりフランス人の多くの人がバカンスにはいって長い休暇を満喫している間に、メトロの切符とNavigo(ナビゴ)の料金が値上げされます。


メトロの切符は従来の1、8€から1、9€となり、Navigoは70€から73€とそれぞれ5、5%、4、2%の値上げとなります。


 ちなみにこの2つの間をとって5%の値上げを給料に例えてみると手取り10万円の人は5千円、手取り20万円の人は1万円、そして手取り30万円の人にとっては1万5千円ほど毎月多くもらえることになります。


もちろん、この計算は対比している金額が大きく異なるのであまり参考にならないですが、手取りが少ない人にとってはこの数値はかなりシビアになってきます。


これは手取り1000€の人にとって、メトロのチケット1€の値上げは給料の1%に相当しますが、手取り3000€の人にとっては1€はたかだか0、3%にしかならないからです。


最初にも書いたように、値上げは8月というバカンス中なので、あまり人々の関心はありませんが、バカンス明けの新学期がはじまる9月にその他の費用と重なり、ことの重大さに気づき、不満が職場に蔓延するようになります。


パリ市内に住んでいる人には自転車での移動がエコであり、運動不足解消、さらにはストライキの心配をしなくてもいいといいことだらけなので、自転車の利用が一番かもしれません。



2016年6月29日水曜日

パリの水と価格

パリと同時に思い浮かべるのが『セーヌ川』。

現実のセーヌ川はみんなのロマンチックな想像とはほど遠い茶色に濁った濁流状態。

なのでおすすめはやっぱり夜のライトアップされた時間帯がいいと思います。


よくパリの水道水はそのまま飲んでも大丈夫なのかという質問をみかけます。


この回答をするのはパリ市水道局からですが、パリ市水道局が言うには『世界で最高峰にきれいな水』であると唄っています。


その真実はほんとかどうかわかりませんが、いままでの生活でお腹をくだしたという経験は私はまだありませんので、わりと安心して水道水を飲むことができます。


ただ、パリ市水道局が唄う『世界最高峰の水』というのは水道局で処理されたばかりの水の状態のことであり、実際はそこから築年数の経った古い水道管をめぐって自宅まで届くので最終的にでてくる水は世界最高峰とは全く思いません。


水道管が古い(つまりアパートなどの建物が古いと配管が古い可能性がある)とそこに重金属やさびなどが溶け込み健康にいい水とはいいにくくなります。


もちろん、100年以上も水道管を交換していないことはないと思いますが、管轄しているSyndicat(管理会社)のメンテナンスに対する姿勢次第でかなり結果は異なると思います。


このような推測から私はミネラルウォーターを飲料水用に購入しています。たまに飲料水が切れたときにつなぎで水道水を飲むことはありますが、やはり味はおいしいとは思えないです。


パリとパリ近郊では主に4つの水源があり、その地区によって引かれている水源が異なります。ですから、味も処理のレベルも異なるので水質もかなり異なってきます。

4つの水源は、

1、Eau de la Marne (Nuilly-sur-Marne工場から)
こちらは主にパリ北からパリ東よりの地区に供給されています。

2、 Eau de l'Oise(Mery-sur-Oise工場から)
こちらは主にパリ郊外北西部に供給されています。

3、Eau de la Seine(Choisy-le-Roi工場から)
こちらは主にパリ南、南郊外に供給されています。

4、Eau de la nappe du Champigny(Arvigny工場から)
こちらは主にパリ郊外南東部に供給されています。



エネルギー表示は以下






そしてパリの水の価格は3、33ユーロ/m3となっています。
あまりピンとこないので、日常生活の中で例えてみましょう。

●トイレの水を1回流したとき

→ 0、04€(4サンチーム)


●食器洗濯機を1回使用したとき

→ 0、10€(10サンチーム)


●シャワーを1回浴びたとき

→ 0、30€(30サンチーム)


●洗濯機を1回使用したとき

→ 0、40€(40サンチーム)


●お風呂に1回はいったとき

→ 0、50€(50サンチーム)

とこのようになるようです。

フランスはほとんどが家賃に水道代が含まれているのでなおさら水道料金がぴんとこないですが、含まれているから無制限に使おうというのではなく、環境のためにも節水をこころがけしたいですね。










2、

2016年6月28日火曜日

第3次世界大戦

今日のヤフーニュースにとても心配な記事がありました。


先日、イギリスがEUを離脱する国民投票結果となりましたが、その影響のどさくさに紛れての挑発行為と思われます。


私も含め主な先進国の現役世代は戦争(ここでは武器を使用した軍事戦争)というものを知らない人が多いはずです。


戦争というものがまるで過去のものだったと思えるくらいに私たちの周りは豊かで安定しています。

しかし、過去の大きな2度の世界大戦をみてみると、戦争の始まりは、ささいなきっかけから起こっていることに気がつきます。

そしていつの時代も世界的に景気がよくない時期におこっています。

金融危機などは戦争に比べればたいていの人にとっては危機的なことではないと思いますが、戦争が起こって命を失えば全てがおしまいです。

今、一番注意しなければいけないことは戦争を起こさないこと。


世界をみわたすと、可能性となりうる火種はあちこちに存在しています。
ロシア、中東、中国、北朝鮮などは現在進行形ですからね。


自分の考える中国(人種差別的なものではなく、国として)が危険な理由は、経済の急激な急成長のあとの急低下による内政の不安定。

これはよく言われていますが、中国が中国共産党という一党独裁体制であり、国民には結党の自由がないいわば『独裁』国家です。


しかし、ここ最近の経済急低下(実際はリセッションしているともいわれる)によって中国国民の不満が政府に向くのを恐れているので、それを国外に目を向けさせようとしているのではと思われます。


鉄鋼の大量ストックも戦争を行うことで在庫が減るメリットもあり、2014年後半からの石油価格の暴落で石油のストックもしていたという話もでていました。


そして今回のイギリスがユーロを離脱したことにより、中国とユーロ圏の貿易も鈍化すると思いますので、中国としてはおとなしくしている時間がないのでしょう。


なぜ、時間がないかというと中国にはクレジット(信用)を利用した膨大な債務が残っていて、自転車操業のように常に前進しなければいけないからです。


これらのことは裏を返せば、中国がかなり行き詰まっていてやけくそ状態になりかけているのではないかと思います。


日本側の対応としてはあくまでも挑発に乗らず、忍耐強く時間が経つのを待ちながら世界の他の国々を味方につけるのが一番だと思います。


ここまではあくまで個人的な予想ですが、世界の現状はかなり危険な状況にあることには変らないはずです。


このようなことをふまえると、もうしばらくゴールドが上昇するように考えています。

と同時に保存食、生活必需品は最低限ストックしておくようにします。

各自が周到に準備していれば、パニック(人災)を回避できると思っているためです。

常に最悪の状況に対応できるように、自分でできる範囲のことはやっておくといいと思います。


でも、できれば戦争など起こらないことがなによりです。






2016年6月23日木曜日

パリで電気スクーターの貸し出しが始まった


PHOTO: 20miniutes.fr

以前にブログの記事でとりあげましたが、今週の火曜日からパリ市内で電気スクーターの貸し出しが開始されました。


このサービスはVelib(ベリブ)という貸し自転車、Autolib(オートリブ)貸し自動車の後継にあたるサービスでCityscoot(シティースクート)という名前のサービスになりました。


2015年から約1年かけてテスト走行を行った結果、満を持しての登場ということになります。


気になるサービスの利用のしかたですが、まずこのスクーターには鍵もカードも停留所もない新しいシステムの利用方法となります。

このサービスを利用するために必要なものは『スマートフォン』


アプリから利用できるバイクを見つけて、予約すると、4桁のコードを受け取ります。

そして、バイクを見つけてコードを入力すると利用可能という仕組みになっています。
ヘルメットはサドルの下に入っています。


次に利用できる時間ですが、まだ24時間利用可能というわけではなく、 午前7時から午後23時までのみとなっています。


そして現段階で利用できる範囲は限られていて、『Zone cityscoot(ゾーン シティスクート)』と呼ばれる範囲で利用可能となっています。

以下がZone cityscootです。


この範囲でバイク用の駐車場であれば、どこにでも置いて立ち去れるというメリットがあります。

これはVelibやAutolibのデメリットである駐車場所に空きがなくてパニックになるということからの大きな進歩だと思います。


あとは気になる利用料金ですが、システムは簡単で『乗った時間のみ』となっています。

乗り始め最初から0、28€/分で計算されます。

例えば、10分乗った場合は2、8€になります。


お得なパックも存在し、Cityriderと呼ばれる前払いシステムにより、2つのパックを選ぶことができます。

Cityrider100:25ユーロ/100分 (1分あたり0、25ユーロ)
Cityrider500:100ユーロ/500分 (1分あたり0、2ユーロ)



最後にバイクの利用できる条件です。

ー18歳以上
ー1988年1月1日までの誕生日の人は免許は必要ありません。
ー1988年1月1日からの誕生日の人はヨーロッパ規格の運転免許証が必要。


現在はまだ150台しか数がないようですが、今後1000台まで数を増やしていくようです。

ただ、利用時にはくれぐれも事故のないように気をつけましょう。



2016年6月22日水曜日

イギリスの国民投票

明日、いよいよイギリスがユーロを脱退するかどうかの国民投票があります。

世界中が注目する明日の国民投票ですが、明日の結果発表までどちらに転んでもおかしくないほどユーロ残留派、離脱派とも拮抗した状態です。


個人的な予想はイギリスは離脱しないと思っています。


はっきりした理由はないのですが、なんとなく昨年のギリシャのユーロ脱退かどうかに似たような雰囲気を感じていて、なんだかんだ言って結局ユーロに残った後、イギリスの立場を決めるために再度交渉などするのではないかと読んでいます。


というわけで手持ちの円現金を先日ユーロに小額ほど両替(換金所の為替レートは119円/ユーロ)してきました。

ちなみに換金所はいつもお世話になっている『Merson


ちょっと前まで1ユーロ=125〜130円あたりだったことを考えると 5〜8%ほど円高に振れているのでまあ妥当かなと。

あと以前の記事(ユーロ/円相場 (日銀の金融政策決定会合後)の感想)にも書いたように、自分の考えるユーロ/円相場域にあることも関係しています。

そして、もしイギリスがユーロ圏に残留した場合は、ユーロは円に対してだけでなく、ドルに対しても上昇すると思われます。
ユーロ/円だと123円くらいかなと予想。

株も上昇すると思います。


逆に、もしイギリスがユーロを脱退するようなことになれば、為替はユーロ/円が110〜115円くらいになると思います。110円あたりに下がれば、さらに手持ちの円をユーロに交換する予定でいます。

そして、世界同時株安(10〜20%くらい最悪下落するかもしれません)になると思いますが、そのときはゴールドがさらに値を上げてくれればいいなと期待しています。

とりあえず、手持ちの株はホールドして明日に挑みます。

この国民投票のあと26日にはスペインの総選挙も行われるのでヨーロッパはイベントづくしです。


2016年6月20日月曜日

Chevron(シェブロン)からの配当金

先日Chevron(シェブロン)より配当金を受け取りました。

シェブロンは『スーパーメジャー』と呼ばれる世界6大石油会社のひとつになります。


川上部門と呼ばれる石油やガスの探鉱、生産、輸送、精製、販売、そして川下部門と呼ばれる化学薬品の製造販売、発電事業を行っています。

代替エネルギー分野では、燃料電池、太陽光発電、二次電池、バイオ燃料、水素燃料、地熱発電などへの投資も行っているようです。


2014年からの石油価格暴落により売り上げは赤字になっているようですが、長年の意地で連続配当は行っています。

ただ、今後の石油の需要は代替エネルギーの影響で徐々に減っていくと思われるので、そのビジネスの転換をどう行っていくのかが今後の課題になっていくような気がします。

環境保護、自然エネルギーのブームなどによりかなり逆風にさらされているビジネスだと思います。


ここ一年の株価のチャートの見てみます。




昨年夏の底値ピークから少しずつ盛り返してきています。電気自動車がでてきていますが、まだまだ設備が整っていないのと、地方や田舎、さらには発展途上国ではまだ石油を使った車が主流だと思うので、しばらくは様子見です。

特に買い増しする予定もいまのところはなく、ホールドポジションでいます。



一株あたりの配当は1、07ドル(少数点以下の数字が細かい)で昨年からの増配率はまったくありません。しかし、赤字のなかでも配当金をだすことを維持しているのはさすが大手石油会社ですね。

今後は中東の石油生産量などが大きく石油価格に影響を与えるので、注意が必要ですね。


現在の株価からの配当利回りは4、15%です。高配当ですが、やはり今後の成長に不安があるので、さきほども書いたように、今後の買い増しは行わないと思います。

2016年6月5日日曜日

雨が降るなら運動でもしよう!



ほんとに雨多いです。 

今朝も小雨。

5月は雨で終わりました。

今月6月にはいっても雨。

まわりの住民、通りすがるフランス人も雨の影響、ストライキでストレスが溜まっているのか攻撃的です。 

南の太陽の多い、暖かい地域の人はのんびりした性格が多いというのは、まさに天気が人間の性格を変える要素であると言えます。

雨が降る続けた最初の頃は、まあ天気も悪いし、家でネット検索をして過ごしてきたのですが、こうも雨ばかりだといい加減、目も疲れてくるし、長時間同じ姿勢で座っているので体がかちこちになってきています。

ということで、雨が降ってもできる運動、またはスポーツを探してみました。

フランスは日本と違って、インナースポーツの施設が圧倒的に少ないです。
スポーツ施設があっても、週末はなぜか『閉まっています』。


この理由はあくまで個人的な考えですが、
フランス人の感覚だと、週末に汗かいて、スポーツするなんて『ロマンチックじゃない!』、『寝坊して、ブランチ(朝食と昼飯を一緒にとること)して映画みて、友達とカフェするのが一番!』という声が聞こえてきそうです。

でも、体を動かしたい人もいます。


最近パリ、パリ近郊で流行っているものはボルダリング。

フランスでESCALADE(エスカラード)と呼ばれるこの室内スポーツは全身運動になり、筋肉の付き方がきれいなので、男女共に人気になっています。

ロープ付き(escalade a cordes)とロープなし(escalade de bloc)のものがあり、ロープ付きは高さ10mくらいの壁を登っていきます。ロープなしは最大の高さが4〜5mで床全体にマットがひいてありそのまま飛び降りることができます。


escalade de bloc PHOTO:as-ostheo.com


escalade a cordes PHOTO:grimper.com


たいていのボルタリング施設はレストランも併設していて、食事もとれるようになっています。子供の誕生日会などの催しもの会場としても貸し出ししているようです。

そしてなぜかビールも販売していて、軽いパブのようになっているのは不思議ですね。
その他、Saunaサウナ(乾燥温室)、Hammamハマム(湿気温室) 、さらに各種ジムトレーニング室、ヨガ室など併設しているところが多いです。



一般に料金にはどのサービスにも自由にアクセスすることができます。専用のトレーナーの指導のもと行う場合のみ追加で料金を払うようです。

料金の目安は年間登録で200(学割)〜400€なので、月割りすると35€前後とそこまで高くないです。

営業日、時間も毎日朝から22時くらいまで開いているの利用しやすいのもいいですね。


さらに準備する持ち物はボルタリング用の靴のみ購入(30〜120€)するだけで服装は自由なので初期費用がかからないところも助かります。


Au vieux campeurというインドア/アウトドア専門のお店がパリ5区ソルボンヌの近くに30店舗ほどあります。このお店は各エキスパートがお店の担当をしているので、正確なアドバイスをしてくれて、値段も相場なのでとてもおすすめです。

ボルタリング用の靴は上級向けになるほど靴が反り返っているようです。
TECHNO X 
初心者向け Causson Easy-up

 KINTARO

OCTAN VCR


ボルタリングできる場所を探す場合はこちらのサイトが便利です。これらの施設はパリ郊外のところが多いですが、パリ市内にもパリ市などが提供する施設もあります。こちら

2016年6月3日金曜日

パリが大洪水に


Photo:Reuters

フランスでは雨が降り続ける状況がかなり続いています。

パリではセーヌ川がいまにも溢れそうな状況で、セーヌ沿いの道路は完全に水没してもはや道路の面影は見当たりません。

Photo:Reuters

Photo:Reuters

Photo: Reuters

この影響でセーヌ川沿いを通る高速地下鉄線RER C線は来週水曜日まで運行を休止しています。
公共交通機関もかなり乱れているようで数カ所のメトロが閉鎖されています。


今回の大雨の影響はかなり深刻でパリ周辺の低地の住宅はほとんどが浸水 もしくは冠水していて救助隊によるゴムボートでの住民救助作業も行われています。

自動車の中で泳いでいた鯉をつかまえた人(Leparissien.fr)

パリ郊外の被害(Leparissien.fr)

幸運にも昨日と今日は雨が降っていないので、この間にある程度避難したり、応急処置が行えると思いますが、まだまだ本格的な天気の回復はやってこなさそうなので、しばらくは注意が必要とされています。


2016年6月2日木曜日

2016年5月の運用成績

6月にはいりました。
フランスは日本の梅雨のように5月半ば以降ずーっと雨が降り続けています。
太陽が恋しいです。

今月はフランスの多くの企業が年に1回の配当金をだす月なので、私のフランス株式口座も楽しみの月となりました。

さて、5月も終わりましたので恒例の運用成績をみてみたいと思います。


いつものようにまず受け取った配当銘柄をみてみます。

アメリカ株式から、
AT&T(現配当利回り:4、95%)(自己取得時からの配当利回り:5、8%)

ACTIVISION BLIZZARD (現配当利回り:0、68%)(自己取得時からの配当利回り:1、6%)

COLGATE-PALMOLIVE (現配当利回り:2、19%)(自己取得時からの配当利回り:2、6%)

P&G (現配当利回り:3、28%)(自己取得時からの配当利回り:4%)

フランス株式から、
VEOLIA (現配当利回り:3、59%)(自己取得時からの配当利回り:5、6%)

AXA (現配当利回り:4、93%)(自己取得時からの配当利回り:6、3%)

MICHELIN (現配当利回り:3、04%)(自己取得時からの配当利回り:3、9%)

TECHNICOLOR (現配当利回り:0、93%)(自己取得時からの配当利回り:1、1%)


続いて含み損益についてです。

フランス株式口座の成績は、2014年末比でマイナス1、3%になりました。
先月比からマイナス1、2%の下落。

今月はレバレッジ付きベアETFの下げの影響(フランス株式市場は上昇)で少しマイナスの結果となってしまいましたが、今月はイギリスのEUを脱退するかどうかの国民投票が控えており、不安材料でフランス株式市場は一時下落すると予想していますので、あまり気にしていません。


アメリカ株式口座の成績は、2014年末比でプラス13、8%になりました。先月比で0、2%アップです。

両方の口座合わせ、2014年末比プラス8、9%で先月とかわりはありませんでした。
先月と変わりはなかったということは今月受け取った配当金を除くとマイナスだったということですね。

今月6月は下落する可能性が高いので覚悟を決めて挑みます。
いまのところ手放す銘柄はないので、売却してそのままにしてある現金で下落時には買い増しを行う予定です。

 

2016年6月1日水曜日

Procter&Gamble(プロテクター&ギャンブル)より配当金

先日Procter&Gambleより配当金を受け取りました。

この会社は日常的にお世話になっている人が多い商品を販売していて、一度はその会社名を見たり、聞いたりしたことがあると思います。

プロテクター&ギャンブルと聞くとぱっとしないのですが、通称『ピーアンドジー』と日本では呼ばれています。

ぱっと商品を見てみると、洗剤のアリエール、台所洗剤のJOY(ジョイ)、消臭材のファブリーズ、紙おむつのパンパース、ヘアケアのパンテーン、化粧品のSK-II、ひげ剃りのジレット、電気はブラシのオーラルBと本当によく知れた商品ばかりです。

このように日常生活品は私の好きなディフェンシブ銘柄なのと、長期に渡って連続増配を行っている会社でもあります。


ただ、近年は売上高の現状が目立っていて、あのウォーレンバフェットも最近一部を売却したそうです。

Yahooファイナンスより

年初めに例外なく10%ちょっと下落しましたが、ちょうどそのときに新規購入した銘柄です。

高い配当利回りと連続増配の実績があるのが購入した理由です。

一株あたりの配当は0,6695ドル(少数点以下の数字が細かい)で昨年からの増配率はなんとたったの1%しか増えていません。

現在の株価からの配当利回りは3、29%ですで悪くないのですが、気になるのがやはり増配率ですね。

今後の買い増しは少し考えさせられます。

 

2016年5月23日月曜日

近年最大のストライキになるかも

先週から労働法改正に対する石油供給車のストライキが本格化しています。

本日、月曜日に出勤の前にガソリンがなくなったから給油のためにガソリンスタンドへ寄ったところ、『売り切れ御免』の張り紙があちこちで張られていて、ガソリンが残っているスタンドには長者の列。

という同僚の話を聞きました。
同僚は明日朝5時に起きて、給油しにいくとやけくそになっていました。

パリを中心にフランス全土でガソリンが不足しているようです。
皮肉な話で、石油価格は過去最低ラインに下がっていて、本格的に上昇する気配がまだありません。
つまり、世界を見渡せば、石油はありあまっています。

しかし、そこはフランス。

他人と同じ行動はとりたくない。
右へならえと言われれば、左にならう。

まあ、今回はそういうものではないと思いますが、全くフランスのストライキには毎度、うんざりさせられます。

そして、パリの地下鉄などを運営しているRATP(パリ交通局)も6月2日から無期限のストライキにはいるそうです。

タクシーはUberなどに対してストライキを起す、電車もストライキ、そして労働法に対して
いろんな方面でストライキ。

もう、経済まわらないですね。

職場が家の近くで徒歩または自転車で通勤できる人はいいですけど、そんな人は一握りでしょう。

日本の増税もそうですが、しっかりと考えてからの案でないと国力を落としかねないことになります。

自分の場合、もしそのような環境に巻き込まれたら、あきらめて家にいることにします。
非常事態を乗り切るために、缶詰など日持ちする食料を備蓄しはじめようと思います。



 

最近のパリの家賃の高騰と契約更新拒否

民泊大手のAirbnbによるデメリットが記事になっていました。
民泊の不都合な真実

確かにフランスで現在起こっていることだと思います。ただ、Airbnbを利用する人は現状のホテルの価格とサービスがつりあわない、もしくは必要な部屋数がないという理由だと思われます。

資本主社会である以上、利用者は常に価格とサービスもしくは質を考慮して、それぞれ選択します。

記事に書いてあるようなデメリットはある程度、運営者側(Airbnb)の情報開示とフランス政府の政策によってかなり改善されると思います。

例えば、民泊として貸し出せる物件は一世帯で1つまで、そして現在のように120日以内までとし、Airbnb側で登録者が受け入れた日数をカウントするようにし、さらに民泊で得た収入はもちろん総合課税制度にすればいいのではと思ってしまいます。

いつの時代でも消えて行く職業や産業はあります。
日々切磋琢磨して人が必要としていることを提供できるかどうかが時代でも生き残る術になります。

2016年5月22日日曜日

パリのメトロのチケットがなくなる

現l'Ile-de-France(イルドフランス)の長Valérie Pécresseは2021年までにパリのメトロのチケット販売を廃止する予定であることを発表しています。

現在のパリの公共交通機関を利用する場合は、Navigoと呼ばれるマグネット型定期券(日本のsuicaのようなもの)か目的別チケットを購入する必要があります。

メトロのチケットは1枚の購入とCatnet(カルネ)と呼ばれる10枚セットで割引されたものが存在します。

以前の記事(現金がなくなる時代)でも書いていますが、今後は世界で現金がなくなる方向に向かっています。

最近のパナマ文書がその動きをさらに押し進める事件となりました。

パリとパリ近郊では、チケットの購入の際にかかる、使い終わったチケットのゴミ、窓口購入の人件費など無駄を省くことができると考えているようです。

チケットがなくなってからの代わりとなるものは、タッチ払いのクレジットカードもしくは専用のアプリの入ったスマートフォンから支払いを済ませたNavigoでの利用になります。

スマートフォンアプリを使ったsmart Navigo(スマートナビゴ)の利用は2018年から2020年から採用されるようです。






2016年5月20日金曜日

Colgate-Palmolive(コルゲート)からの配当金

昨日の続きになりますが、コルゲートパルモリーブから配当金を受け取りました。

Colgateは歯磨き粉を扱っている会社になります。
ほぼあらゆるスーパーや薬局に置いてあり、歯磨き粉は私たちの生活必需品の1項目になります。


歯磨きは普通の人であれば、一日に2〜3回は行う行為です。そしてこの行為は無意識の行為であり、このようなセクターは景気の善し悪しにあまり左右されることがないと思われます。

最近の株価天井説から今後の経済減速に備えて、少しずつ、このような生活必需品などのディフェンシブ銘柄に投資していくのも資産を守る一つの選択になります。

下の1年間チャートをみてもわかるように、今年初めの世界同時株式市場暴落にも、微妙な下げをしたくらいです。


Yahooファイナンスより


一株あたりの配当は0、39ドルで、現在の株価からの配当利回りは2、21%になっています。

個人的には配当利回りが少ないので、今後、3、5%くらいまで配当利回りが上昇したら買い増しを検討します。

2016年5月19日木曜日

Michelinからの配当金

本日は2銘柄から配当金を受け取りました。

こちらはフランスのタイヤ企業であるMichelin(ミシュラン)からです。
残念ながら現在の保有株数は1つのみ(チェックしているだけ)です。

私がミシュランの購入にいたった理由は世の中に車が走っている限り、タイヤは必要である(生活必需品)と思ったからです。

もしかしたら、将来、空飛ぶ飛行機が開発されて、この世からタイヤが必要なくなる日がくるかもしれません。しかし、空飛ぶ飛行機の実現にはまだまだ年数がかかりそうです。

しかし、車が走っている間なら、『なぜ車そのもの(車を製造している企業)を買わないのか?』という疑問がある方もいると思います。

私の考えは、多少がたがきていても車は頻繁に買い替えはしない。だいたい5〜10年くらいは乗り続けるのではないでしょうか。

タイヤは夏用、冬用と季節性があり、燃費の向上、安全性を考えると適度に買い替えをしたほうが、パフォーマンスがよくなります。

このような見解から投資対象になりました。

1株あたりの配当金は2、85ユーロで、現在の株価での配当利回りは 3、3%になっています。

今後、配当利回りが4%近くになったら、また再投資しようと考えています。


2016年5月17日火曜日

ストライキが本格的に

同僚の話によると、労働法の改正に対するストライキ(Manifestation)が毎週の水、木と行われるようです。

さらに明日からフランス国鉄SNCFもストライキを行うようで、パリ近郊の電車は通常の数の約3分の2くらいが運行するようです。

このストライキにともないオルリー空港は約15%の便をキャンセルすると伝えています。

フランスに旅行に来てる方やフランスから旅行にでかける方は交通事情をよく確かめたほうがよさそうです。
 

Activision blizzardからの配当金

先日にアメリカ株式口座の保有銘柄のひとつであるActivision Blizzardから配当金を受け取りました。

一株あたりの配当金は0、26$で昨年比で13%ほど増配になっています。

企業の紹介になりますが、Activision Blizzardは大手ゲーム制作会社です。
日本の会社で例えると、任天堂やスクウェアエニックスのような感じです。

私が株を始めた時の最初の購入銘柄のひとつですが、将来的にみてゲーム市場はこれからが成長分野であると思ったからです。


ファミリーコンピューター(通称ファミコン)からパソコン、スマートフォン前までのゲームを『ゲーム第一世代』と考えていて、スマートフォン、タブレットなどのゲームが『第2世代』と思っています。


ゲーム制作会社はフランス株式口座にも『UBISOFT』という会社を保有していましたが、株初心者の私は早い段階で売ってしまいました。
購入時は8€くらいだったのが、今では30€ちかくまで上昇しています!

Activision Blizzardは購入時から130%近い上昇になりました。


今後は『VR』と呼ばれるバーチャルリアリティーの分野が新しいビジネスを切り開きそうです。
そのときに、『仮想空間』であるゲームの制作のノウハウはとても有利になるとみています。
このVRでのゲームが第3世代になると思っています。

ただ、保有している私の経験(たかだか2〜3年ですが)からゲーム制作会社のデメリットは 株価の動きが激しいということです。〜ショックみたいな時はがつーんと大きく、なおかつ一番先頭にたって下げ始めます。

ただ、将来的には上記に書いたようにこれから成長していける分野だと思っているので、ぼろぼろに下落したときには涙ながらにも少しずつ買い増ししていこうと思っています。



2016年5月13日金曜日

AXAからの配当金

先日、保険会社AXAから配当金を受け取りました。

配当金は1株あたり1、1€で、昨年比でなんと16%近くの増配になっています。
これくらいの増配は珍しいので、むしろ財務経営を警戒する必要もあるかなと思っています。

ただ、AXAは世界最大手の保険会社のひとつで、保険事業というのは荒稼ぎできる分野であると聞いたことがあります。
保険は毎年値上がりしますが、保険を使うことはめったにない(アパート内の水漏れが多いフランスは別ですが、、、) ので、基本的には利益率を一定に調整できるような気がします。

私の購入単価から現在の株価は20%くらいしか上昇していません、購入価格と同様かさらに下落した際には少しだけ買い増しを考えています。

経済危機がなければ、高い配当率を誇る高配当銘柄としてポートフォリオに組み入れておきたいと思っています。

2016年5月8日日曜日

AT&Tからの配当金

先日、アメリカ株式口座の保有銘柄のひとつ、AT&Aから配当金を受け取りました。

一株あたり0、48$の配当金で昨年より、2、1%の増配となっています。そして現在の配当利回りは4、93%ほどで高配当の上位銘柄です。

昨年のいつだったかはっきりと覚えていないのですが、たしか32〜33$台で、以前の保有銘柄数と同じ規模で買い増しを行いました。

Yahooファイナンスより


今のところ、この買い増しがうまくいっていて15%近い株価上昇の恩恵を受けています。
そして、この会社の強みはなんといっても、最上位クラスの高配当です。

AT&Tはアメリカの2大通信会社のひとつで、ディフェンシブ銘柄としてポートフォリオの一部に組み入れています。

世界的に景気の低迷がみられる中で、値崩れがしにくいであろうと思われます。

通信業界はまだまだのびしろがあると思いますので、少なくとも数年は大丈夫だと思っています。

現代のような、社会の変革期は選定銘柄はとても大事になってくるので、あまりリスクをとらず、今後も成長できる可能性の高い銘柄を選んでいくようにしなければいけません。


2016年5月6日金曜日

VEOLIAからの配当金

先日、フランス株式口座の銘柄VEOLIAより今年度の配当金を受け取りました。

1株あたり0、73ユーロで昨年比で配当金は4、2%の増配となっています。
VEOLIAはゴミの回収や、水の排水処理などを手がけている会社です。
このような公共事業系の会社は、私たちの生活に必要不可欠な分野であるという理由で購入しました。

過去にほぼ全ての持ち株を売っていて、現在は記録用に1株のみ残して株価の動向をチェックしているのみです。

たしかこの銘柄は、株式投資をフランスで始めたときに、2番目に購入した銘柄だったと思います。

当時に比べて現在は約70%ほど株価があがっているので、そのまま持ち続けていたほうがよかったという結果になっています。

ただ株式投資に初めて参加した私はちょっとした値動きにどきどきしてすぐに売買をしていました。
最近は、めっきりフランス株式口座の売買は頻繁に行っていないため、 特に資産が増えるわけでも減るわけでもない状況です。

もう10〜15%くらい下落したら再び参加しようと思っていますが、いつのことになるのやら。

 

2016年5月1日日曜日

海外在住者に対してのマイナンバー (情報追加)

先日、フランスから日本の銀行口座に小切手を送った友人から話を聞きました。


その子は日本のSMBC信託銀行(旧シティーバンク)のマルチ通貨口座を海外に留学する以前から開設していました。
そして、その口座に小切手を入金するためにフランスから送ったそうですが、小切手を取り扱う手数料が引き落とされた後も、その小切手は入金されていないとのことでした。


海外在住者はマイナンバーをもつことができないので、海外在住という書類にサインして提出しなければならないと言っていました。


マイナンバーは日本に住んでいる日本人にもまだ多くの問題が残っていて、うまく機能していないようです。
ましてや、海外在住者向けの対応は、二の次のような扱いなのかもしれません。


なぜ、ちゃんと準備を揃えてからサービスを開始しなかったのか疑問です。
ましてや、お金という非常にデリケートな内容のものを扱うわけですから、ほんとうに国にはきちんとした対応をしてもらいたいと思っている人は多いはずです。

なにか早急に行わなければいけない理由があるのでしょう。


しかし、今や世界がひとつにつながっている時代なので、各国との共通の取り組みを行うことが今の世界主要会議で一番早急に議論しなければいけない課題の一つではないでしょうか。

私はスランスに住んでいますが、日本はどんどん生活しにくい感じになっているようにみえます。



(追加更新情報 2016年5月末)
 その後の友人からの情報によると、海外在住のチェックをいれて書類を送り返したら、無事に小切手が処理されて入金されたそうです。

2016年4月30日土曜日

2016年4月の運用成績

今月もほぼ終わりで日本では最高10日間の超ゴールデンウィークを迎える人もいるのではないでしょうか。
フランスは今年は逆で祝日が日曜日に重なり、連休が少ない(4連休が2回のみ)となっています。

さて、4月は過去のデータ上から株式相場が上昇する確率が高い月です。
なので3月中盤から4月末前くらいまではわりと安心してほったらかしを続けて配当金をゆうちょうに受け取れる期間になります。

今月は各国の金融政策発表がありましたが、為替のように大きく振り回されることはなかったです。(日本株をやっていないため)

日本株式に(特に日経銘柄)投資されている人は為替の変動に大きく左右されていると思いますが、最終的に為替に左右されるような企業は長期に渡って安心して投資を続けれる銘柄ではないと思います。

なぜなら、そこは企業の努力するべきポイントだと思うので、いつまでも『為替のせいで』というのは経営者の才能をうたがいます。

経営者とはそのまま経営のことを考えて決断をするべき立場であり、何年経っても為替がどうのこうのいうのは投資側からすると、経営者としての仕事をしていないという解釈になります。

厳しいようですが、それが経営者の仕事であり、株式会社だと思っています。


前置きが長くなりましたが、4月の運用成績を記録しておこうと思います。
まず、今月受け取った配当銘柄をみてみます。

アメリカ株式から、
IFGL(現配当利回り:3、56%)(自己取得時からの配当利回り:4、23%)

UNP (現配当利回り:2、52%)(自己取得時からの配当利回り:2、14%)

COCA-COLA (現配当利回り:3、12%)(自己取得時からの配当利回り:4、21%)

MO (現配当利回り:3、6%)(自己取得時からの配当利回り:7、63%)

VEREIT (現配当利回り:6、19%)(自己取得時からの配当利回り:6、01%)


フランス株式から、
Christian Dior (現配当利回り:2、15%)(自己取得時からの配当利回り:2、42%)


続いて含み損益についてです。
フランス株式口座の成績は、2014年末比でマイナス0、1%になりました。特に目立った変化はありません。


アメリカ株式口座の成績は、2014年末比でプラス13、6%になりました。先月比で4、1%アップです。

両方の口座合わせ、2014年末比プラス8、9%になりました。


石油価格の反発の兆候が見られて、Chevron、Tatol Gabon、UNPが持ち直してきています。反対にNetflixはぼこぼこにやられています。
しかし、ドル安になり、利上げがまた延期されていますので、金価格が再上昇し、含み益は購入価格から40%プラスにまであがっています。
ゴールドはここからさらに1、5倍くらいまで上昇したときに半分くらい売却を考えていますが、いまのところホールドです。

各国の金融政策迷走、ドル安など、まだゴールドに投資する魅力があると思っているので、しばらくは様子見で、どんと下がるようなときがあれば追加購入を考えています。

さて、来月5月はどうなるでしょう。
波乱の月になりそうです。パナマ文書の追加公表、イギリスの国民投票接近といろいろと不安材料のイベント目白押しです。



2016年4月28日木曜日

フランスでも地震多発

先日の熊本県や大分県を襲った地震はネットからの情報で被害状況を知ることができました。

そのすぐあとに、南米エクアドルでもマグニチュード7、8の地震があり、多くの犠牲者がでています。

その余波なのか関連した地震なのかはわかりませんが、フランスにも今日の朝、ボルドー地域近くのCharente-Maritime地域でマグニチュード5、2の地震が発生しました。

この地震はブルターニュ地方でも揺れを感じたそうです。


実はこの5日間にこのほかにもSavoir地方(アルプス山脈の近く)でマグニチュード2〜3、 Pyrenees-Atlantiques(スペインとの国境沿い)でもマグニチュード4の地震が発生していました。

フランスの地震分析を行っている人の発言によると、これらの地震に関連性はないと言っていますが、地震大国でおそらく世界最高技術をもっている日本の専門家や研究者でさえも正確な地震の関連性はわからないので、あまり当てにできませんね。

フランスの建物の構造は基本的に地震のことを考えて設計しているとは思えないので、築年数の古い建物は今後少し用心したほうがいいかもと考え始めました。

なんだか世界のどこに住んでも自然災害に悩まされる嫌なご時世です。


とりあえず、自分でできることは最低限(3日分くらい)の水と簡易食料を予備で確保しておくことです。

缶詰類を特売の日に多めに買い込むよう気をつけてみます。




 

ユーロ/円相場 (日銀の金融政策決定会合後)の感想

最近の為替について、つい数日前に記事に取り上げました。そのときの記事はこちらになります。

昨日、日銀による金融政策決定会合がありました。
この会合のちょっと前にどこからか日銀の情報が漏れて追加緩和を行うことがほぼ決まっているような内容であらゆるところに噂が広まっていました。

他の方のブログを見渡してみても、この追加緩和が行われる可能性がかなり高いということをかかれているのを多くみました。

この漏洩情報により、昨日まで急激な円安に動いていました。
ドル/円は108円あたりから112円近く、ユーロ/円は122円あたりから126円ちょっととどちらも約4円もの値動きがありました。


1週間ちょっとの間で、この値幅で動くのはかなり急激だと思います。

結果としては日銀は現状維持でなにも政策を変えませんでした。
これは逆サプライズとなって、日経平均は暴落し、為替も一気に円高に触れました。


ユーロ/円が126円を超えて来たころは、『あれ、自分の予想とは違う方向にいってしまったかな?』と内心心配していましたが、今日の時点では、先日の記事に書いたような範囲に向かう可能性があると思っています。


為替については以外に自分達の生活環境から判断するほうが、当たっている場合が多いような気がします。

日本で生活している場合、円安により、物価の上昇で生活が苦しくなるよりも、円高で海外から安くものを購入できたほうが、生活の苦しさは少ないような気がします。

円の価値が高いということは他の国の商品やサービスを安く購入できる機会ですので、このような円高のときに少しでも海外資産や外貨を購入して、分散投資を行うことが今後のなにかの役に立つと思います。




2016年4月26日火曜日

クリスチャンディオールから配当金

しばらく気づかなかったのですが、フランス株式口座PEAの保有銘柄であるクリスチャンディオールから配当金を受け取っていました。

自分のなかでフランス株にあまり興味がないのもあって、ほとんど口座の動きをチェックしていなかったのですが、4月21日に一株あたり1、35€で振り込まれていました。


せっかくなのでこの銘柄のことを紹介しようと思うのですが、おそらくこの『Christian Dior』を聞いたことがないという人はほとんどいないのではないかと思います。

言わずと知れた、超有名ファッションブランドです。
個人株式トレーダーの間では地味なほうにはいると思います。なぜなら、同じフランス企業で同類種の『LVMH』(モエヘネシールイヴィトングループ)のほうが圧倒的に有名だと思うからです。

ただ、この2つの間にあまり明確な差はないように思えます。株価をある程度追っていましたが、かなり似たような値動きをするのであとは個人的な好みの問題になります。


ちなみにフランス企業は年に1〜2回の配当時期があり、今回の春は配当を行っているほとんどのフランス企業が配当を支払う時期なので普通なら特に株価が全体として上がりやすい傾向にあると思います。

うれしいことにこのクリスチャンディオールは春と年末の2回ほど配当金をだすので、ちょっと得した気分になります。


ただ、今後の世界の流れをみると必ずしも高級ブランド路線(特にファッション)の売り上げが継続してあがるかどうかはあまり自信はありません。

分散投資の一部として小額保有していくつもりです。


2016年4月24日日曜日

海に近い不動産価格の下落が顕著に

今年の不動産市場の行方は世界株式市場同様に大きな波がありそうです。

先日に発表されたフランス公証人会による統計によるとフランス本土海岸沿いの不動産価格が大きく下落してる様子です。


約75%近くに及ぶ海岸地域の不動産価格が下落していて、下落率の大きいところでは10%ほどに及んでいます。


昨年比でみてみると、パリから北に位置しているBoulogne-sur-Merではアパート価格がマイナス8、1%、パリから一番身近にある海(エトロタ)はアパート価格はマイナス1、9%ですが、逆に一軒家価格はプラス13、6%と跳ね上がっています。


世界遺産に登録されているモンサンミッシェル近辺のサンマロでは、アパート価格はプラス3、7%ですが、一軒家価格はマイナス11、4%まで落ち込んでいます。


続いてワインの世界的な産地で有名なボルドーの価格は、アパートがマイナス3、7%、一軒家がマイナス3、4%になっています。


スペイン国境近くでバスク料理で有名なバスク地方のビアリッツは、アパート価格がマイナス3、4%、一軒家は昨年と同じ。


南フランスだと、モンペリエ近郊のラグランモットはアパート価格がマイナス1、9%、そのすぐとなりのアグドでは、アパート価格がマイナス6、7%、一軒家価格はマイナス7、8%です。


カンヌ国際映画際で有名なカンヌのそば、サンラファエルはアパート価格は、マイナス2、4%、一軒家価格はマイナス12、8%まで落ちています。
もう一つカンヌとニースの間に位置するアンテベスは、アパート価格がマイナス1、3%、一軒家はマイナス0、4%。

ニースの少し西よりに位置するマントンはアパート価格がマイナス2%、一軒家はプラス2、4%。


コルシカ島はアパート価格が平均プラス5%くらいあがっています。



今回の不動産価格の下落の原因は、小金持ちのセカンドハウスの手放しによるものだとみられています。近年、セカンドハウスにかかる税金も上がり、非居住率の改善を求めるフランス政府の政策の影響を受ける小金持ち層の資金移動のようです。

 一方、パリを含む大都市の不動産価格はいまのところ上昇しているようです。最近の傾向として、人が集まる都市群やリゾート地はまだ不動産価格が安定しているようです。

中途半端なリゾート地が最近は下落率が高いですね。

2016年4月22日金曜日

最近の為替相場の感想 (ユーロ/円)

ここ数日間で円に対して為替の動きがかなり激しい動きになっています。
一日の中で2円程度動くのはかなりのぶれです。

私はFXはまだ参戦していませんが、FXで資産運用している方は毎日がギャンブルのような感覚なのではないかと察します。



FXも株もそうですが、あまりにレバレッジをかけすぎると危機的なダメージを受ける可能性があります。
資産がマイナスになってからプラスに巻き戻すのはかなりのエネルギーが必要になるのです。


以前のブログにも書いたと思うのですが、10%下落した後、10%上昇してももとには戻りません。

実際に当てはめて計算するとわかりやすいのですが、

100円が10%下落すると 90円になります。(100x0、9=90)

90円が10%上昇したら99円です。(90x0、1=99)

同じ10%の上下なのですが、資産は結果として減ることになります。



かのウォーレンバフェットの格言のひとつにもあり、投資で成功するために何よりも大切なことになりますが、

ルールその1:絶対に損をするな。ルールその2:絶対にルール1を忘れるな。

 これは上記に説明したことに関係していると思います。


話は少しそれましたが、最近の為替の動きが激しいのでその動きに惑わされて心配になっている人もいると思います。
しかし、最終的に為替(ある国/または地域の通貨)はその国の国力に反映しているということを忘れてはいけません。


国力があがれば、自然とその通貨はあがっていきます。発展途上国に訪れたときに物価の安さに驚くのもその国力の差による通貨間の差になっているからです。

なので、冷静にその国力の差だけみれば、実際の価値が想像しやすくなるはずです。


私はフランスというEU圏の一部に住んでいます。
EU圏は数年前のギリシャ危機から若干の経済回復傾向にあると言われています。
しかし、フランスに住んでいる実感として経済が回復しているような感覚はあまり感じません。

パリの多くの百貨店では年中なんらかの割引セールがおこなわれています。


そしてあと2ヶ月後にはイギリスのEU残留をめぐる国民投票が行われます。
最近の欧州テロ事件の頻発、難民問題、EU圏内の所得格差、さらに最近はパナマ文書にキャメロン首相の家族が関与していたことなど考えると、問題だらけです。

ここからは私個人の予想になりますが、この流れを考えると、ユーロ/円の近況の適正範囲は117〜120円くらいかなと思っています。

今年にはいって一気に円高になりましたが、もうしばらくは円高が続くとみています。

あくまで私の予想なので、投資を考えてるかたは自己判断でお願いします。

VEREITからの配当金

先日アメリカ株の保有銘柄であるVEREITから配当金をいただきました。

この会社は昨年に会社名をAMERIC RCP REITから現在のVEREITに変更しました。


当時、この銘柄を保有しようと思ったきっかけはリートを少しポートフォリオに組み込んでおきたかったのと、毎月もらえる配当金がわりと高配当だったという理由でした。
たしか当時は10%近くの高配当だったと思います。

しかし、昨年末ごろの社名変更前後に毎月払われていた配当金がなくなり、社名変更後は他の米国企業と同じように3ヶ月おきの配当支払いとなっています。

この変更により配当金が実質下がりあまり魅力的な感じは受けません。

現在の配当利回りは6、24%となっています。

いつ売り抜けようかじっと機会を伺っていますが、あまり業績がいいわけでもないので、株価もあまりあがらない状況が続いています。ちなみに配当金が払われなくなった昨年に株価は20%近く下落しました。

その影響を受けているので少しでも含み益が出た時点で売却して、他の銘柄に乗り換えようと思っています。

 

2016年4月21日木曜日

ネットフリックスの株価

一昨日発表された2016年第1四半期の決算報告を受けて、ネットフリックスの株価が昨日約8%ほど下落しました。

今年にはいって、1〜2月の世界同時株安の影響を多いに受け、ネットフリックスの株価もかなり下落していましたが、ここ最近やっと復調の兆しをみせていたところでした。


今回の決算発表を受けての株価下落ですが、個人的にはすぐに株価がまた戻るのではないかなと思っています。


決算内容自体は決して悲観するものではなく、ネットフリックスのような将来の成長期待大の株は常に割安とはいえない状況なので、このくらいの下落は許容範囲です。
もっと下落していれば(20%くらい)、買い増しのチャンスだと思うのですが、まだ微妙に参加しにくいレベルだと思っています。

個人的には株価90切るくらいだと買い増しを考えています。


今後もネットフリックスの成長はしばらく続くと思います。自分達で質の高い映像作品を作り配信することで、利用客は満足したサービスを受けていると感じるので、簡単には契約の解約に至らないと思っています。


ドラマのようにシリーズもののヒット作品を数本提供できる環境は、ある意味タバコや薬物中毒のような『中毒性』のある経営だと思いますので、まだまだ株価はあがるでしょう。

2016年4月12日火曜日

アルトリアからの配当金

保有銘柄であるアルトリアグループから配当金を受け取りました。

アルトリアグループは主にたばこを扱う会社になります。有名なところは『マルボロ』ですね。

また、たばことは別に食品も扱っていますので、日本のJTに似た企業だと思うとわかりやすいかもしれません。

アルトリアの魅力は安定した配当金とあまり景気に左右されないセクターであることからディフェンシブ銘柄の一部として保有しています。

そして保有銘柄で一番重要な『連続増配』を行っている企業です。その連続年数はなんと46年になり、毎年受け取る配当金がぞろぞろと大きくなっていくわけです。


このような連続増配をおこなう優良企業を、株価が安くなったときにちょくちょくと買い足していくのが長期投資で成功する王道だと思います。



4月11日現在の配当利回りは3、55%でPER(株価収益率)は23倍あたりとなっています。
個人的には現在の価格は少し割高な感じがしますが、配当利回りが4、5%あたりになったら買い増しの目安と考えています。




2016年4月7日木曜日

コカコーラからの配当金

先日に保有銘柄であるコカコーラから配当金がはいっていました。


前回よりも少し増えていたので、はじめは為替の影響かなと思ったのですが、調べてみると今回より約7%増配して配当金がいただけることになりました。

コカコーラ社は毎年増配する傾向の会社なので、配当金生活を充実したい人には安定の銘柄となります。

このような連続増配を行う優良会社は調整期や暴落時に少しずつでもいいので購入して長期保有するのが、株式で生活を狙う人にとって有利になるはずです。


私自信はあまり炭酸飲料を飲みませんが、たまーにコカコーラが飲みたいときがあり、年に数回程度購入することがあります。

330mlの缶をひとりで飲みきることはいつもできませんが、気分をすっきりさせてくれるような気がします。


ちなみにフランスでは食中毒などにかかると、『コカコーラを飲む』というのが定説のようです。 中和するのか、治癒力があるのかわかりませんが、かなりの確立で言われます。

国が違えば、常識も変るのが海外生活での楽しみ?のひとつでもあります。

 

2016年4月6日水曜日

住宅ローン金利が1%台に下落

本日4月6日の発表になりますが、住宅ローン金利(平均利率)がついに2%を切り、1、97%になり戦後市場最低金利になりました。


今年(2016年)初めに2、15%だった金利は2月に2、09%に下がり、4月についに2%を切りました。

まだしばらくは下げ止まりそうにない様子です。

フランスでのアパートや家の購入にしばらく有利な条件が続きそうです。

最近の不動産のうたい文句は『今がマイホームの買い時です。家賃は上がり続けていますが、不動産価格は留まっています。毎月家賃を払うよりも安く持ち家を購入できますよ。』

ちなみにパリで不動産を探すなら、(フランス語のサイトになりますが)

se loger』:不動産情報がフランスで一番多く、いち早く新着物件を探せます。
pap』:不動産業者を介さず、個人間での売買、賃貸を求めている人向き。
le bon coin』:フランス最大のなんでも個人、業者売買サイト。不動産以外のカテゴリーも多く、不動産物件のみ探している人には少し不向きかも。
 

2016年4月1日金曜日

2016年3月の運用成績

3月もあっという間に終わり、日本では今日から新年度ですね。
フランスは他のヨーロッパ圏と同様に9月が新学期なので、今日から後半戦スタートです。

月末の恒例の運用成績を記録しておこうと思います。
今月は先月(2月)とは打って変わって株式市場の大幅上昇の月になりました。
G20の後の世界の中央銀行がそろって緩和的な政策を実施したことにより市場は大きく回復しました。

しかし、2月にでてきた幾多の悪材料は解決したのかというとそうではなさそうです。うまく裏に隠されているというのがほんとうのところでしょう。なので、また思い出したように同じ問題が出てくる可能性はかなりあるとみていますので、このあたりでの大きな投資は個人的には控えているところです。


さて、今月受け取った配当銘柄ですが、

アメリカ株式市場から、
石油大手のChevron(現配当利回り:4、5%)(自己取得時からの配当利回り:4、3%)

Vanguard Total Stock Market(VTI)(現配当利回り:2、43%)(自己取得時からの配当利回り:2、9%)


 今月はフランス株式市場からの配当金はありません。


続いて含み損益についてです。
フランス株式口座の成績は、2014年末比でマイナス0、92%になりました。先月に引き続き、レバレッジ付きのベアETFの短期トレードのおかげで先月よりも地味に回復しています。
フランス株式市場はまだ下がりそうな気がするのでしばらくはこのトレードで攻める予定です。


アメリカ株式口座の成績は、2014年末比でプラス9、5%になりました。
先月に引き続き、AT&Tの株価が上昇したのと、最近安定している金鉱株により先月比+2、1%の上昇です。
しかし、最近ユーロがドルに対して上昇していて(ユーロ高)、為替の影響でそれなりに
アメリカ口座内のパフォーマンスは下落しています。

外国株の難しいところは株式と為替の合算で数字をだすのが計算しにくいですね。

最後に、4月中盤くらいまではしばらく落ち着いた相場が続きそうですが、5月以降は大きな波乱の可能性も予想されるので、しばらく動きにくそうです。
2016年は我慢の年になりそうです。




2016年3月12日土曜日

またこの季節がやってきました

先日に天気が回復して、久しぶりの晴天が訪れました。

フランス、特にパリは冬の間は太陽があまりなく、どんよりした灰色の空に数ヶ月間閉ざされます。

やっと長い閉塞感から解放されるときでもある3月なのですが、ここには『罠』がまっています。

気温も少し上がり、日照時間も少しずつ長くなり、朝と夜がやっと明るさに包み始めるとパリジャン/パリジェンヌはここぞとばかりに外にではじめます。

太陽が冬でもサンサンと輝く時間の多い日本の生活だと分かりにくいのですが、この『やっと春がくる』というフランスでの気持ちは特別なものだと私は感じます。

実は『罠』というのは『大気汚染』のことです。(ちなみに去年の記事


久しぶりに晴天になり、私も外を歩いていると白いもやがかかっていることに気がつきます。
この『もや』が近年パリに深刻な被害を与えている正体『Paticulier Fine』通称PM10。

日本も中国からのPM2.5で深刻な健康被害を受けていますが、フランスも相当に酷い状況です。


近年は毎年この時期(3月中旬〜4月上旬)が特に酷く、この時期に外出すると、4月の中旬〜後半あたりから喉の痛みと咳が出始めます。

一度、症状がでると夏前くらいまで続く可能性もあるので、気をつけなければいけません。


もし、この時期に喉の痛みや咳の症状が見られた場合はこの『大気汚染』を疑ってみてください。

さらに、この時期は花粉症の時期も重なるので、花粉症の人はそのことも頭にいれておかなければいけません。



近く、公共交通機関やベリブ、オートリブなどが、大気汚染が深刻ななると無料で利用にできるようになると思いますが、あまり素直に喜べない状況にはかわりありません。

知り合いのフランス人はこの季節に海外に滞在したり、南フランスに逃避すると言っていました。
引退者なら可能ですが、働いている一般人や学生には簡単にはできませんね。

2016年3月10日木曜日

ストライキ連続コンボ

先日のフランス国鉄SNCFとパリ交通局RATPのストライキに続き、昨日の水曜日から労働規則の改定案である『loi El Khomri』に対する労働組合と一般市民によるストライキがフランス全土で始まったようです。

パリだけで10万人の近くがデモに参加し、フランス全土では40〜50万人近くになったとの発表でした。

ちなみにフランスの人口は約6000万人なので 12〜15人のフランス人に1人がストライキに参加しているということになります。


今回の改定案の内容が雇用者に有利な条件になるため、雇われ側である大半の一般市民が不満を訴えているということになります。

現在のよくない経済状況に合わせた、経済的不振による企業の損失を減らすために正社員を解雇しやすくする 改訂条件が盛り込まれている様子です。

フランスはここ数年、高い失業率が国内の問題になっていて、この改定案はさらに失業率を増やしかねない内容に思われます。

10年近く前の学生運動のように長期にわたるストライキに発展する可能性も考えられますので、パリ郊外からの交通機関を利用される方は、ことのなりゆきを注意深くみたほうがよさそうです。

2016年3月8日火曜日

ストライキ始めました ー2016年3月8日フランスにてー

日本の夏が近づいてくるとレストランでよく見かける表示『○○始めました』


○○の中には「かき氷」や「冷やし中華」などがよく思い浮かびます。


こんな感じで毎年の風物名物となっております、フランスのストライキ(Manifestation)が今夜もまた始まっています。

題名からすると、紛らわしく、まるで私がストライキを起しているようですが、私は『なるがままに』をモットーにしていまして、流されるまま生きていく生き様です。


今回はフランス国鉄SNCFとパリ交通局(RATP)2社による合同ストライキです。今回が初めてのタッグではないので(むしろいつもセットになっている気がsいますが)、フランスに住んでいる(特にパリ)人には『またか〜』という感じです。



気になるストライキによる交通ダイヤルの影響ですが、本日19時(現地時間)より始まります。今のところ、今週の木曜日朝8時まで。


SNCFはIle-de-France圏内でのTransilien(電車)の運行ダイヤルを通常3本のところを1本に減らしています。

地方行きの新幹線TGVは東方面行きが2本に1本、北、西そして南西方面行きが3本に1本となっています。

TER(地方線電車)も3本に1本の運行のようです。
格安電車Ouigoは10本に4本、そして国際線電車はスイス行きLyriaが10本に5本、そしてイギリス行きEurostarは10本に8本の運行予定です。

RATP側では主にメトロ、バス、トラムですが、特に目立つ混乱はなく、通常運転に近い状況とのこと。

RER B線(高速地下鉄)はRATP管轄のパリ南郊外のMassyから終点Saint-Remy-les-chevereuseまで2本に1本の運転。

RER A線(高速地下鉄)は通常運転の模様です。

最後にストライキの理由ですが、2013年より主張している「新規採用」と「給料アップ』とのこと。

個人的な感想ですが、フランスで公務員に当たるSNCFとRATPの待遇は一般サラリーマンに比べて遥かにいい待遇だと思います。公務員の数が多くなると国民はだらけやすくなるそうです。
かのギリシャも公務員の数がかなり多いため、その予算が大きくなりました。

ストライキをする暇があれば、もっと利用者に快適なサービスを提供することの改善に努力してほしいです。平気で時間が遅れる、車内アナウンスがいい加減、そして今回のような頻繁にあるストライキによる混乱とあまり好んで利用したくはないのが本音です。

どうもフランス人の「怠け癖」は、この世界的不況でも特に変化はなさそうです。

 

2016年3月5日土曜日

パリでお気に入りのカフェ



今日はパリの天気も午後からよくなったのと、家にあるコーヒー豆のストックがなくなったので、買い物にでかけました。

パリにはたくさんのCafe(カフェ)と呼ばれるコーヒー屋があります。Cafeと言っても、最近は食事がメインになっていたり、アルコール系に力をいれているところが増えています。

これはこれで、時代に合わせて変化していていいと思います。最近は自宅でもネスプレッソのように、カプセル式のエスプレッソメーカーでおいしいコーヒーを飲むことができるので、わざわざ外出してコーヒーだけ飲みにいくということもあまりないような気がします。


私も『いきつけのカフェがある』なんて格好よく言ってみたいものですが、 まったくといっていいほどありません。

しかし、雰囲気のいい、接客サービスがよく、おいしいコーヒーのあるカフェには、友人と待ち合わせをしたり、ふらっと気分を変えたいときなど訪れることがよくあります。


今日、訪れたカフェは食事やアルコール系にあまり(というかほとんど)力をいれていなく、純粋にコーヒーで勝負をしているカフェです。


そのカフェの名前ですが、『Verlet


お店はとても小さく、最近のコーヒーチェーン店のような開放感は全くありませんが、この古めかしい昔ながらのパリの雰囲気を感じることができるカフェなので、私はとても好きです。


最初に訪れたときは、席について店員さんが注文に来たときに『エスプレッソをお願いします』と頼むと、『どのエスプレッソですか?』と聞かれました。


おそらくフランスにわりと長めに住んでいる方でも、あまりカフェでエスプレッソを注文して『どのエスプレッソですか?』と聞かれることはめったにないと思います。

なぜなら、ほとんどのカフェでは1種類のコーヒー豆しか使っていないため、その一言で十分だからです。

しかし、ここのカフェで店員さんがそのあとに、メニュー表を渡してくれたときには、びっくりしました。

なんと、エスプレッソだけで30種類くらいあったのです!


いや〜、ここまで種類があると、もうわけがわからないですね。とりあえず、『店員さんのおすすめでお願いします。 』と注文せざるをえませんでした。
コーヒーはとてもおいしくて、おまけでついてくるチョコレートもおいしいです。

まあ、そんな衝撃的な出会いによって、コーヒー豆をここで買いたいなと思ったのがきっかけでした。

私は挽いていない豆を購入して、自宅でコーヒーをいれる前に飲む分量だけその都度挽いています。
スーパーの挽いてあるコーヒーに比べて、新鮮さを感じますし、香りがやはり違います。
私はコーヒー通ではないので、あまりコーヒーの入れ方をよく知りませんが、コーヒー専門店で豆を購入して、飲む直前に豆を挽くだけでもかなり違いがあるものなんだなと思いました。

本格的には、お湯の温度やコーヒーを入れる道具(イタリアンエスプレッソメーカー、フレンチプレス、ドリップ、サイフォン式など)によってもかなり違いがあるらしいです。
BIALETTI 直火式モカエクスプレス




BODUM フレンチプレス
KALITA 陶器製コーヒードリッパー
ハリオ サイフォン




いろいろとそのあとに用事もあったので、今回は席についてコーヒーを飲む機会はなかったのですが、無事に目的のコーヒー豆を購入しました。

ここのコーヒー豆の値段はピンからキリまであって、一番安いもので8€(250g)くらいで、高いものになると45€(同じく250g)のものもあります。

最初、勢いで『一番おいしいものをください』とお願いして、40€以上の値段だったので、きっぱりと『もっと安いものの中でお願いします』と言い直した経験がありますので、もしコーヒー豆をここで購入しようと思われるかたは気をつけてくださいね。


CAFE VERLET
アドレス:256 rue St Honoré 75001 paris
 


    

2016年3月4日金曜日

株は心理戦である


数週間前の嵐のような相場はどこにいったのか?



今週に入って世界の株式市場は上昇相場の雰囲気になっています。1月末から2月中旬までの超悲観相場がまるで蜃気楼のようです。

通常、株取引というのはいわば心理戦です。本来であれば、株価というものは企業の業績に沿って、または将来の成長予測から数字を割り出して値がつきます。

しかし、株価が毎日ぶれる(変化する)原因は市場参加者のそれぞれの『思惑』によるものです。
短期的な外部要因(為替や、金融政策、地政学的リスクなど)で株価が動くことは頻繁にありますが、これは近未来の予想から株価を占って、独自の価値観でその時の株価を評価しているからです。




株で儲けるにはどうすればいいか?という問題に対して、実に株取引というものは単純明快です。

安い株価のときに株を購入して、高い株価のときに持ち株を売却する

たったこれだけ。
この方程式に対して、私たちは特別な知能IQの高さは求められません。

でも、現実はこのように単純ではありません。おそらく、株取引を行ったことのある人ならそのことは十分に理解できると思います。




私の経験で例えてみますと、

最初の株価がまだ割高だなと自分で判断して買わなかったのに、その後数日間するする〜っと株価が上がり続けると、『早く買わないとまだまだあがる』という錯覚に陥ります。

そのときは最初に判断を下した『自分の中の適正株価』が崩れてしまい、市場参加者(他の投資家)から背中を押されて、勢いで購入してしまうことです。

そしてその後、すぐに株価が急降下して損する(大体10〜15%)か、数ヶ月間ほんの数%のみ上昇したあと、調整や暴落などでどーんと損をしてしまう(だいたい20〜30%)パターンです。

このように下落した際に、今度は『もしかしたら、もっと下がるかもしれないから、損失がさらに酷くなる前にここらへんで損切りして『すっきりしたい!」と売ってしまうのです。

その結果、元金が減ります。下落相場、もしくは暴落相場では、損をだした恐怖心から新規の投資(購入)をしなくなります。

その後、相場は数日〜数週間かけて勢いを取り戻し、高値圏に近づいてくるとあわてて買い出動モードになるわけです。



これでは、最初の株取引で利益を出す方程式の真逆のことをしていることになりますので、いつまでたっても資産は増えません。



ここまでは昨年末から現在までの時間軸上に、私自身の経験や他の人の株取引を考慮してメモしています。

タイトルに『株は心理戦である』と書きましたが、株取引で必要なことは本当に自分との戦い=つまり自分自身の心理コントロールなのだということがわかります。

損をだしているときに感じる『すっきりしたい』という感情をどれだけ抑え込めれるかが、資産運用をうまくおこなえるかどうかのポイントです。




上昇相場になってくると、少しの利益に目がくらんで突如、博打のような取引手段をおこさないようにメモ用紙に書いて、パソコンの画面横にでも貼付けとくいいでしょう。笑

頭でわかってていても、夢中になっていると、理性などすぐにどこかにいってしまうということを思うと、昔ながらのメモ張りは有効な気がします。




2016年3月2日水曜日

パリーブリュッセル間のTGV(新幹線)の新料金が登場!



先日に続いて、乗り物シリーズ第2弾です。

世の中どの国も不景気なのが鮮明ですね。低価格のサービスや商品がぞくぞくと登場しています。

昨日はタクシーのついてでしたが、これはタクシーVSユーバー(Uber)でした。

今回はTGV(新幹線)VS ?

まず、パリーブリュッセル間の新幹線はThalys(タリス)と呼ばれています。これは向かう国によって、例えば、イギリス、ロンドン行きの新幹線はEurostar(ユーロスター)で、スイス、ジュネーブ行きはLyria(リリア)になります。新幹線の名前が異なるのですが、基本的に新幹線です。

今日のニュースによると、ローコスト料金でなんと10€でパリーブリュッセル間の新幹線を利用できます。

『10€』がどれくらいの価値なのか分かりにくい人もいると思うので、一番身近にあるもので比較してみます。

先日にタクシーでのパリーシャルルドゴール空港間の話をしたので、その移動距離で例えます。

パリからシャルルドゴール空港まで一番安くいける交通手段が電車(高速地下鉄RER B線)の利用です。ちなみにこの切符の料金が『10€』です。

パリーシャルルドゴール空港間(約35km)10€
パリーブリュッセル間(約330km)10€

距離が10倍近く違うのに、値段は2倍だけ。マイナス金利でお金を預けている人が利息を払うというありえないことが起きている時代だと移動距離の金額も異常です。

ちなみにこの10€で乗車できる新幹線は『Izy』(おそらく英語の”easy"の発音に似せてつけられたと思われる)と呼ばれるもので10€は子供料金とのこと。

ここまで興味を引っ張っておいて、子供料金とはなんだよーと思われたかもしれません。


このニュースが本日でたばかりなので、私も騙されてしまいましたが、他のニュースを見比べて詳細をみてみると、大人料金は『19€』でした。

この19€は『切符の変更不可』、『返金不可』となり、オプションとして『XLサイズシートの選択』または『手荷物(スーツケースなどの大きなもの)の持ち込み』をプラス10€で可能であるということです。

なんかここらへんはローコスト空港会社のeasyjetのシステムを思い浮かべます。

さらなるローコスト席を求める人に、各電車に10枚限定の切符『座席保証なし(つまり立ち席)』があるとのこと。

切符の購入はネットからのみで、4月4日からサービス開始になります。

『Izy』はローコストであるために、通常のThalysよりも運行時間が平均して50分ほど長くなるようです。
通常Thalysのパリーブリュッセル間は1時間20分くらいなのですが、Izyは平均2時間15分くらいだそうです。この平均とは運行時間帯によって異なるとのこと。

これは、Izyが一部ローカル線の路面を借りて運行するので時間が余分にかかるようです。


最後に新幹線の新サービスは『Covoiturage(相乗り自動車)』に対抗するために企画されたようです。






2016年3月1日火曜日

パリー空港間の新料金 タクシー編


本日、3月1日よりタクシーを利用した場合のパリー空港間の新料金が発表されました。

いままで、空港からタクシーを利用した場合、パリまでいったいどれくらいかかるのだろうとどきどきしながら常に料金メーターを気にしていました。

またはインチキの多いここフランス(特にパリですが)で、タクシーのうんちゃんにうまく遠回りされて、料金を余分に払うことになった旅行者も多くいるはずです。

正規料金でのだいたいのパリー空港間の相場ですが、パリ右岸(北)からシャルルド空港まで40€〜50€、パリ左岸(南)からだと45〜55€くらいでした。

一方、オルリー空港からはパリ右岸(北)で30〜40€、パリ左岸(南)で25〜35€くらいです。

これに荷物(スーツケースなど)を後ろのトランクにいれるようなことがあれば、追加で1〜3€くらい請求されていました。

これは渋滞などない日中の時間帯での相場になります。渋滞したりするとすぐに10〜20€は追加でかかります。

パリに入るちょっと前、ゾーンでいうとゾーン3〜ゾーン2くらいで渋滞がよく発生していて、これはパリの環状線の高速道路(Periferiqueと呼ばれる)に多くの車が通るためです。

最近では空港までの高速道路の一部を空港行きのバスとタクシー限定にした路面もできました。

そして今日からこのタクシー料金は『パック料金』になりました。
どれだけ乗っていても、渋滞しても、そしていやなおっちゃんに遠回りされても”追加料金なし”でタクシーを利用できるようになりました。

その『パック料金』ですが、パリ右岸ーシャルルドゴール空港間が50€、パリ左岸ーシャルルドゴール空港が55€、そしてパリ右岸ーオルリー空港は35€、パリ左岸ーオルリー空港は30€と設定されています。

ちなみに初めてパリにくる日本人旅行客の方や数回パリを訪れたことがあるが初めてタクシーを使うような方にアドバイスですが、空港内での客引きや空港をでてすぐのところで『タクシー乗りますか?』のようなニュアンスで声をかけてくる人は白タクの可能性が高いので、断るようにしたほうがいいです。

正規のタクシーはタクシー乗り場で構えていて、向こうから『タクシー乗りませんか』などと声をかけてきません。

渋滞の多いパリの交通事情を考えるとこのパック料金システムはいい案だと思います。

タクシー業界はこれからもどんどん新しい改革をしなければ、Uberとの競争に勝つには難しそうです。

資本主義のいいところは、企業間の競争によって、消費者にはどんどんいいサービスが提供されてくることです。国営企業が運営するようなものに、『お客様のために』という言葉は存在しません。





2016年2月28日日曜日

2016年2月の運用成績



月末になりました。今月2月の運用成績を記録しておこうと思います。

今月も先月に引き続き、大きめな調整?暴落?が起こった月でしたが、最近は雰囲気として、世界の株式市場がずっと下がっている様子で、その下落が先月のことだったのか今月のことだったのかわからなくなり、自分の中の時間軸が混乱しています。

改めてチャートを探して来て振り返ってみると、バレンタインデーのちょうど前にあまりうれしくないプレゼントが市場から送られて来た格好となりました。

(YAHOO FINACE)

しかし、2月中旬の大きな下落にたいして、今回はポートフォリオの1部となっているゴールド銘柄が大健闘してくれまして、一般の人に比べあまりダメージが大きくなかったのが不幸中の幸いでした。

(YAHOO FINACE)

やっとゴールドの出番がきてくれて、ヘッジとしてちゃんと機能してくれたことがなによりの収穫でした。株の経験が短い人間にとって、ちまたで言われていること(ゴールドはリスク市場に強い)が本当なのかどうかというのはその時がやってきてみないとわからないものです。

今月は今後の株式市場の不安感がつきまとった月だったといえます。

今月受け取った配当銘柄になります。
まずはアメリカ株式口座から、
AT&T(現配当利回り:5、2%)(自己取得時からの配当利回り:6、7%)

PROCTER&GAMBLE(通称P&G)(現配当利回り:3、22%)(自己取得時からの配当利回り:4、2%)

COLGATE PALMOLIVE(現配当利回り:2、25%)(自己取得時からの配当利回り:2、6%)

続いて、フランス株式口座
NEOPOST(現配当利回り:8、3%)(自己取得時からの配当利回り:4%)

フランス株式口座の成績は、2014年末比でマイナス1、6%になりました。

先月よりもマイナス幅が縮小できたのは今月は下落相場に乗り、レバレッジ2倍付きベアETFで短期売買をして少し利益をだせたおかげです。

今回のように下落相場でも利益をだせる新しいテクニックを取得できたので、これは大きな成長になりました。

アメリカ株式口座の成績は、2014年末比でプラス7、4%になりました。

こちらは期待のネットフリックスがスランプ?に陥って最高値より30%近く下落しましたが、金鉱株の上昇のおかげとディフェンシブ銘柄であるAT&Tの上昇のおかげで先月よりもプラスで終えることができました。

今は少しずつポートフォリオの整理をしながら、現金の割合を増やしています。 これは今後のさらなる下落への対処と下落したときの優良銘柄の購入資金に当てます。

石油価格の暴落で石油関係株も大きなダメージをうけていますが、持ち株であるChevronは以外にも持ちこたえています。今のところ、購入時から10%の下落程度ですんでいるのが不思議なくらいです。

アメリカの企業は石油価格が70%近く下落していても、それなりの経営ができるのがすごいところです。石油関連でフランス企業のTotal gabonというTOTAL系の株を少しもっていますが、こちらは完全にアウトです。70%の下落でもう視界に入ってほしくない状態です。

このように自分の知らない、しかも遊び心(当時、配当利率が15%と表示されていた)で購入した株は落ちるとこまで落ちる(経験からして7割下落)危険があるということです。

極端に見返りのいいものには手を出さないほうがいいということを、まさにお金を払って学びました。致命的な金額でなく、かすり傷程度で済んだのでよかったのですが。

アメリカ株式市場はさらに10%近く下がったら、少しずつ追加購入して行く予定です。

フランス市場は、私のチェックしている銘柄(INGENICO、LVMH、UBISOFTなど)がまだまだ高値圏にあるので 、これらはしばらく様子見です。
当分はレバレッジ付きベアETFで短期トレードをねらっていこうと思っています。



現金がなくなる時代



フランスはほとんどの決算をクレジットカードで行います。日本のようにキャッシュで払うことはあまりなく、ほとんどのサービス機関でクレジットカードでの支払いが可能です。

よくフランス人の財布のなかに現金がほとんどないと言われます。『ほとんど』というのは本当に10€(約1200円くらい)もはいっていないということです。

日常の買い物ではスーパーでクレジットカード払いで済ませ、レストランにいくときも大抵はクレジットカード払い、たまに現金のみしか受け付けないレストランがあれば、そそくさと近くのATM機で引き出して支払う感じです。

もちろん、フランス人の金銭感覚もちょっとずれているように思いますが。みんながみんなというわけではないですが、銀行口座でマイナスで借りれる限度額まで借りることに、あまり抵抗をもっていないような気がします。
よく、『まだ○○€まで利用可能だから大丈夫』という言葉をこれまで何度聞いてきたことか。まあ、国民性なのかもしれません。

私は個人的にはカード払いは好きです。それは小銭をじゃらじゃらと持ち歩かなくていいし、それを触る必要もないので手が汚れない。財布の中がすっきりします。
あと、最近はお金を管理するアプリも登場して、家計簿的なことは自動で行ってくれるようになりました。日本だと『マネーフォワード』のように無料で十分役に立つものがあり、フランスでは『Bankin'』 を個人的に使用しています。

現在、多くの犯罪組織で取引されているお金はほとんどが現金で行われているようです。特に高額な紙幣(フランスだと1枚で500€)が存在し、そのような紙幣は持ち運びにもかさばらず、足跡もつかないようです。

その他に、各国で不正な取引を防止するためにも現金の取引をなくしていくという傾向になっています。

各国政府が全ての取引の流れを把握できるようになり、脱税や不正取引を防止するために今後このキャッシュレスの流れは急速に発展すると思われます。

スマートフォンからの直接の支払いできる新しい形のサービスも出始めて来ています。
これはNFC決済と呼ばれるもので、『APPLE PAY』や『GOOGLE WALLET』、さらに『ANDROID PAY』などがあります。これらは既存のクレジットカードの対抗馬になりそうです。
 
さらに『仮想通貨』と呼ばれる新たな価値観の『デジタル通貨』も存在します。少し前に大きな問題で世間を賑わした『BITCOIN』などがその部類です。

このように書くと、もうなにがなんだか正直わかんなくなります。
若い世代の柔らかい思考だとこのようにたくさんの情報があってもついていけると思うのですが、自分の世代や年配にはもはや別次元の世界になってきている感じです。

おそらく将来はクレジットカードを使って支払いするよりも、携帯(スマートフォン)で支払いをする方向になるはずです。今後、10年後には『財布』というものがなくなるかもしれません。現金がなくなり、カード払いに変る新たな支払い方法が確立してくるともはや財布の中にいれるものは身分証明証くらいですね。

とにかく、これからは大きな変革の時代になることは間違いなさそうです。


2016年2月26日金曜日

有事の金





長い眠りから目覚めたように、金の価格が急上昇してきています。

私は2年ほど前くらいに、過去の最高値から3分の1の価格に下落したときにお買い得価格になった思って購入しました。正確に言うと、金そのものの購入ではなく、金を扱う株式会社の株の購入です。
金貨自体は購入すると置く場所に困るのと、重いし、配当金もつかないという理由で購入しませんでした。

しかし、金銘柄を購入してからもずるずると下落していき、最近まで購入価格から最大マイナス40%超あたりまで含み損がありました。このままずーっと下落していくのかもと意気消沈してきていましたが、今年にはいって怒濤の勢いで上昇しています。
ゴールドの含み益も10%弱になり、やっと出番がまわってきた感じです。このままさらなる上昇をしてくれるとうれしいのですが、『有事の金』と言われるように、金価格があがるときは決して世の中がうまくまわっているとは言えません。

最近はクレジット(信用借り)の不安が大きくなってきていて、その信用が金(ゴールド)にまわっているという感じです。人々が現金やペーパー資産(株式)から信用がなくなると値上がりするシステムです。数年前の世の中はゴールドしか信用できない状態までいくと、そこが売却時期なのですが、はたしてどうなるでしょう。

資産運用における金(ゴールド)のポートフォリオにおける割合は5〜10%がいいようです。これはリスクヘッジになります。現在のように株式市場が大きく下落しているときは、金も大きく上昇するので上げ下げが多少相殺されて、大ダメージを防ぐことができます。

金(ゴールド)はドルとも密接に関係しているようで、基本的にドル上昇時は金価格は下落する傾向があります。昨年末まではアメリカで金利の利上げが確実視されていたので、それに伴って金価格は下落していましたが、今年にはいり、世界情勢がよくないので今後のさらなる利上げは難しいのではという憶測から最近は急上昇傾向になっています。

ゴールドの強みはさらに、マイナス金利を導入に対してもメリットがあります。
今までは金(ゴールド)の利益はキャピタルゲイン(購入時からの値上がりして、売却したときの利益)のみでした。
マイナス金利政策によりタンス預金は増加する傾向ですが、自宅に現金を置いておくことはセキュリティーに対して金庫の購入などお金がかかってしまいます。ゴールドにはいままで金利がつきませんでしたが、この『金利がつかない』という、いままでのデメリットがこれからはメリットになります。

ゴールドは憧れから少しは現物でもっていても悪くないような気がしますので、次回の大幅な下落局面では金硬貨の検討を考えてみます。

延べ棒タイプだと重いのと、いざ換金するときに税金がかかる可能性があります。各国でお金の不正移動を防ぐために換金限度額が設定されていると思いますので、それを超えないために、そしていざ交換する時も、小さい額のほうが使い勝手がいいので金硬貨をおすすめします。