先日に続いて、乗り物シリーズ第2弾です。
世の中どの国も不景気なのが鮮明ですね。低価格のサービスや商品がぞくぞくと登場しています。
昨日はタクシーのついてでしたが、これはタクシーVSユーバー(Uber)でした。
今回はTGV(新幹線)VS ?
まず、パリーブリュッセル間の新幹線はThalys(タリス)と呼ばれています。これは向かう国によって、例えば、イギリス、ロンドン行きの新幹線はEurostar(ユーロスター)で、スイス、ジュネーブ行きはLyria(リリア)になります。新幹線の名前が異なるのですが、基本的に新幹線です。
今日のニュースによると、ローコスト料金でなんと10€でパリーブリュッセル間の新幹線を利用できます。
『10€』がどれくらいの価値なのか分かりにくい人もいると思うので、一番身近にあるもので比較してみます。
先日にタクシーでのパリーシャルルドゴール空港間の話をしたので、その移動距離で例えます。
パリからシャルルドゴール空港まで一番安くいける交通手段が電車(高速地下鉄RER B線)の利用です。ちなみにこの切符の料金が『10€』です。
パリーシャルルドゴール空港間(約35km)10€
パリーブリュッセル間(約330km)10€
距離が10倍近く違うのに、値段は2倍だけ。マイナス金利でお金を預けている人が利息を払うというありえないことが起きている時代だと移動距離の金額も異常です。
ちなみにこの10€で乗車できる新幹線は『Izy』(おそらく英語の”easy"の発音に似せてつけられたと思われる)と呼ばれるもので10€は子供料金とのこと。
ここまで興味を引っ張っておいて、子供料金とはなんだよーと思われたかもしれません。
このニュースが本日でたばかりなので、私も騙されてしまいましたが、他のニュースを見比べて詳細をみてみると、大人料金は『19€』でした。
この19€は『切符の変更不可』、『返金不可』となり、オプションとして『XLサイズシートの選択』または『手荷物(スーツケースなどの大きなもの)の持ち込み』をプラス10€で可能であるということです。
なんかここらへんはローコスト空港会社のeasyjetのシステムを思い浮かべます。
さらなるローコスト席を求める人に、各電車に10枚限定の切符『座席保証なし(つまり立ち席)』があるとのこと。
切符の購入はネットからのみで、4月4日からサービス開始になります。
『Izy』はローコストであるために、通常のThalysよりも運行時間が平均して50分ほど長くなるようです。
通常Thalysのパリーブリュッセル間は1時間20分くらいなのですが、Izyは平均2時間15分くらいだそうです。この平均とは運行時間帯によって異なるとのこと。
これは、Izyが一部ローカル線の路面を借りて運行するので時間が余分にかかるようです。
最後に新幹線の新サービスは『Covoiturage(相乗り自動車)』に対抗するために企画されたようです。
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