2022年7月23日土曜日

2022年 7月3週パフォーマンス

 

先週比(昨年度末比):+1,0%

年初来比:-5,3% (ただし保有ロシア株の損失は反映されていません)

S&P500 ($3961) 年初来比 ($4800):-17,4%


今週の相場は先週に引き続き、底堅い動きでした。

悪材料が出ても、一瞬怯むことはありますが、その後に力強く巻き戻していて、本当に6月が底になった雰囲気が出始めています。


ただ、今は経済指数発表に対して(利上げ、金融引き締め)の動きであり、先週から始まった企業の第2半期決算が今後の株価の流れを左右する重要な要素となると思っています。


ハイグロ大手のTeslaは先週に決算をいち早く発表し、この環境で悪くないものと捉えられ株価は大きく10%くらい上昇しています。


しかしその後、広告事業セクターであるSnapchatの悪い決算の発表の後、グーグルの親会社であるAlphabetを筆頭に広告事業系の企業は大きく売られる展開となりました。


来週火曜日にAlphabetの決算があるので、ここが一つのポイントになりそうです。


中小型ハイグロはすでに大きく反発を始めており、トレンドとしては上昇傾向になっているように思えますが、これからの各企業の決算次第で10〜20%  の株価の大きな上下が予想されるのであまり大きすぎるポジションはとらない方が良さそうです。


その他の世界の出来事としては、まずロシア、ウクライナが穀物輸出のために木曜日に合意をしましたが、その翌日にロシアが輸出を行う港を攻撃するというなんともロシア的な動きをしています。

本当にこの合意が守られるかどうかはこれまでのロシアの行動を見ているとあまり信用がないようですが、もし本当に輸出に至ることができれば、それはこの戦争の終結の小さいながらもはじまりの一歩になるのではないでしょうか。


あと、コロナもまた世界的に再拡大していますし、サル痘も金曜日にWHOが最重要警戒を発表しました。

相変わらずさまざまな疫病が次から次へと出てきて、本当に地球環境の汚染をしみじみと感じます。


ただ単にお金が増えることよりも今よりも快適に(健康、精神的な安定感など)過ごせるように経済がうまく軌道修正していくことを願っています。

2022年 7月2週パフォーマンス

 


先週比(昨年度末比):+0%

年初来比:-6,3% (ただし保有ロシア株の損失は反映されていません)

S&P500 ($3863) 年初来比 ($4800):-19,4%


今週は身の回りで色々忙しく、あまり相場をみておらず売買も少なかったためか増えも減りもしないという結果に。


今年は天気が良すぎて、雨が降らないので外出が増えています。あと、コロナ規制がほぼない2年ぶりの夏ということもあり、みんな活発に動いているようです。


今週はCPI発表で予想を上回る指標が出たにも関わらず、もう織り込み済みなのか逆に反発しました。

特にハイグロ銘柄は大きく上昇しています。


週を終わって指数をみると逆に先週比で増えてないことにびっくりしたくらいです。



2022年7月22日金曜日

今秋のガソリン購入援助 

トータルエナジーが本日、フランス人の購買力を高めるための新たな施策を発表。

フランスの石油・ガス会社であるトータルエナジーは、9月から11月の2ヶ月間、同社の全サービスステーションで1L当たり20セントの割引を適用し、12月からはその後1年を通じて10セントの割引を適用するという内容。

このリベートは、燃料価格の高騰に対処するために政府が交付した18セントの援助金に追加されるものになり、政府による支援は、10月に12セント、11月に6セントと下がり、12月にはなくなる予定。

2022年7月21日木曜日

イタリア マリオ・ドラギ首相が辞表を提出

 マリオ・ドラギ首相は21日、連立政権の崩壊を受けて辞表を提出したことにより、EU圏にまた不安材料が増えた。

ドラギ首相は辞任するしかない様子。



ドラギ首相が2021年2月以降の政治への経緯を見てみると、

イタリアの主要政党が、あらゆる方面から、イタリアの改革を可能にするために協力するように説得。

2012年7月に発表された「Whatever it takes(必要なら何でもする)」という言葉によってドラギは誰もが認めるスーパーヒーローとなった。


イタリアは改革が10年から15年遅れており、ドラギ首相が就任して1年余りしか経っていないため、改革を始めたが、そこにはイタリアの歴史的政治という邪魔が入った。


これにより、ドラギ政権に歪みが入り始め、連立政権のパートナーでさえ、改革に賛成することを拒んだ。


このときにドラギ首相は、「辞任する」と脅したり、「信任投票」を呼びかけたりして、自分の権威を取り戻そうとしたが、これはうまくいかなかった。


さらに悪いことに、「五つ星運動」、「リーグ」、そして「フォルツァ・イタリア」の3党が投票のボイコットを希望したため、この信任投票は通常の条件下では実施できなかったのだ。

したがって、ドラギは今日辞任する以外の選択肢はないという状況に。


ドラギは10月に行われるはずの次の選挙まで政権を維持するが、それ以上のことはできないだろう。

というわけで、カオスな時期に突入です。

最初の世論調査では、中道右派、とりわけジョルジア・メローニの極右政党「イタリアの兄弟」がこの選挙で受益者となり、「5つ星運動」は敗北するだろうというものであったが特にニュースはない様子。


イタリアは改革と引き換えに、欧州から2000億ユーロの援助を受けることになっていた。成長のために必要なこの援助が、疑問視される可能性が出てきた。


イタリア政府の借入金利は今後数週間で上昇すると予想され、ECBは経済圏の「分断化」を避けるためにイタリア国債に大規模な介入をせざるを得なくなる。

イタリアの株式市場も圧力を受ける可能性があります。

そして、 EUが圧力を受ける理由がまた一つ増えることになりそうです。



2022年7月17日日曜日

2022年 7月1週パフォーマンス

 

どうやら7月1週目のパフォーマンスを先週投稿したつもりが投稿されておらず、保存もされていなかったため記事ごと消えてしまいました。


先週比(昨年度末比):+0,9%

年初来比:-6,3% (ただし保有ロシア株の損失は反映されていません)

S&P500 ($3899) 年初来比 ($4800):-18,7%


2022年7月10日日曜日

2022年 6月5週パフォーマンス

 

6月第5週時点の運用成績 

 

先週比(昨年度末比):-0,3%

年初来比:-7,2% (ただし保有ロシア株の損失は反映されていません)

S&P500 ($3899) 年初来比 ($4800):-18,7%


今週は金曜の米雇用統計などありましたが、週を通じて安定した相場になりました。

インデックスであるS&P500は今週3%超ほどの上昇になり底打ち感を出し始めている感じです。


雇用統計は予想よりも強い数値が出ましたが、内容を見てみると、フルタイム雇用者はマイナス15万、パートタイムはマイナス32万人だが、複業者はプラス24万人で労働者数は減っているが、複業をしている人は増えたという内容でした。


この『複業』の内容が気になります。

低賃金者が生活苦のために低賃金職を複数持っているのと、高賃金職者が高賃金職を複数持っている場合が想定されます。


来週は7月13日火曜日のCPIが特大目玉イベントかなと思っています。

ここ数週間で原油、穀物、マテリアル価格などリセッションからの懸念から大きく下落しましたが、今回発表の数値にはまだ反映されないそうです。


もう一度、0,75%の利上げが行われる可能性はかなりありますし、今月後半から企業の第2半期決算の発表も始まるので、その内容次第では改めて底値を探る展開にもなり得ます。


大きなポジションはまだ個人的には取らず、これ以上減らさない運用を行う予定です。



2022年7月7日木曜日

フランス政府のこの夏に対する購買力向上政策

フランスのインフレ率 

フランス政府は本日7月7日(木曜)にインフレに対するフランス国民の購買力低下を防ぐための政策を発表予定です。


エネルギー、食品価格など生活必需品の物価が大きく上昇している中、低所得世帯を中心に生活が苦しくなっているフランス国民への対応となります。


今回の政策予定では主に定年退職者の退職金、そして社会手当の4%、公務員の給与を3,5%引き上げ、別に低所得者層へ食料補助金100€、さらに子供一人につき50€の追加、エネルギー補助金としてガソリンの0,15€から0,16€へ金額拡大、テレビ税の廃止、そしてマクロン手当を3倍にするというものです。


マクロン手当についてはまた後日、時間があれば取り上げたいと思っています。


フランスの購買力と平均所得、そして最低所得者層ね受給割合