2015年12月30日水曜日

2015年度の資産運用成績+社会情勢への私の考え

久しぶりに資産運用成績を計算してみました。今年も残りあと1日となりました。
このブログは昨年末から自分のメモ用にと始めましたが途中で計算が面倒になり放置してしまい思ったように更新はできなかったことが反省点です。

今年を振り返りながら現在の社会情勢への私の考えを残しておこうと思います。

2015年を振り返るとフランスでは年明け早々にシャリーエブドを狙ったテロが起こり、どんよりとしたスタートでした。失業率は相変わらず高い水準に留まりなかなか下げる気配はありません。
私はこの問題はフランスの昔からあまり変らない体制、法制、そして生活スタイルにあると思っています。よき時代の昔の生活スタイルを現代の世界の厳しい激流の中で続けようと考えることは無理があります。
人が簡単に国境を越えて住む場所を変えることができる時代であり、世界の人口増加+機械による仕事の自動化により仕事を得るということは年々難しくなってきています。今は『仕事』という概念を考え直さなければいけない時だと思います。

フランスは基本的に過去の侵略で得たもの、人で現在まで経済をまわしているように思います。数々の美術品、植民地からの素材の調達から売買、労働力となる低賃金での移民。そして原子力発電を中心とする武器輸出。
しかしインターネットが過去の全てを変えようとしています。
世界は武器を使った戦争を非難し、各国は武器を使った戦争をより避けるようになりました。また、いままで隠されてきた小さな情報が個々のスマートフォンからの発信によりソーシャルネットワークで簡単に多くの人の目にとまるようになりました。
これによって大物達(各国政府や権力者達)は以前に比べて手荒な行動はできなくなってきています。

今や武器は脅しのために使われるものになりつつあり、現在の新しい戦争は経済戦争にうつってきています。
アメリカは国としての歴史が浅いためイノベーションにためらいがなくその時代に合わせて進化していきます。私がなぜアメリカ株式市場を主に資産運用の場とするのかはそのためです。確かに強いものは繁栄するかもしれませんが変化に適応できないものは廃れていきます。この点、日本、フランスのような国は歴史があり強い時代があったのですがイノベーションに積極的になれないためにずるずると後退しています。いい会社があってもその環境により大きく成長できるものとできないものに分かれてしまいます。
保守的な政策は必ずしもいいと思えません。そこには『規制』をかけるからです。それは現状を『維持する』ためであるので前に進むことが困難なのです。

そういう意味でフランスはもっと規制をなくして自由競争力をつけなければ今の経済の悪化から脱出するにはほど遠いと思います。

話が長くなりましたが今年の私個人の運用成績をみてみます。

今年一年間で実際に受け取った配当利回りは実質1.2%(アメリカでの源泉徴収10%除く)になりました。税引き前だと倍の2.4%になります。
実質というのはフランスでは『NET』ともとれるので現在の銀行定期預金Livret AがNETで0.75%ですので銀行に預けるより1.5倍多く利子がもらえていることになりました。

次に含み損益をみてみると2014年末に対して4.9%の含み益になりました。この数値はアメリカの主要株式指数のひとつであるS&P500の成績が今年一年で0%だったことに対してよりよい成績を残すことができました。

そして最後に配当金と含み益を合わせると今年一年間のトータルリターンは6.1%upという成績になりました。
夏のチャイナショックなどを乗り切って無事にプラスで年を越せそうなので今年はまずまずいい年になったと言えるでしょう。




2015年12月16日水曜日

おすすめの本の紹介

今日は私のおすすめの本について紹介したいと思います。

最近はインターネットのおかげで『レビュー』という新しい価値観が誕生しました。そしてこのレビューが読みたい本を選別するのに多いに役に立っています。

私はアマゾンで本を探すのですが、興味のあるジャンルから自動的に評価の高い本が紹介されてひとつひとつレビューに目を通します。
そこからだいたい自分の興味がありそうなもので読んでみたいかどうか決めるわけです。

そのようにして本を選んでいくわけですが、最近読んだ本で個人的に5☆だったものを紹介します。


http://www.amazon.co.jp/%E7%A7%81%E3%81%AE%E8%B2%A1%E7%94%A3%E5%91%8A%E7%99%BD-%E6%9C%AC%E5%A4%9A-%E9%9D%99%E5%85%AD/dp/440839582X/ref=tmm_hrd_title_0?ie=UTF8&qid=1450291268&sr=1-1

私のこの本への感想(レビュー)となりますが、初めて本多静六という人物を知りました。そして最初は投資関係の本の流れでたどり着き、この本から投資の知識を得られればと思い読み始めたわけですが、読んでいくうちに投資だけのことではなく人生の知識を学ぶための良書というイメージに変りました。
この本が最初に発刊されたのが昭和25年(1950年)であり、本多静六の体験談である時期は現在から百年弱以前の話であるにもかかわらず人生(人と社会との関わり方)はどの時代でもあまりかわらないのだということを感じました。

彼はもちろん頭がよかったと思われるので莫大な資産を築くことができたのですが、資産からなにが学べるのかということをこの本で得ることができました。

この本は人生のバイブルのひとつとしてときどき読み返したいと思います。

2015年12月9日水曜日

アメリカの利上げ

ずいぶんと長い間ブログの更新をおこなっていませんでした。『継続して行う』ということはなかなか難しいですね。身辺が忙しくなったりして更新をしていないと長いブランクがおこりやすいです。

さて、8月のチャイナショックで私もかなりのダメージを受け、資産評価額も含み益から含み損に転落したひとりです。その間も身辺が忙しく特に売買を行っていませんでした。
現在はまた含み益になりあらためて株のおもしろさ(波の上下)を感じています。

来週12月16日にFRBによるFOMC(連邦公開市場委員会)があり、そこで利上げがおこなわれることがほぼ確実視されています。
これまでの個人的な予想では来週までドルに対してユーロ安が続くだろうと思っていましたが、先週のECBのドラギマジック不発により大きくユーロが盛り返してしまいました。
私のポートフォリオのなかにユーロ/ドルショートの銘柄を組み込んでいて、アメリカの利上げの日に売ろうと決めていました。それが先週のドタバタで計算がくるってしまいました。
来週のFOMCまでにどれだけ巻き返せるか?はたまたユーロ高になるのか?
為替の予想は難しいです。

あとはもし利上げが行われた場合、株式市場が下落する可能性もあるので今のポジションを減らすか現状維持か迷っています。

金鉱株がなかなか上昇してくれないので足をひっぱっています。金鉱株も利上げにかなり影響を受けると思いますが、下落方向にいくのかもしくはすでに市場で織り込み済みで逆に上昇するのかまったく予想できません。ただ、現在の株価はすでに過去最低ラインなのでここから大きく崩れることはないだろうと思っていますが、どうなるでしょう。


2015年8月19日水曜日

マクドナルド売りました。

さきほど書きましたがチャイナリスクが近づいている音(話題、データ)が聞こえてきているのでキャッシュポジションを増やす目的と少し多くなったポートフォリオのバランスをみてマクドナルドを先日に全て売却しました。

売却値は99.8$で2013年の夏に購入した買値は確か97$くらいだったと思います。
この2年間で株価は2〜3%しか伸びていませんが、2年前のユーロは現在よりも約25%強かったので実際の含み益は27%くらいになりました。

自分がアメリカ株で投資を始めた一番最初の購入銘柄でした。リーマンショック時にわりとましな下落で済んでいたのが理由ですが、近年の健康志向への需要の増加と世の中への貢献度としての印象があまりいい方向だと思えない、そして近年新しいハンバーガー銘柄の進出などが主な理由です。

これからは若いフレッシュなハンバーガーを売りに出す企業に対する応援と自分自身がおいしいハンバーガーを食べれるような環境が身近にあったらいいなという願望も兼ねてそのような企業が割安になったときに少しずつ購入していくつもりです。

とうとう表に出始めて来た?チャイナリスク

本日の上海総合指数は一時5%の下落がみられました。終値は前日比わずかなプラスになりましたが、個々最近の傾向は明らかにダウンしています。

7月の暴落に続き、中国経済の鈍化が顕著になってきていて中国政府の介入だけでは抑えきれない規模になりはじめているようです。

今後、中国の不動産市場に波及するのも時間の問題でしょう。いよいよ本当のチャイナショックがやってくるのでしょうか。シャドーバンキングだけの噂だけでなく、中国の銀行大手の不調など多方向からいろいろと悪い数値が表沙汰になってきています。

アメリカ経済は少しずつながら回復をみせているので今後どのように中国からの問題がアメリカ市場に影響するか様子見です。

個人的にはいまは新規購入は控え、空売り系のETFで攻める予定です。
次の買い増しもしくは新規購入は現在値から10%近く下落する時に予定しています。
しばらくは退屈ですが様子見です。
 

2015年8月15日土曜日

独り言

今回の記事はこのブログの方向性とは全然関係ない自分への問いかけなので、資産関係の情報を探されている方には関係ないものになるのですっとばしてください。

ただ私自身への『思考の記録』のために書いています。

今日は私にとって人生で初となる行動をしました。
『初体験』とでもいうのでしょうか。

その行動とは近所のホームレス(フランス語で"SDF=Sans Domicile Fix"、つまり固定住居なし)へ食料を分けたことです。実は冷蔵庫に食料が必要以上であり、冷凍庫にまわしても自分で消費できる量を超えた食料(賞味期限が当日)があったのでいろいろ考えた結果、近所のホームレスのおじいさんに渡してきました。

私はお金を渡すことは絶対にしないです。お金は自分が働いて稼いだものであり、今の私にはぎりぎりでの生活をしています。幹部でもない私の給料では パリでの生活で家賃、食費、保険代、光熱費、交通費、その他必要諸経費で手元に毎月残っているのは雀の涙ほどです。その雀の涙を数年に一度の日本一時帰国 費にまわすのと将来への個人年金として投資に回しています。

話は戻りまして、食料をホームレスのおじいさんに渡す際に『今日中に食べてね』と伝えたのですが、言葉が通じないのか(フランス人以外の移民?)『Merci, Merci(ありがとう)』の連発でした。そして胸元のネックレスをとりだすとそこには十字架のオブジェがくっついていました。たぶんカトリックの方なのかなと想像してあとをさりましたが、いろいろ考えさせるものでした。


世の中にホームレスのような弱者は世界のどこにもいます。このクラスの人達は家もない食料もない健康保険もないいわば現代のIDの組織にはカウントされていない状況に近いと思います。
一方、お金が余ってわけのわからない浪費を行っている世界のトップクラスの人もいます。

弱者は彼ら自身が悪いのでしょうか。なにか悪い行いを過去に行ったからこういう状況になったのでしょうか。
お金を稼ぐ能力の高い人は今日すごい人と思われているのが現状だと思います。今日ソーシャルネットワークの発達のおかげで私たちは多くの情報を得ることができ、それぞれの理念や思考を共有できるようになりました。
現在までは『暗黙の了解』のようなことが非常に多くあり、またそれらが現代の社会を支配しています。

環境に悪いがビジネスで儲けるために行う、相手から優位にことをすすめるために武力を装備する、エゴを満喫するためにはどんな手を使ってでもお金を稼ぐ。

お金持ちになる理由で他の悪い集団に関わらなくてもいい環境に住む、または社会的地位を築きたいという人はかなりいると思います。
自分もそういう考えで資産運用を行っています。

しかし冷静に考えたときに格差が広がれば広がるほど私たちの求めている『安心』という社会からどんどん離れていくように思えます。
貧困層はこれからますます増えるでしょう。環境破壊はさらに広がり、大きな自然災害となって私たちに返してくるでしょう。
このような状況で総人口の大部分を占める貧しい弱者達が静かになにもしないで終わりを待つようなことはないでしょう。

お金持ちがどれだけ高く掘りを作っても周りの環境が変らない限り安心など手に入らないのです。
お金持ちはお金持ちの悩みもあるそうですし(婚姻、遺産相続など)一般庶民よりも悩み事は多い気がします。まあ、私自身はそういう環境になったことがないのであくまで推測ですが。

食べ物を廃棄するという行為は私自身の中では犯罪に近いくらいの行為です。大げさのように思えますが、その食べ物を作るためにどれだけの土地、環境施設、移送費など費やされているのでしょう。
お金をだせばすぐに買えてしまう時代ですが、その過程をしっかりと考えなければいけないと思います。その過程を考えることによって初めてなにがよくてなにが悪いかという基準がみえてくると思います。

余ったものは分け合う、自分たちで消費しきれないものをまず作らない、買わないということでしょうか。
無駄を少なくすることがお金持ちへの近道にもなり、自然保護にもなるのであればいいことですね。

政府が頼りにならないときは自分たちの行動で変えるしかないので、小さいながらもより人間らしい社会への社会貢献は自分のできる範囲で今後も行えればと思っています。




 

2015年8月13日木曜日

とり逃し

昨日の世界同時株安は多くの投資家達を弱気にさせる局面でした。
私もチャートとにらめっこしてついに本格的に世界株式相場の景気後退期がはじまったのかなと考えていました。
そして昨日はフランス株式市場で3%を超える下落、アメリカ株式市場も前半かなりの下落をしていました。

このようなみんなが弱気なときに買いに向かわないと『一人前の投資家』にはなれないと自分は思っています。みんながみんな同じ方向で買いと売りを繰り返していればリターンはそれほど多くはないはずですから。

そこで保有銘柄を手放したほうがいいかもという迷いを振り払って、どの銘柄を追加で買うかもしくは新規買いするかリストを眺め始めました。

すると購入したいリストのほとんどが大きな下げになっていて、私の株式口座にある余裕資金からだと1〜2銘柄しか買えません...

とりあえずアップルがそのときは4%近く下落していたので109$で指数をいれたのですが、そこにわずかに届く前に大きく反転して結局前日比+(115.24$)で取引を終了していました。

実はアップルを先月末に123$で新規購入していました。これはアップルが持っている現金が大量にあるということらしいので景気後退期や株式暴落にも抵抗力があると思って購入しました。

今回はこの手持ち株の下落を補うために購入したかったのですが、結果は取り逃がし。
もうひとつディズニーも先週から大きく値下がりしているので103$で指数をいれましたが、これも取り逃がし。

結局終わってみれば、前半の暴落から一気に取り返して前日比同様レベルに。
今回パフォーマンスを2%近く上げれるチャンスだっただけに残念でした。

まだ今日も3日間連続で中国が元の切り下げに走っていますので、もしかしたら本当の下げはこれからなのかもしれませんが、短期のチャンスと中長期投資スタイルを混ぜて安く拾えるところは拾っていきたいものです。
 

2015年8月11日火曜日

健康への投資

日本にいる家族、友人から毎日とても熱い(あえてこの漢字)日が続いていることを聞きます。
現在のパリは暑すぎず、寒すぎずちょうどいい気候です。
もっとも7月初めの1週間ちかくの猛暑はさすがにきつかったです。パリではありえない39℃を記録した時でした。

フランスにはあまりエアコンは家に設置してありません。もともと涼しい気候なので必要なかったわけですが、近年の温暖化によって少しずつエアコンを設置する家がみられるようになりした。

このように環境の変化に対応していくためには健康な体を準備しておく必要があります。
私自身は昔はばりばりのスポーツマン(学生時代)だったのですが、社会人になってからこれといったスポーツは行っていません。

『健康である』ということは空気が目にみえないのと同じように日常的にあまり意識をすることはありませんが、とても大切(仕事より大切であろうことと人生で一番になりうる部分)なんですね。

実際、『健康』に関わるどのようなものに私たちは出費しているのか少し考えてみました。

ー診療代:これはみなさんも必ず一度はかかったことがあると思いますが、お医者さんにいって診察してもらう際に払う報酬です。

ー上記の内容からですが、お医者さんにいくためには自分の時間を割り当てないといけません。これにより、会社を休んだりして給料がその分引かれます。

ー病院、お医者さんのところまでいく交通費(場合によってはタクシー)

ー薬代:これも保険が利くものから適応外のものまで少なからず自腹を切らないといけません。

ースポーツジム代:体を動かして筋肉を維持するために必要。

ースポーツをするための服、小道具など

ーサプリメント代:テレビや雑誌で目にする『〜に効く』系のもの。

ー 任意の健康保険代:国民健康保険で補えない部分を補完する個人保険

ぱっと思いつくものではこのようなものです。他にもまだありそうです。



以前、どこかで人生における保険、病気に関して出費する金額は家賃の次に大きな出費だそうです。若い年齢層の人達には?と思うかもしれませんが、日本での平均寿命は80歳を超えています。

実際、体調を崩し始める年齢は40代あたりからの人が多いのではないでしょうか。

そうすると寿命である80歳までに約40年間も病院へいったり、検査したり、薬をもらったり、リハビリにいったりとその比重は年齢に比例して増加していると思います。
ましてや自由に動けない状態だとなかなかお金はあっても旅行したり人に会うために出かけることが困難になるためあまり老後の人生を楽しめないのではないかと個人的に考えてしまいます。

このようなことからやはり健康への意識はとても大切であり、できるだけ若いうちから『習慣漬ける』ことが私たちの老後をどれだけ満喫できるか決める要素であると思えます。
そのような考えから、スポーツにかかるお金、食べ物にかかるお金、ストレスを発散させるためのお金は常識の範囲のものであれば損することはない投資に値すると思われます。


さきほども書いたようにお金があっても自由に動く体がなければお金のもつ潜在能力を引き出せません。若い時は自由に動く体と自由な時間はあるが、お金がない。中年になると自由に動く体とお金はあるが、時間がない。高齢になるとお金と自由な時間はあるが、自由な体がない。
とまるでじゃんけんのようにあてはまります。


ジムに通うお金がないという人がいるかもしれないと思ってお金をかけずにできる運動はないものかと探してみました。
日本には伝統的な庶民の運動があることに気がついたのでそれを紹介いたします。笑



2015年8月4日火曜日

2015年8月1日から変更される各種料金のまとめ

フランスは9月が新学期の始まりです。そして新学期が始まる前の月である8月には各種公共料金の変更が行われます。その各料金の変更をまとめてみました。
変更は8月1日から適応されます。


Livret A (税金免除の定期預金)
いままでの年率1%の利子から0.75%に下がりました。これは過去最低の利子になります。この決定にはフランスの低いインフレ率によるものです。

電気代
一般家庭用契約料金である(Tarif Bleu)の料金が平均して2.5%値上げされました。フランスの最大大手電気会社であるEDFですが、過去のソーラーエネルギーの買い取り政策の影響で大幅な赤字がでてたと覚えていますので、しばらくはその赤字を補うために電気料金の値上げをし続けるのではないかと予想しています。
日本もそうですが、電力会社は赤字のつけを利用者に負担させるのはなんともひどいサービスです。

パリの家賃
以前の記事にも書いたように新しい規制によって家賃の上限が定められました。
この規制によりぼったくりの家賃を請求できなくなりました。しかしこの規制は契約書を交わす正規のものにしかあてはまりません。
くれぐれも契約書を交わさない闇貸しのアパートはさまざまなトラブルのもとなので避けましょう。

2015年8月3日月曜日

夏の野外ダンス教室



夏の余暇の過ごし方として青空(夕空?)ダンス教室がパリ13区の映画館MK2 Bibliothèque前の広場で8月末まで行われているようです。
パリはこういうお金を払わなくても楽しめるイベントが多いのがいいですね。
気楽にぷら〜っと覗いてみるのも楽しいものです。

日程は
月:スィング
火、金:ロックンロール
土:ウェストコースト
時間帯は19:30-23H

Soirées Danse

ちなみにこの写真の後ろのほうの青いフードトラックは大人気の移動ハンバーガー屋『Camion qui fume』です。ハンバーガー好きな人は試してみる価値ありです。個人的には少し重たいかな。でもおいしかったです。



2015年8月2日日曜日

8月(ヴァカンス中)のパリの駐車料金

以前のブログにも書いたと思いますが、今年から夏のバカンス中(8月)の乗用車の駐車料金無料がなくなりPayant(支払い)しなければいけなくなります。
地方から自家用車で夏の間パリに遊びに来ていた人達にはがっかりですね。

パリまでの交通手段として

フランス国鉄系の電車を利用 (SNCF)
ーTGV(新幹線),TER(地方向け特急列車),RER(パリ郊外向け高速電車)

フランス国内長距離バスを利用
isilinesと呼ばれる新しい国内長距離バスサービス。若者向けに必要不可欠なハイテクサービスが含まれています。例、wifi、電源確保、低料金、快適なシート、2つ目の手荷物無料など。

相乗り自動車(Covoiturage)
ー自家用車を持っている運転手と同じ方面に行きたい(途中で降りてもOK)乗り手が高速道路料金、ガソリン代を割り勘で払うシステム。

飛行機(Skyscanner)
ー早めに旅行を計画すれば電車と変らない料金で短時間で移動できる。

などがあります。

あとはパリに着いてからの移動手段は

公共交通機関(Metro, Bus, Tram)

貸し自転車(Velib

貸し自動車(Autolib)*国際免許もしくはフランスの免許をもっておく必要があります。

配車サービス(ウーバー

タクシー(Taxi G7, Taxi Bleu

その他として日中または夜のパリ市内限定観光バス(L'open tour, Big bus paris)

あとはひたすら『歩く』笑 などがあります。

8月のパリは多くのフランス人がバカンスに出かけるので観光するには一番いい季節だと思います。パリに残っている人達もバカンスの余裕や静けさの影響で感じがよかったり、ストレスを全面的にだしている普段の顔とは全く異なる雰囲気なので個人的に一番好きな季節です。



2015年8月1日土曜日

2015年7月の運用成績

7月の運用成績を振り返ってみてみたいと思います。

今月は先月末のギリシャ問題のひきずりと中国株式の暴落によってかなり波の荒い相場でした。
ギリシャ問題に関しては正直ユーロから脱退してもらったほうがよかったように思えます。
借金をしてそれを盾に交渉するという行為はすでに信用を失っているとしか思えません。
自分がほんの小さな投資家の未熟者であったとしても借金して改善しようとする姿勢がない企業に大事なお金を貸し出すわけにはいきません。すでに株式市場から排除されてもいいくらいだと思います。少し乱暴な書き方ですが、そういうなあなあなで済ます結果、被害を受けるのは常に一番下の国民でありぎりぎりの生活をしている階級であると思うのです。

中国市場もしかり、政府が中に入って市場操作をするなんて正常な株式市場とは思えません。まあ、日本市場も似たようなものなのが残念ですが。
その結果、世界の中心となるような企業に育つのが難しくなっているようにも思えます。

この夏から秋にかけてそれなりの人達が大きなイベントが起こりえる可能性が高いと予想しています。
そのような情報を目に通す中、自分のスタンスをどうしていくか決断しなければいけないのですが、相変わらず保留状況でここ数ヶ月で資産総額はやや減少ぎみです。

特に月末の決算発表で保有銘柄のChevronが4%の下落になったことと金鉱株の下落が凄まじくこの1ヶ月で18%暴落したのが私の運用成績の足を引っ張っています。
これがただの通過点なのか暴落の始まりなのか予想することは非常に難しいです。
とりあえずは総資産の20%はキャッシュで余裕を持たせておくことにしています。

 
さて、私のブログでは以下4つの点で資産運用成績を計算しています。

1:先月比に対してどのくらいの成績になったのか。
2:2015年度より受け取った合計配当金は2014年度末の資産に対してどれくらいの割合になるか。
3:先月比でどれくらい資産が変化したか。
4:2014年末比でどれくらいの運用成績になっているか。

フランス株式口座は先月比で+1.1%の上昇。相変わらず保有銘柄で一番ポートフォリオ比率の高いNeopostが低迷しています。Neopostは流通業界の荷物を測る機械や配達料金シールなどを販売している会社です。今月は配当金が入る予定なのでどれくらいはいるかとそのあとにどれくらい株価が下がるかも気になります。


続いてアメリカ株式口座は先月比 -0.1%でした。これは上記にも書きましたが、石油大手のchveronと金鉱株のGold miners ETFの暴落が響いています。逆にネットフリックスは株式分割(7つに分割)と同時に好決算によって15%近くも上昇しました。
以前にも書いたのですが、やはりいい経営者とビジネスモデルをもっている会社は伸びます。逆に怠けて企業分析を怠り高配当の銘柄やIPO上場したよくわからないビジネスモデルの銘柄は足をひきずりはじめています。
もちろん株式市場の世界は時間とともにこれらも上昇、下落と入れ替わる場合もありますが、やはり右肩あがりにゆっくりでもあがっていく銘柄のみに投資したほうが最終的に大きなリターンをもたらしてくれる感じがします。

次に私にとって大事な配当金についてです。今年に入って受け取った配当金の合計は2014年末の資産に対して+0.58%になりました。この数値は一年経ったあとの計算で初めて年率をだすことができるのであくまで参考程度になります。残り今年も5ヶ月となりましたが、この調子でいくと今年の配当率は1%あたりになりそうです。

先月比での運用成績はフランス株式口座とアメリカ株式口座を合わせて+0.2%の成績です。

そして最後に2014年末からの運用成績は+5.6%になりました。

パリの家賃は下がる!? 

パリの不動産事情は外国人だけでなくフランス人にも深刻な問題になっています。
本日2015年8月1日よりフランス政府による新法案の公約どおり、パリで賃貸不動産に対する家賃の上限が設定されました。

この新しい規制は深刻な住居不足による問題が大きくなってきていることと、そのことにつけ込み法外な家賃の設定をしてもうけようとするものから安定した住居の供給を目指した法案です。

実際、フランス人でもパリで住居をみつけるのは至難であり、ましてや外国人である我々日本人には日本人のコミュニティーのインターネットサイトからのアノンスを頼りにするしかありません。
私もときどきお世話になりますが、この日本人コミュティーサイト(フランス在住者がよく使うサイトとしては『オヴニー』、『jimomo』、『Mixb』、あとは皆さんご存知の『Mixi』などです。 )ではさらにひどい条件で貸し出されている物件も数多く見られます。

例えば小屋のような15m2(約9畳)以下で700€(現在のレートで9万5000円)の家賃を設定しているようなアノンスを出している日本人大家がたくさんいます。

日本からこられる留学生などは身内がこちらにいないことが多く、その弱みを知ってかかなりぼったくりに近い相場のものが多いです。

少し話しはずれますが、パリまたはフランスに来られて住居探しをするときに一番大切なことは必ず契約書(フランス語)をかわすことです。そして契約書を交わす以前に支払いをするようなことは避けなければいけません。
多くの方がこの『罠』にかかるのはまずフランス語がわからない、住む住居がないからなんでもいいから確保したいという心理をついた違法なアパート貸しが多いので気をつけなければいけません。

これはのちに保証金が返ってこない、入居中に水漏れなどで自分が立て替えて払った支払いを返してくれない、なんの連絡もなしに突然家をでなければいけない通知がきたなどたくさんのトラブルが重なってきます。このときに契約書がないと(しかもきちんとフランスの法律に沿った契約である必要) 訴えようがありません。泣き寝入りしかないのです。

知り合いがいなければ、上記の日本人コミュニティーサイトにアノンスをだして手伝ってもらうのもひとつの手です。(その見返りとして簡単な謝礼かご飯おごりますみたいなものを添えてもいいかもしれません。笑)
学校などに通われる方は学校にアパートの空きの情報がないか聞いてみるのもいいと思います。以外に学生さんを受け入れている大家さんが連絡していることもあります。

このようなことはフランス人でも行われていますのでそれを防ぐために今回の規制が始まりました。

参考家賃の基準ですが、大きく4つの点で分けられています。
1, アパートの部屋数
2, アパートの築年数
3, アパートが家具付きか家具なしか
4, アパートの位置する地区

これらをまとめて家賃の相場を計算できるサイトがフランス政府よりだされています。
こちら

このページでまず、
ーNombre de pièces principales(部屋数)を記入します。
ーEpoque de construction (築年数)を記入します。
ーType de location(家具有りかなしか)を記入します。
そして『Valider(確定)』を押してください。
そのあとにアパートの位置する場所をパリマップのブルーの部分の中から選択すると基準家賃が表示される仕組みになっています。

もし、家賃がこの基準の最高値を上回っている場合は大家に家賃の値下げを求めることができ、値下げを拒否した際は3ヶ月以内に裁判所に書類を提出することでその差額を払い戻しされるという仕組みになっています。

この新規性のおかげで家賃の安定が望まれていますが、同時に闇貸し(契約書を交わさない賃貸)も増えそうな気もします。闇貸しはもちろん違法で脱税になりますのでみつかった場合は多額の罰金を払うことになります。

今は大家にも税金の減税や控除など恩恵を受けるような新制度も同時に存在していますのでそのようにまともな方向でお金儲けしてもらいたいものです。

同郷の人間を信用できないというのは(特に日本人であるがために)なんとも悲しいことに思えます。しかし、そのような人間が多いのもまたパリですのでみなさんの役に少しでも立てばと願っています。

2015年7月18日土曜日

2015年度7月時点でのフランスの最低賃金

間もなく8月になります。
フランスの8月ははっきりいってバカンスのために存在しているようなものです。
多くの会社が2〜3週間バカンス休暇のために閉まります。さすがに大手はこの期間まるまる会社を閉めるとなると取引先相手との問題もでてくるため社員は交代でそれぞれのバカンスに出かけ、その間は短期アルバイトの戦力が補強されて乗り切るわけです。
個人経営、街の散髪屋さん、花屋さんなどは3週間まるまる閉めるところもめずらしくありません。

この時期になるとFacebook上には友人や知人の海水浴場での写真やバーベキューなどの投稿がやたら増えます。はっきりいってそればっかりです。いかに肌の色を濃くするかがどれだけバカンスを満喫できたかという証明のようなよくわからない文化もあるくらいです。

7月にはいるとすでにフランス人の頭のなかにはバカンスをどう過ごすかということしか考えていない様子で、同僚や友人達と会うと仕事中だろうがバカンスの話題でもりあがって手が動いてないという光景もよく目にします。

仕事が美徳とされる日本からしてみればなんともゆるい文化に感じてしまうことでしょう。
そんなことで生きて行けるのかと日本で働いている多くの人が疑問をいだくと思いますので、本日はフランスの最低賃金のことについて取り上げてみました。

2015年7月の時点での最低賃金は週に35時間の労働時間を基準にして総月額1457.52€(円換算:19万7000円 1€=135円)です。時給で計算すると9.61€(円換算:1300円)になります。
手取りで計算するとここから社会保障費など引かれて平均で1137€(円換算:15万3500円)、時給で8.1€(円換算:1100円)です。

気になる8月の給料ですが基本的に1年以上勤めていると3週間のバカンスでも他の月と同じように支払われるシステムです。

フランスは社会保障費が高いです。サラリーマンの場合平均して約25%の社会保障費を給料から引かれます。この社会保障費については職業によってもかなり差がありますが。
これ以外に毎年払うものとしてTax d'habitation(住民税)、Impot(所得税)、Tax audiovisuel(NHKのようなテレビ税)などあります。

パリで生活してこの給料でどれくらい余裕ができるのかシュミレーション(一人暮らし)してみます。
必要な出費として、

毎月かかるもの
ー家賃 700€(ワンルーム20m2)駐車場なし
ー光熱費 40
ー自宅へのインターネット回線 30
ー住宅保険 10€(一番低い保証のプラン)
ー携帯電話料金 20€ (スマートフォン用)
ー定期券(交通費)70€ 
ー食費 200€前後(自炊の場合)、300€(外食を月5回くらいした場合)

とここまでですでに1070€〜1170€に達しました。上記に書いたように手取りの月額は1137€です!

ここからさきほどの年ごとに払う税金がかかります。
ー住民税 家賃の約半月〜1ヶ月分 半月として350
ーテレビ税 136
ー所得税 最低賃金の場合は控除されるので0

この年間税金合計で486

毎月かかる出費+年間にかかる税金合計の結果
1070€x12ヶ月+486€= 13326

最低賃金手取り総額(年間)=13644

13644€(1年の手取り総額)ー13326€(年間必要総出費)=518€(円換算:7万円)

パリで最低賃金で生活した場合年間で7万円しか手元に残らない(自由に使えるお金)というシュミレーションになりました。
正直生きて行けないです。。。。

対策として家賃を抑える(もっと狭いアパートに引っ越す)、定期券をやめる(自転車通勤:例えばVelibなど)、自宅インターネット回線を止めて携帯電話のネットのみにすることくらいが可能ですが、それ以外は無理そうです。
そして2つ目の仕事をみつける。

パリで生活することは大変です。





2015年7月15日水曜日

2015年8月1日より電気料金値上げ

来月初めから電気料金の値上げが今日報告されています。
まだはっきりと詳細が決まっていないようですが、大雑把に書きます。

来月8月1日からEDFの電気料金が値上げするとエコロジー省のセゴレンロワイヤルが発表しています。
この値上げは平均して2.5%の値上げになるそうです。
2012年度からの価格変動による十分な値上げを実施していないための口実らしいです。

確かEDFは原発関連で大きな赤字をおっているのでしばらくは財務が大変そうであるというものを以前どこかの記事で目にしたことがあります。その当時フランス企業への投資を考えていたときでいろいろと調べていた時期でもありました。

私自身は結局EDFは上記の理由から購入するにいまだ至っていません。
個人的には原発に頼らない将来を期待しているのでなおさら投資先企業に当てはまりません。

私が投資するにあたって金銭的なリターンだけで投資はおこなっていません。将来の自分たちの子供達にも恩恵を与えてくれるような企業に投資するように心がけています。
もちろん、そのような企業が私のポートフォリオ全てになっていることはありませんが。

株式投資を通じて学べることも多くあります。

話はかなりそれましたが、また電気料金の詳細がありましたら更新する予定です。

2015年7月14日火曜日

パリ祭(フランス革命記念日) Fête nationale française 2015

いつもはこのブログでは文字ばかりなのですが、フランスの日常生活の紹介をするにあたって画像もあったほうが伝わりやすいので写真を多めにのせています。

今日は祝日でした。
フランスの祝日のなかでも今日の革命記念日は大切な祝日です。
1789年の『バスティーユ襲撃』を経てフランス共和国が誕生した日なのです。

この日はシャンゼリゼに重要人物が集まり、軍、飛行機、戦車と盛りだくさんの軍隊のパレードが午前中に行われます。
そして夜にはエッフェル塔からの花火が打ち上げられるのがこの行事の恒例になっています。

私も今日はがんばってシャンゼリゼまで行ってきました。
なぜがんばる必要があるのかというと、まずパリ市内であちこち交通規制があり、シャンゼリゼ側のメトロ(地下鉄)は全て閉鎖されています。
そこで少々離れたところから歩いていくことになるのですが、まず警察によるセキュリティーチェックを通ります。今年にはいってテロが多発しているので警察官、銃をもった警備隊などあちこちにいます。そのあとは人が山のようにいて近くまではいけるのですが、シャンゼリゼ通り沿いの淵あたりが精一杯です。







空いている場所を求めて彷徨っていると突然大きな轟音が鳴り響いてきたので空を見上げると戦闘機がフランス国旗の色の煙をまいて飛んできました。



そして彷徨ったそばに人間だけでなくパレードの待機をしているところに遭遇です。写真中欧の人は待ちくたびれて立ち食いしてました。おそらく朝食を食べる時間がなかったのかもしれないですね。



馬達は静かにじっと辛抱強く待っていました。
ふと気がついたのですが、おしりのところにみな同じようにLouis Vuittonのダミア調のような模様の刈り込みがしてありました。


でも生き物なので我慢できないものもありますね。あちこちに転がっています。
道路がちょっと臭かったです。笑


夜の花火はこれからなので残念ながら写真は載せれなそうです。

Loi Pinel(ピネル法案)についての感想



このところこのブログでも記事の題材にしていますが、今日のフランスにおいて不動産市場はあまり活気のいい分野にはなっていません。

ではフランスは不動産が人口に対して余っているのか?という疑問が沸くわけですがそういうわけでもないようです。
むしろまだ多くの住居が足りていない状況で住宅事情は国の重要な政策のひとつにあげられています。

 実際、パリ近郊で不動産の価格/家賃を見た場合、正直びっくりするような値段です。とてもじゃないですが、一般庶民が購入または借りられるような値段ではありません。

一部のお金持ちが複数の物件を購入して賃貸に回す不動産投資をおこなっているようですが、そんな状況が長らく続いているので借り手は今のアパートから動くこともできないので不動産市場の流動性が鈍くなっていると思われます。

昨年2014年9月1日より適応されるLoi Pinel(ピネル法案)の内容になります。

まずフランス国内において2015年1月ー2015年12月31日までの期間に新築または建築予定の物件を購入する人を対象に税金の免除を施すという法案です。
その免除の期間は9〜12年間、毎年最大6000€まで所得税から控除できることになります。

税金免除率はいくつの段階に分かれています。
そしてこの法案の大事なポイントになりますが、賃貸に回したときのみです。そして新築入居開始から12ヶ月以内に賃貸に回すようにという条件もついています。
つまり新築/建設予定のアパート/一軒家を他の人に貸す期間によって税金の控除額が変ってきます。

例を以下にだしておきます。

15.000€の物件の場合

ー6年間貸した場合(12%の所得税免除): 年間3000€または6年間で18000€の控除
ー9年間貸した場合(18%の所得税免除)  : 年間3000€または9年間で27000€の控除
ー12年間貸した場合(21%の所得税免除): 最初の9年間毎年3000€、その後の3年間毎年1500€。トータルで31500€の控除

続いて200.000€の物件の場合

ー6年間貸した場合(12%の所得税免除): 年間4000€または6年間で24000€の控除
ー9年間貸した場合(18%の所得税免除)  : 年間4000€または9年間で36000€の控除
ー12年間貸した場合(21%の所得税免除): 最初の9年間毎年4000€、その後の3年間毎年1500€。トータルで42000€の控除

最後に300.000€の物件の場合

ー6年間貸した場合(12%の所得税免除): 年間6000€または6年間で36000€の控除
ー9年間貸した場合(18%の所得税免除)  : 年間6000€または9年間で54000€の控除
ー12年間貸した場合(21%の所得税免除): 最初の9年間毎年6000€、その後の3年間毎年3000€。トータルで63000€の控除


次に貸す場合の家賃になりますが、法に記載されている上限を超えてはならないこと。そしてこの上限はZoneと呼ばれる4つに分かれて定められています。
Zone A bis: 16.72€/m2
Zone A   : 12.42€/m2
Zone B1 :    10.00€/m2
Zone B2 :      8.69€/m2

そして賃貸主の収入にも上限があり高収入の人には貸すことができないようにもなっています。
以下に細かく記載されているものを添付しておきます。


最後に物件の条件ですが、Loi Pinel法に入る区域であり、なおかつ環境に配慮した建物であること(RT2012またはBBC2005のマークのあるもの)となっています。

個人的なこの法案についての感想ですが、お金持ちの人に新築物件を買ってもらって不動産による景気をよくしようとすることとお金持ちのような高い税金を払っている購入者にとってのメリット、そして借り主側に少しでも住居を供給する目的という意味ではうまくまとめている法案のように思えます。

逆に庶民にはこの法案はあまりメリットがないものになるでしょう。払う税金が少ない場合は控除されても払い戻しがあるわけではないので増えることはありません。あくまで多くの出費(税金)をする人にメリットがあるだけです。
そのようなことから不動産投資というよりは節税に近い法案のように思えます。

2015年7月12日日曜日

6月に受け取った配当金銘柄

本日は6月に受け取った配当銘柄の報告をしたいと思います。
最近はギリシャ問題、中国リスクなど世間をにぎわすイベントが続いています。
個人投資家として一番怖いのがリーマンショックのようなイベントにより資産が半分くらいに減ることでしょうか。

数字というものはとても複雑に思えます。
よく資産運用をする上で重要な例えになりますが、
100万円の資本金があります。
株式や資産運用投資を経て50%ほど資産が1年後に増えたとします。
この時点では保有資産額は150万円になっています。
しかしここから『ほにゃららショック』などにより50%ほど株価もしくは評価額が下がったとします。
このときの保有資産額は75万円です。

次の例としましてこのあとに景気がじょじょによくなっていったとします。
また数年かけて50%ほど資産があがりました。このときは75万x1.5=112.5万円です。
そしてまた『なんちゃらショック』で50%ほど資産が半分になった場合は56.25万円になります。

最初の投資資金100万円に戻すのに今度は約200%の上昇が必要になります。
このように同じ『50%』の上げ、下げでも下げのほうがエネルギーは大きいということです。単純に50%増えて50%減ったら100万に戻らないのがです。
このことはかなり重要なことなのであえて自分に言い聞かせるためもあり書いています。

そのような環境の中で心の安定になるのが私が重点を置いている『配当金』になると思います。
株価は下がっても配当金が定期的にしかも安定した金額がはいってくることは資産運用する上でのリスクヘッジのようなものだと考えています。

さて話がだいぶずれてしまいましたが6月の配当金受け取り銘柄の報告にうつります。
(数値は1株あたり)

- Chevron       0.46€ (税引き前価格: 1.07$, 年率3.68%)              取得額:  116$
- Mcdonaldo 0.369€ (税引き前価格: 0.85$, 年率3.61%)           取得額:    94$
- Ingenico            1€ (税引き前価格: 1€, 年率1.6%)   PEA口座   取得額:     1€
- Orange        0.4€ (税引き前価格: 0.4€, 年率6.5%)PEA口座   取得額:   9.2€
- Total Gabon 5.86€ (税引き前価格: 9.21€, 年率2.2%)                取得額:  409€ 

Ingenicoは年1回の配当、Orangeは年2回で前回は0.2€を合わせて、そしてTotal gabonは年1回で計算しています。その他アメリカ株銘柄は基本年4回の配当になっています。

この中でアメリカ株式銘柄はアメリカで10%源泉徴収されます。そしてここフランスで約40%の社会保障税を加担するため実質は年率からほぼ半分になります。
唯一PEA口座のみ税の特別控除によりそのまま配当金額を得られています。

赤いAutolib、『Utilib』とは!?

日曜日はパリでもほとんどのお店が閉まっています。パリ中心地の観光地やマレ地区は関係なく営業しているところが多いですが、少し離れるとカフェくらいしかみあたりません。
そんな中、日曜日の行事というと近所を歩いて散歩するのが小さな楽しみのひとつです。パリでは小さな路地がたくさんあり、頻繁にお店も入れ替わったりと常に変化に富んでいる街だと思います。

これは景気が悪くてお店をたたむということもおおいにありえますが、散歩してる身としては小さな探検気分でもあります。

そんななかふと道路脇の充電停止中のAutolib(電気貸し自動車) の中にフェラーリのような真っ赤な色のモデルを発見。


車の外見は全く同じです。通常Autolibはグレーの塗装をまとっています。
興味津々になって近づいてみると車のロゴに『Utilib』と書いてあります。
『Utilib』とはなんだろう??と疑問がわき、車内を覗いてみるとシートは2つしかなく、通常前後2シート(合計4人乗り)の通常板Autolibの後ろ半分はなんとガレージになっています。






なるほど、これは荷物の多い人用にカスタマイズされた使用のモデルのようです。
これがあれば多少の荷物があってもうしろに詰め込めそうです。IKEAから買い物の帰りにも重宝しそうです。

パリの移動はいままでメトロ(地下鉄)かバスしか購入品を一緒に運ぶ手段はありませんでした。多くの他の乗車人達の邪魔にもなっていたのでこういうサービスがでてくることは一般消費者にとって非常にありがたいことだと思います。
これでいままで不法にぼったくられていた荷物送迎価格が大きく下落してより使いやすい料金になり、お財布に優しく なりそうです。

今時代はまさに大きな変換期にあります。
UberやAirbnbなど一般の人がおこづかいを稼ぎながら利用者は節約できるシステムのビジネスが急速に増えて行っています。

料理人が自宅まで料理をしてくれる上に税制上の補助がでて利用者は利用金額が半額で済むというような『My cuistot』 などレストランにいく必要もなくなってきています。

これからは小売り店鋪だけでなくサービスまでも店舗をもたないビジネスが主流になっていくことは間違いないと思われます。

特に家賃が異常に高いパリなどはこの手のビジネスはあっというまに流行そうです。
これからの時代は肩書きだけでは生き残れなくなる時代が来そうです。『口コミ』、『ソーシャルネットワーク』このようなものからいい意味で淘汰され利用者にとっていいものが生き残っていくことを願うばかりです。


2015年7月1日水曜日

2015年6月の運用成績

本日は6月の運用成績を見てみたいと思います。
先月5月分は体調をしばらくくずしていまして計算できず、日にちが過ぎてしまいました。

今回は4月の運用成績から主に比較になると思います。

さて、私のブログでは以下4つの点で資産運用成績を計算しています。

1:先月比に対してどのくらいの成績になったのか。(今回は5月分をとばします)
2:2015年度より受け取った合計配当金は2014年度末の資産に対してどれくらいの割合になるか。
3:先月比でどれくらい資産が変化したか。
4:2014年末比でどれくらいの運用成績になっているか。

フランス株式口座は先月比で-1.9%の下落。保有銘柄で一番ポートフォリオ比率の高いNeopostがずるずると値下げしていっている状態です。Neopostは流通業界の荷物を測る機械や配達料金シールなどを販売している会社です。
私の中でフランス株式市場にあまり興味が沸かない(株価が上がりすぎて)のですが、新規購入としてBoironを少し購入しました。ほぼほったらかしの状況ですが7割近くはキャッシュポジションにしているためギリシャ問題や中国問題など大きなイベントが起こっても致命的なダメージはあまりないと思っています。

続いてアメリカ株式口座は先月比-3.6%でした。これは今年に入って一番の下げになります。思ったほどユーロがドルに対して下がらないのと月末のギリシャ問題で一気に下落したようすです。

私にとって大事な配当金についてです。今年に入って受け取った配当金の合計は2014年末の資産に対して+0.51%になりました。この数値は一年経ったあとの計算で初めて年率をだすことができるのであくまで参考程度になります。一応目安としましては先月(6月)末で今年の半分を折り返す形になったので単純計算すると配当金年率はいまのままのポートフォリオの場合+1.02%の予想です。目標は3%以上なのでまだこれから3倍にしなければいけないです。

次に先月比での運用成績はフランス株式口座とアメリカ株式口座を合わせて-3%の成績です。

そして最後に2014年末からの運用成績は+5.4%になりました。この数値も前回の運用成績から大きく下落していることになります。

2015年6月29日月曜日

フランスが熱い!?







これは今週のパリの天気予報になります。
パリでは30℃超えは年間通してそんなに多くはありません。だいたい最大10日間くらいではないでしょうか。

今週のこの気温はパリでははっきり言って異常です。日本と違って夏でもあまり暑くないのでほとんどの家の中には冷房が設置してありません。
みな扇風機でしのいでいるのです。

南向きで最上階のパリのアパートはおそらく熱中症になりうる可能性もあります。日本からの留学生で家賃をおさえたい人はよくこのような屋根裏部屋に部屋を借りることがあるので要注意です。

フランス全土でもボルドーやリオンでは40℃を超える気温が予想されています。
2003年度のように多くの死者がでないことを祈ります。

フランスはあまり自然災害の少ない国なのですが、年々洪水やら猛暑などの影響が大きくなっているように感じます。
地球温暖化の影響なのでしょうか?

ちなみに暑さの影響で大気汚染がひどくなっているようです。パリではAutolib(貸し自動車)とVelib(貸し自転車)が30日(火曜日)に無料で解放されるとのことです。


2015年6月28日日曜日

日本の実質賃金24ヶ月連続マイナス

6月20日付の日刊ゲンダイに掲載されていました内容になります。

 それにしてもフザケているのは大新聞だ。速報値を伝えた時は、大きなスペースを使って〈賃上げ広がる〉〈個人消費に追い風〉〈経済好循環へ節目〉と、大々的に報じていたのに、実質賃金がマイナスだったと判明した“確報”はアリバイ的に小さく伝えただけだ。

 なぜ「実質賃金アップ」という政府に都合のよい発表はうれしそうに伝えたのに、都合の悪い発表は無視するのか。これでは政府の宣伝機関と変わらないではないか。



日本の新聞、テレビからはいかにも日本経済がうまく回り始めているというイメージを国民に与えたいようです。
景気がいい、悪いは日常生活を送っていれば本来自分達で感じるものなので、報道される発表を鵜呑みにするのは避けた方がいいようにおもえます。

こちらフランスでも似たようなことはあります。今日のフランス経済はあきらかに景気がいいとは思えない状況です。家賃、公共機関の値上げに対して賃金はあがっていません。そして何よりも失業者の数値は下落の見通しはまだありません。
失業率についてはまた近日お伝えする予定です。

2015年6月27日土曜日

現金で支払い可能な額の変更 

現在フランスではフランス在住者において消費者が商品を購入する場合に現金か電子マネーで3000€まで支払うことが可能です。
しかし、今後はこの限度額も変更することが発表されました。

来る2015年9月1日より支払い可能額は1000€の上限となるようです。

これは上記にも書いたように『フランス在住者』に対してなので観光でフランスに訪れる人にはこの法律は適用されません。

フランス不動産市場 2015年6月

2015年第1期のパリとIle-de-France(パリ近郊地域)の不動産価格に関する発表がありました。
傾向としては不動産価格の下落のスピードがさらに増している模様です。

パリの1m2あたりの不動産価格は2015年3月に7,910€に下落しました。この価格は1年前に比べて-2.9%で、この2年半でパリの不動産価格は530€(1m2の価格)下落したことになります。

2015年第1期においてパリの築年数の経過したアパートの取引数は6800しかなかったようです。2014年度よりも2%ほどよくなってるようですが一番取引の多かった1999ー2007年の間の26%以下の取引数にとどまっているとのことです。

Ile-de-franceでも同様の傾向で一年前に比べてー2.6%の下落で5260€(1m2価格)になっています。

フランスの他の地域に比べてIle-de-franceの不動産価格の下落はやや早く、特にパリは一番早いスピードで下落しているようです。
 

2015年6月22日月曜日

貸しバイク!? 

パリには現在『Velib(貸し自転車)』,『Autolib(貸し自動車)』と2つのシェア移動サービスが存在します。
これは道路の渋滞と大気汚染を減らす目的で取り入れられました。そして今日、この2つのサービスは多くのパリジャン、パリジェンヌの『足』となりました。

今日のニュースに新しいサービスの導入が行われることがかいてありました。
それは『scootlib』という言葉がでてきているように『貸しバイク』サービス。既にサービスが行われているAutolibは電気のみで動く電気自動車です。そして新しく導入されるかもしれない『貸しバイク』も電気で動くようです。
 そしてこのサービスは全てスマートフォンのアプリから予約をいれて使用できるようになるみたいです。
ということはガラケーの人は使えないのかもしれませんね。

排気量は50ccになるようで1988年1月1日以降生まれの人は簡単な受講をする必要もあるみたいです。
料金は15分の使用で3ユーロ。これは後に値下げするらしいのですが、結構高い額だと個人的には思います。

あと、バイクが増えることによる若者の暴走など含め、衝突事故や転落事故などがしばらく問題になりそうですね。パリはどんどん30km/h規制の道を広げているので最終的には一方通行の規制がない自転車が一番早く移動できる手段になると思います。
 

2015年6月19日金曜日

ギリシャのデフォルトとウクライナの債務交渉

久しぶりのブログになります。体調を崩してしばらく動けなかったのといろいろな書類に時間がとられていました。

ギリシャ問題がいまだにだらだらと続いています。今月末にもデフォルトの可能性の話が盛り上がり始めていますが、私の関心は通貨ユーロの動きです。
ユーロが下がると保有しているアメリカ株の資産は増加します。これはうれしいことなのですが、逆に新しく追加で購入しようとした場合は不利になります。
投資金額が少ない間はユーロがドルに対して強いほうが長期的にみていいことになりうるのです。

このギリシャ問題はほとんどが市場織り込み済みのようにも見えるので実際にデフォルトになっても少しの影響を与えるだけだろうと言われています。ユーロの下落も短期では下がるけど、その後は上昇するということも言われています。

こことは別にウクライナでも影の存在になっていますが債務返済の交渉が行われているようです。こちらはロシアとの問題のため経済状況が読めない様子です。
中国もいろいろ表沙汰になってきていたりと夏前くらいに大きなイベントがあるかもしれないですね。

先月5月分の運用成績が計算できなかったのが残念ですが、今月からまたつないでいこうと思います。

2015年5月3日日曜日

5月に受け取れる配当金銘柄

今回よりその月にもらえる配当金について紹介したいと思います。
その過程で私の所有している銘柄も少しずつ登場してきます。

このブログでの私の目標は株式投資によって得られる配当金を増やすことですが、ただ時期によって配当率のいい銘柄がみつからない場合はそれ以外の銘柄にも投資していくやりかたです。
よって配当金をださない会社も存在します。そのような銘柄はまたブログ内でちょくちょくと運用状況をみながら紹介したいと思います。


5月の配当見込み銘柄(数値は1株あたり税引き前)

アメリカ株式口座
ーActivision Blizzard:0.23$
ーAT & T :0.47$

フランス株式口座
ーMichelin: 2.50€
ーAXA :0.95€
ーChristian Dior : 1.25€

アメリカ銘柄はまず10%ほど源泉徴収で向こうで引かれます。そしてフランスで約40%税金で引かれ、最終的に50%切るくらいが手元に残る感じですね。この税率は日本の比になりません。いただいた配当金の半分しか残らないわけですからね。

フランス銘柄はほとんどの企業が年に1度だけ配当をだすところが多く、個人的にあまり喜びがありません。
そして今回紹介していますが、以前にも書いたようにフランスの株式銘柄は私はほとんど売ったので数値の参考のためにそれぞれ1株のみ残しているだけというのが実際の状況です。
フランスの銘柄からの配当金は40%ちょっとの税金のみとなります。

ちなみにActivision Bizzardはゲームの制作会社です。自分もたまにゲームをするので今後もなくなることはないと思い、保有しております。

AT & Tはアメリカで2強の通信会社のひとつでしてこちらは携帯電話やらで今後も需要が減ることはないと思い保有しています。

Michelinは男性の方はご存知だと思いますが、タイヤの会社です。車がある限りタイヤがなくなることはないのでフランス企業への投資で税が優遇される『PEA』口座 で小額ほど投資しています。

AXAは保険会社でいろいろと保険をはらうことは需要があると思い購入しましたが、今年始めのECBによる量的緩和で急騰したので、ほぼ売ってしまいました。

Christian Diorは知らない方がいないであろうと思われますが、安定した成長をみせています。ただ残念ながらこちらも売ってしまい参考のため残した1株のみとなっています。

なぜ1株のみ残しているのかというのは私の使っている証券会社のシステムがあまり環境が整っていないのでどれくらい増えているのか減っているのかという情報があいまいという理由です。
ただこれはその引き換えに売買手数料が他の証券会社よりも安いため仕方がないとあきらめています。
提供していないサービスは自分で面倒でも記録しておくほうが購入、売却の際に大きく役に立つのではないかと思いますのでここは時間をとってでもやっておきたいことです。



2015年5月1日金曜日

フランスで5月1日に人気のあるもの




今日はタイトルをちょっとクイズっぽくしてみました。
5月1日は世界メーデー(勤労感謝の日)です。
多くの国で会社は基本的に休みです。あくまで基本 ですのでメーデーでも働いている人もたくさんいます。

フランスで5月1日に人気のあるもの。
それはスズランです。5月1日にスズランを贈る行為は幸せをもたらすと言われています。
フランス人はこの日、スズランを愛する人や親しい友人に贈ります。一束のスズランから鉢植えもの、ブーケなどあります。
そしてパリだと街のあちこちで子供から老人まで小さな簡易スタンドを作って1〜2€くらいで売っています。庭や森などで摘んで来たものを売っているようです。

5月1日のみ全ての人にスズランを売る行為を許可されていて普段営業許可証のない人達、さらには小さな子供達もおこづかい稼ぎもかねてやっているようです。

フランスにはたくさんの習慣があるのでまたその時期に紹介したいと思います。

2015年4月30日木曜日

2015年4月の運用成績

早いものですでに一年の三分の一が経ちました。
本日は4月の運用成績をみてみたいと思います。
今月はつい数日先まで自己最高を到達したのですが、この数日間でがくっと減りました。
主な原因はユーロのドルに対しての上昇です。

ギリシャ問題が解決されない中でアメリカの金利引き上げ延期予想によりドルが下落。
保有銘柄でユーロがドルに対して下がると2倍の上昇をするものをもっているのですが、先月投資資産比率50%upを記録した後、本日27%台まで下落しました。

しかし数年単位でみるとまだユーロは下落する可能性が高いのでしばらくこの姿勢でいくつもりです。
 
さて、私のブログでは以下4つの点で資産運用成績を計算しています。

1:先月比に対してどのくらいの成績になったのか。
2:2015年度より受け取った合計配当金は2014年度末の資産に対してどれくらいの割合になるか。
3:先月比でどれくらい資産が変化したか。
4:2014年末比でどれくらいの運用成績になっているか。

フランス株式口座は先月比で-0.8%の下落。これは保有銘柄で一番ポートフォリオ比率の高いNeopostが今月に20%近く暴落したため。Neopostは流通業界の荷物を測る機械や配達料金シールなどを販売している会社です。
私の中でフランス株式市場にあまり興味が沸かない(株価が上がりすぎて)ため新規購入はありません。よってほぼほったらかしの状況ですが8割近くはキャッシュポジションにしているため致命的なダメージはあまりないと思っています。

続いてアメリカ株式口座は先月比+1.5%でした。1週間前くらいまでは+4.2%だったことを思うとこの数日間でがくっと落ち込んでいます。これは上記に書きましたようにユーロのドルに対しての上昇分が響いています。

私に大事な配当金についてです。今年に入って受け取った配当金の合計は2014年末の資産に対して+0.36%になりました。この数値は一年経ったあとの計算で初めて年率をだすことができるのであくまで参考程度になります。

次に先月比での運用成績はフランス株式口座とアメリカ株式口座を合わせて+0.6%の成績です。

そして最後に2014年末からの運用成績は+8.7%になりました。

仕事をしながら世界旅行するには?

私にはまだまだ先の話になるのですが、将来定年退職したときに何をしたいのかとふと考えることがあります。
このことは私だけでなくほとんどの人が持つ共通の話題ではないかと思いました。

大抵の人は時間という代償を払って会社から給料をもらうというシステムの中で生活していると思います。会社員や雇われている労働者は会社に貢献するために朝から夜まで毎日働いているはずです。
会社はその交換として給料をあげたり役職をあげたりしています。
ここで疑問になることは労働者は家族を養うためにお金を稼ぐわけですが、稼げば稼ぐほど家族と接する時間は反比例して減少していくのがほとんどの方ではないでしょうか。

子供は親の愛情が必要です。親が相手をしてくれないと悪さをして注意を引こうとします。しかし、親は子供が本質的に行っていることを理解出来ず、自分の子は悪さばかりすると思ってしまいます。

私は本当に楽しいと思える人生を送るにはやはり家族と過ごす時間はとても大切だと思います。
お金は稼いでいるけど、使う時間がない、共有する相手がいないというのは本末転倒なのではと考えるわけです。

話はかなりそれてしまいましたが、私は世界旅行をすることが夢の一つです。小さい頃に毎週日曜日に放映されていた(ような)世界の生活を紹介している番組で録画してはよくみていました。

大人になって世界旅行をしようと思っても、日本だと仕事を休むことができずなかなか機会がないのではないでしょうか。フランスはバカンス大国といわれるだけあって年に5週間のバカンスをとらなければいけない と法律で決まっているくらいです。
あとは金銭的な問題になるのですが、先日たまたま目にした記事に『workaway』というシステムがあることを知りました。

Workawayのシステムは世界を仕事をしながら旅行できるというおもしろいものです。世界中に滞在するホストは宿と食事を基本的にゲストに提供します。ゲストはホストが手伝ってほしいものをボランティアもしくは少しの報酬をもらうという交換システムです。この手伝ってほしいものは家の改装やらベビーシッター、農業の手伝い、などその地域、ホストによって異なります。

このシステムのメリットは世界旅行しても観光地のみまわるのはたいくつになってきている人にとてもいいと思います。その土地の現地の生活スタイルを体験でき、宿泊費がかからないというまさに本質を知ることができるような雰囲気があります。

お金を払って贅沢な旅行をすることは初めは楽しいと思いますが、それが毎日同じだとつまらなく感じていくようになるのではないかなと私は思います。人間は『慣れ』というものに大きく依存していると思いますので、観光地ではないようなところを体験できるということはとてもおもしろいと思います。



2015年4月28日火曜日

Covoiturage 相乗り乗用車

この数年でとても勢いがあるのがCovoiturage(相乗り乗用車制度)です。
Covoiturage(コーボワチュラージュと発音)はそのサイトに登録した自家用車を持っている人(サービスを提供する側)とその車に相乗りしたい人とを結ぶインターネットサービスです。
いくつかの会社が同じようなサービスを展開しています。

相乗りしたい人(サービスを受ける側)は目的地を設定するとそこのルートを通る運転手をリストします。そして各運転手(サービス提供側)は過去の相乗りした人達かたの評価に沿って表示されています。料金は高速道路を通る場合は高速道路料金+ガソリン代+αの範囲で各運転手によって料金が設定されています。

この他、オブションとしておしゃべりしたい人、音楽を聞きたい人、ペット可、禁煙かどうかなども表示されていますので自分の性格にあった相手をみつけやすくなります。

料金は基本的に4人で割った金額に近くなるので急遽出かけたくなったり交通費を節約したい場合、新幹線や電車に比べてかなり割安です。

フランスでは飛行機や新幹線は早めにチケットを購入するとかなりの値引きがあり価格幅はパリーリヨン(Paris-Lyon)間で25(最安)〜100€(バカンス期)くらい違いがあります。
早めに予定をたてれる人は新幹線や飛行機を利用する方が時間の節約や快適性などで有利だと思います。
しかし、ぎりぎりまで予定がたてることができない人や衝動的に今日、または明日でかけたいと思われる方に相乗りサービスは効果的です。

しかもうまくいけば自宅近くで運転手と待ち合わせもしくは迎えに来てくれるなど主要駅までの移動時間、目的地までのつなぎの時間など考えると逆に新幹線よりも早く到着できたり荷物をひきずることなしに移動できたりと使い方次第です。

これはフランスにはつい最近まで国内長距離バスのサービスがなかったので移動手段に選択の余地がなくSNCF(フランス国鉄:新幹線、地方行き電車など)が独占状態でした。
それがこのサービスがでてわずか数年であっという間にフランス人の主要な移動手段となりました。
現在は国内用長距離バスなども出始めてきて利用者はいくつかのなかから選べる時代になりました。
このようにいい利用者にいい方向で競争になるのは将来的にいいことだと思えます。

この他に今話題のUber(アメリカの企業でタクシー配車サービス)もありますが、こちらはTaxiとの競争になっています。フランスのタクシーは基本愛想が悪い、運転が荒い、サービスがいまいち、ぼったくろうとするなどあまりいい印象は与えていないように思えます。
その点、Uberを利用したことのある友人達からはUberはタクシーに比べて料金が安く、サービスもすごくよかったとよく耳にします。

このUberのフランス進出により、タクシー側はストライキを起して自分たちに有利にもってこさせようとしていますが、利用者は同じ料金なら常によりよいサービス、快適性をもったほうを選ぶのは自然なことなのでストライキをするよりも業務内容の改善につくしたほうが今後の生き残りのためにはいいように思えます。


 

2015年4月27日月曜日

容器なしで持ち運べる水!?

今回はすごくユニークでなおかつ将来のためになりそうな記事を見つけたので紹介したいと思います。

ペットボトル不必要で『持ち運べる水』とは。

今回のこの開発は海藻と塩化カルシウムなどから作られている膜の中に水を閉じ込めてしまうというものです。
そのまま飲むこともできて、作る過程の費用も1個3円くらいでできてしまうらしいです。

ものができあがっていく過程においてそのデザイン、インパクトというのはとても大事な要素だと思います。
今回のこの開発はそういう意味で、デザインもシンプルでありながら画期的であり、なおかつ生活必需品である『水を持ち運ぶ』という意味でとてもインパクトがあります。
なんだか外見はスライムみたいですね。
こういったまず『おもしろい』というものが新しい境地を切り開いて、その後改良の末、ビジネスにつながっていくという流れで私たちの今の社会はできています。

人間の強みはやはり想像力だと深く考えさせられる記事でした。

今後もこのようなおもしろい記事があればこのブログで紹介したいと思います。

今後の資産運用方針

最近の悩みは今の資産運用を変更するかどうかということです。
基本的には中長期投資の路線に変更はありません。しかし、この数年の上昇相場に続き、過去最高値更新もある意味不安要素の原因です。

最高値更新のニュースとは反して実態経済はあまり改善していないのが世界共通の意見なのではないでしょうか。
日本を含め世界の株式市場が高値圏にあるということは本来であればみんなうきうきで未来が明るいというイメージなのですが、実際どれだけの人がこのような気分なのかと思う次第です。
現実は売り上げ絶好調の企業でもすぐ先の不安がつきまとってなかなか思い切った行動がとりにくいのではないかと個人的に思っています。ほんの一部の人間が莫大で使い切れない富を持ち、残りの大多数の人間は明日を生きるのも必死という現状がどんどん大きくなっているように思えます。

ただこの富を築いている人達ももともとは各政府の打ち出す政策が必ずしも万人のためではないため、防衛手段としてお金を増やすという行為にでているようにも思えます。
私も含め、資産を増やしたいと思ってる方のほとんどが将来の不安定な要素を減らすために運用していると思います。
もし、将来が安定したものが約束されているのであれば資産を増やす必要はあまりないと思います。
政府の打ち出す政策に信用がないことや不安要素が解決されていないということがそもそもの貧富の差を作り出す原因だと思います。

このことはまた時間があるときにもう少し丁寧に考えたいと思います。
もちろんいろいろな考えがあると思いますので私の考えが全て正しいとは思っていません。

さて話は戻りまして、この最高値圏での株価は一度利益確定をするかそのままホールドするかということで迷っているわけです。
昨年秋前に一度半分ほど利益確定しました。しかし今回のようにその後どーんと株価は上がりあのとき全て売らなくてよかったという経験もあるわけです。
利益確定した後もちょくちょくと数銘柄新規購入しています。

個人的にユーロがもう少し下がると思っているのでなかなか売りにくいところです。アメリカ株式市場が調整で10%下げたとしまして、ユーロがドルに対して同じように10%下げたら結局のところ自分の資産評価額は変化していないことになります。
逆に株価も10%下げてさらにユーロがドルに対して10%ほど逆に上昇した場合にはかなりのダメージを負うことになりますが。
ただギリシャ問題がしっかりと解決するまでユーロがあがるのは難しいと思います。

結局は今のところホールドの方向でいく予定です。
なぜかというのは最高値圏であっても今の世界はお金の流通量が増えているので他にまわすところがないような気がします。
世界の多くの政府が金融緩和を行っていて、さらに金利がゼロに近いまたはマイナスの中でほかに回せるものがあるのかという疑問があります。本来は株と債券が反比例するような株価の動きなのが近年は両方が高値圏という過去に例があまりない状況であるという点です。

これが私のホールドの理由です。

2015年4月24日金曜日

フランスのクレジットカード手数料比較

昨日、新規銀行口座を開きにいってきました。
新規銀行口座開設にあたるには私の人生で初となるネットバンクでの開設です。
普通の銀行と比べてメリットやデメリットを考えた上で今回開設に向かいました。

フランスで銀行口座を開いた場合は日本と異なり、クレジットカード保有にお金がかかります。
日本だと大抵の場合、開設した銀行のクレジットカードの保有は年間保持料が無料だと思うのですが、フランスではまず無料のクレジットカードは基本的に存在しません。(学生など特別の身分は除く)

今回その料金がどれくらいなのか比較してみました。(引用:linternaute.com)
まずLa carte Cirrus Mastercardです。


続いてLa carte visa plus


この2つはマスターカードかビザカードかの違いのみで、クラスとしては同じものになります。


続いてCarte visa Electron
このカードは基本マイナス口座にならないように希望する方向けです。ですので購入希望商品額が残高を上回る場合は支払い拒否で使えなくなっています。



続いてLa carte Maestro Mastercard
このカードはきちんと銀行口座を管理したい方向けです。国外での使用はお店によって使えたり使えなかったりするようです。





続いて私たちがよく使うカードCarte visa classic

フランス国内、国外と使用可で一般的な収入がある方向き。国外で使用する場合は為替手数料が別途かかります。


 続いてCarte Mastercard
こちらもさきほどのビザと同系列のクラスになり内容もほぼ同じような感じです。





こちらからはゴールドカードの料金比較です。

Carte Gold Mastercard
カード支払いの利用限度額、保険、アシスタントサービス、割引などあるワンランク上のカードになります。



Carte Visa Premier
こちらも上記マスターカードと同クラスになります。ビザとマスターカードのゴールドはそれぞれ微妙に特典がことなるので自分に合うものを選ばれるといいと思います。それ以外はほぼ同じ内容だということです。




2015年4月21日火曜日

2014年度は食料品が値下げ

昨日は5月からのガス料金の値下げのことを書きました。本日は2014年度の食料品価格の発表があったようです。
ここ数年食料品価格の高騰が続いていましたが、昨年度はどうやら下落した模様です。
2013年度と比較して平均5%ほどの下落で工場で作られたものは2%の下落。

牛、豚、そしてパスタなどは大きく値段を下げましたが、逆に牛乳は価格が上昇しました。この下落には小麦価格の下落が影響しているとのことです。
しかし、バゲットの価格は変化がないようです。
自宅でパンやお菓子など頻繁に作られる方には小麦価格の下落はうれしいですが、お菓子は牛乳も一緒に使うというイメージがあって結局のところプラスマイナス変らないのかもしれませんね。

個人的にも最近の食料品価格の高騰にはびっくりしていたのでここらへんで少し安くなってくれることは助かります。
10年前のパリで確かジャガイモがスーパーで60サンチーム/kgで売っていたのがあれよあれよという間に現在1.2€/kgくらいになっています。これはほぼ倍ですね。他の野菜や果物も同じように値段が上がっているのでびっくりです。
給料はこの10年で2倍になっていないので、実質マイナスです。

食料品はなくては生きていけないものなので値上げには直に家計に打撃を与えるのではないでしょうか。
今後も人口は増え続けていくことは間違いないでしょうから、食料品価格の高騰はまだまだ続きそうです。
自家菜園でも作って自給自足が一番なのかもしれません。
 

2015年4月20日月曜日

5月1日よりガス料金1.16%の値下げ

フランスガス会社GDF suezは2015年5月1日からガス料金を1.16%値下げすることになったそうです。
この値下げにはオランダ市場のガス価格の定価と石油価格の下落による調整のためのようです。
今年に入り、2月、3月と値下げをした後、4月に値上げを行い、再度5月に値下げという流れで今年にはいって7.9%ほど値下げしたことになります。
家族で住むようなおうちにはガスコンロなど使われることがフランスではまだ多いと思いますので多くの家庭でうれしいニュースになったのではないでしょうか。
フランスは最近の政策としまして、景気回復に必死になっていると思いますので、このような値下げによって浮いたお金がうまく他のところにまわるようになればより経済がうまくまわるようになると思います。

先日もアメリカの会社で社長の給料を数億ドル減らして、そのお金を自分の社員に払うことを決めたという社長がいました。彼はこの行為が景気をよりよいものとして自分の会社をさらに大きくするためということで『投資』と呼んでいました。
多くの労働者がより多くの仕事をこなさないといけない時代になり、そのわりには給料が少なく生活がきつきつでお金をまわすところがないという状況なのが今の世界の共通の問題なのでしょう。
一人が使えるお金は決まっているのでほんのひとにぎりの人がお金持ちになったとしても他の多くの犠牲(環境破壊、モラルの欠けた社会、いつまでも競争の輪から抜け出せないストレスなど)によって決して安心、幸せというものが手に入ることはないように思えます。
私たちはいやでも他の人と共生していますので、一人勝ち抜いてもその先は荒れ果てた荒野だったということがこれからますます現実味を帯びてくるのではないかと個人的に感じています。

私たちは奇麗な空気、水、食べ物、土地がないと本当の幸せを感じることは難しいと思います。
今回のガスの値下げで浪費するのではなくあくまで節約しながら浮いたお金を世のために使ってほしいと願います。

 

2015年4月17日金曜日

りんごはすごい 

本日も花粉症対策の話になります。
ふと思い出したのですが、以前にある投資ブロガーさんの記事でりんごを毎日1年間食べ続けた結果、いままで毎年でていた花粉症の症状がまったくでなくなったということを書かれていました。
はっきりと覚えていませんが、食事はいままでどおりで毎日1個のりんごを1年間食べ続けただけというなんとも簡単な療法を行うということだったと思います。

昔から『一日一個のりんごは医者いらず』といわれています。最近ではいろいろな科学的データや実験などからその有効性がはっきりと確認されてきているようです。
薬には『副作用』というものが常につきまとうのでりんごのように自然の食物によって体を元気にできるということは非常にありがたいことですね。

私はまだ花粉症の症状が続いています。りんごは残念ながら毎日食べていなかったので今後、できるだけ毎日食べるようにこころがけたいと思います。

フランスのBIO(有機栽培)のりんごはとてもおいしいです。
私のお気に入りのお菓子はリンゴタルトですが、フランスのタルトはとてもおいしいと個人的に思っています。
しばらく花粉の時期は続きますので油断はできないですね。

2015年4月16日木曜日

ちょっとうれしいサプライズ

私の保有銘柄であるNetflixが約15%ほど株価上昇しました。第1四半期の決算発表で新規会員数が前期比488万人増で予想よりも大幅な増加を受けて急騰したようです。利益自体はマイナスなのですが、この新規会員数というのが市場の反応は一番重要だと思っての結果です。本日のうれしいサプライズになりました。
ちなみに私はNetflixとサービス利用のため契約していますが、月額9€ほどで高画質で複数のパソコンやタブレットなどからたくさんの映画やドラマがみれるのでいいサービスだと思っています。
映画館にいくのも好きだったのですが、最近の映画は上映時間が3時間くらいあるものや前に座る人の髪型や背の高さによって集中してみれない、さらに最近の映画館のチケット代の高騰などもありあまり興味がなくなっている感じです。

そんななか自宅でゆっくりと好きな場所、好きな格好でみれることはとても快適に思えます。最近は映画館離れが多いといわれていますが、やはり時代の流れ+サービスの向上によっていろいろな文化や職業が淘汰されていくのでしょう。

唯一の問題点としまして、しかしこれはNetflix自体の問題ではなく、フランスでは法律によって劇場上映された映画はある一定期間ほど他の媒体で放映してはならないことになっており、他の国では見ることのできる最新の映画やドラマをしばらく待たなければいけないということです。
フランスでは似たようなサービスを提供するフランス企業としましてCANAL+というものもあります。ここは以前から新規契約の広告が毎回毎回ちらしや他の媒体を通しての勧誘などがありとても不快な思いをしています。
経営のやりかたがサービスを高めて顧客を満足させていくことよりもそういったコマーシャルに頼っている感じを受けるので最初の選択の段階であっさりとNetflixに決めた理由です。
以前の記事にもNetflix経営陣の野望といいますかビジョンがはっきりしていて雇用にもかなり力をいれている会社なことを読んだことがありまして、現在この会社の株を保有している次第です。
ただこの会社は配当金を今の段階でだしていないので大きく株価が下がった時は泣きをみることになると覚悟して保有しています。

2015年4月15日水曜日

花粉症なのか大気汚染なのか?

数日前より鼻の調子がよくなく、体もすっきりしない日々が続いています。
一時的なものだろうと思ってそのままほったらかしていました。
しかし、今日は一日中鼻水がとまらない状態になっています。以前、花粉症の症状がでるときはだいたい喉の痛みと目の奥の頭痛というものだけでした。
今日はほぼ3分に一度の割合で鼻をかまないとどうしようもないくらい、まさに蛇口のねじが壊れてぽたぽたと水滴が垂れるような勢いです。
人生でこのような体験は初めてなのですが、昔から花粉症の方は鼻水が水のようにすーっと落ちてくるとよく話をされていました。
この状況でつらいのは鼻のかみすぎによる鼻の下の皮膚がひりひりすることです。鼻が詰まるのではないので頭はあまり痛くないのですが、ひりひり感はまるで辛い韓国料理を食べた後の感覚と似ています。

毎年この時期はよく体調を壊していました。これがパリの大気汚染によるものなのか花粉によるものなのか未だにはっきりしていません。もしくはこの両方が合わさっての状況なのかもしれません。
フランスにおいての対策としましては、以前このブログでも紹介しました『レスプロのマスク』 をつけて予防していますが、うちにいるときに思わず窓をあけっぱなしにしていてそのときにおそらく大量の花粉が家に入ってきているのだろうと思われます。

今回のような皮膚の乾燥やこすれによるひりひり感によく効くフランスの商品を紹介したいと思います。
『Homeoplasmin(ホメオプラスミン)』

http://www.amazon.com/Boiron-Homeoplasmine-Extra-Large-40g/dp/B0089E3JG6


もともとこのクリームを製造している会社はBOIRONといい、『ホメオパシー』というイギリスの伝統的医療を受け継いでいる会社です。ホメオパシーを専門に展開していてフランスでは普通に薬局で処方箋なしで購入することができます。
現在、日本では購入できないみたいなので海外旅行でフランスに来る機会がありましたら薬局に立ち寄ってみてください。
フランスの気候はとても乾燥しているので肌がかさかさする部分に部分つけしたりと日常使いにとても役に立つパートナーです。



2015年4月10日金曜日

フランスでジャパンレールパスの申請方法

4月に入るとすぐにゴールデンウィークのことを思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか?
フランスも5月は休みが多く、祝日などを合わせて週末と組み合わせていくとだいたい半月ほどの休みになってしまいます。フランスではほとんど5月は閉まっているという印象が個人的にあるのですが、旅行のことについて本日は紹介しようと思います。

ジャパンレールパスというものが日本を旅行する外国人にとってとても役に立つサービスなのは有名ですが、なんと日本人にもその恩恵を受けることができるという情報を聞いたのでお知らせします。
元々、このジャパンレールパスというものは日本を旅行する外国人のためにJRの割引を受けることができるというものです。
ご存知のとおり日本は交通費がとても高く(世界トップクラス)、また割引があまりないという印象です。
早割やチケットショップで購入してもたかだか10%くらいの割引だけではないでしょうか。
その点、ヨーロッパは早期予約をすると3分の1くらいで購入できることもめずらしくなく早めにスケジュールを組める人にとってはとてもいいサービスだと思っています。

私のような海外在住者にとって一時帰国の際の日本旅行というものはとても出費がかかるものです。基本的にジャパンレールパスを購入し日本で使用できる資格があるのは海外永住されている方(10年以上のビザ)、もしくは結婚している方に限られています。
しかし裏わざというものが存在しているようで、滞在5年以上でなおかつ日本大使館に在留届をだしていてその5年以上の外国滞在を証明するものを発行してもらうとフランス在住で結婚していない人でもジャパンレールパスを購入できるとのこと。
ちなみに7日間のパスで212ユーロ、14日間で338€、そして21日間で430€で購入できます。
日本の新幹線を考えると短期間でいろいろなところにまわりたい人には大変お得ですね。

5月はヨーロッパも天気がとてもよく、日が暮れるのがとても遅いので快適に過ごしやすい季節です。他のヨーロッパ圏も機会があればまわってみたいものです。

 

2015年4月9日木曜日

NHKテレビ受信料とフランスのテレビ受信料

本日たまたま日本のNHKの番組だけを映らないようにする装置を大学生の卒業研究で発明されたそうです。(NHK放送の記事

日本ではNHKの受信料をめぐって昔から口論がなされています。
現代において『テレビを見る』という動作の転換期になっているようにも思えます。個人的にテレビでテレビ番組を見ているのは40〜50歳代以降の年層のようにも思えます。今の若い世代はパソコンのネットからもしくはもっと若い世代はスマートフォンなどから時間や場所を選ばず見ているような気がします。
この『国営』というものはどこでも競争相手がいなく、独占状態の市場であります。
ですからある意味、サービスがよかろうが悪かろうが国民には選択の余地はなく使わざるを得ないということになります。
当然、提供する側の向上心次第で大変便利なものにもぼったくりのようなものにもなるので難しいところです。

どの時代、どこの国でも国民はいいサービスを受けたいと思っていますので、いい方向に解決策がでてくることを願っている次第です。
私のように日本国外に住んでいるものとしては少しかけ離れていますが。

フランスでもテレビ受信料はあります。
しかしフランスは自己申告制ですので、毎年の確定申告の際に収入もろもろ記入した後に自宅にテレビを置いている(テレビをみている)かどうか チェックする項目があります。
フランス語で『 Contribution à l'audiovisuel public』というのですがその金額は年に136€と2015年1月の時点でなっています。
これは『Tax Habitation(住民税)』と一緒に払うことになりますのでだいたい秋の9〜10月頃に手紙を受け取ることになります。

私は数年前くらいからテレビを自宅におかなくなったのでこのContribution a l'audiovisuel publicは払っていません。というよりそもそもテレビをみる習慣がもともとないためテレビ自体も必要ないのです。

もちろんフランスにもいい放送局はあります。個人的にはARTEというドイツ系の放送局でいろいろな文化的ものを番組として提供しています。ジャンルがとても広く、なおかつとてもためになるものばかりです。
テレビ業界というのはまさに大改革期なので淘汰の中でいいものが残ってくれると私たちにはありがたいですね。


2015年4月5日日曜日

2015年3月の運用成績

先月末に少しバタバタしていたのと今月にはいってPaque(復活祭)などの関係でかなり遅くなりましたが2015年3月の運用成績をみてみたいと思います。

毎回月末のこの運用成績をだすために計算をするのですが、もともと数字にあまり強くないのと基準にするものが定まっていないため、自分でもわかりにくい状況なので少し自分なりにルールを決めてみました。

1:先月比に対してどのくらいの成績になったのか。
2:2015年度より受け取った合計配当金は2014年度末の資産に対してどれくらいの割合になるか。
3:先月比でどれくらい資産が変化したか。
4:2014年末比でどれくらいの運用成績になっているか。

このような形でしばらくやってみようと思います。

ということで3月の運用成績は、
まずフランス株式口座は先月比で-0.4%の下落。フランス株式市場全体は絶好調なのですが、私のポートフォリオ内で一番多く保有している1つの銘柄がつい最近に大きく下落したためマイナスという結果になりました。そしてアメリカ株式口座は先月比で-1.8%の下落になりました。3月中旬まではものすごい勢いでドルに対してユーロ安になっていて絶好調の運用成績だったのですが、後半からアメリカ国際企業のドル高による売り上げ下落によりユーロが巻き戻しを始めてあっと言う間に先月比マイナスになってしまいました。

今年に入って受け取った配当金の合計は2014年末の資産に対して+0.3%になりました。
この数字はフランスの定期口座(LIVRET A)の利子をすでに上回ったので第一ステップはクリアしたことになりました。

次に先月比での運用成績はフランス株式口座とアメリカ株式口座を合わせて-1.3%の成績です。
そして最後に2014年末からの運用成績は+8%になりました。




2015年3月29日日曜日

復活祭(パック) Pâques 2015

私たち日本人ほどいろいろな宗教行事を行っている国民は他にないのでしょうか。
フランスのあちこちで模様替えが行われています。
その模様替えとは卵を基本としたチョコレートのデコレーション。そう、復活祭の季節になりました。
私はあまり甘いものは食べないのでそこまで興奮するような行事ではないのですが、子供達には甘くうれしい行事なのではないでしょうか。
基本的に復活祭は「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日(Wikipediaより)」に祝われるとのことです。
そして毎年その日は変わるのでだいたいこのあたりかなという感じで覚えています。
フランス人はチョコレートが大好きな様子(というか甘いものが好きなのだけかも)で、スーパー、街のお菓子屋さん、パン屋さんの隅などあちこちで売られています。

庭がある家庭などでは買って来たいくつかのチョコレートを庭のあちこちに隠して、子供達がそれを宝探しのように見つけていくゲームのようなものになっています。

チョコレート市場はこのご時世でも不景気という言葉からは遠いとのことです。
バレンタインデーや復活祭などの行事でお店には長い行列ができ、たくさんみんな買って行っています。

フランスの有名なチョコレート屋さんといえば、La Maison du Chocolat, Jean-PaulHevin, Debauve & Gallais, Patrick Roger, Jacques Genin Fondeur en Chocolat, Pascal Caffet, そして最近ではSebastien Gaudardなどが人気ですね。
これらのお店では小さなチョコレートでも一つ何百円〜とかなり値段がしますので日常的にばくばくとおやつとしては食べにくく、みなさんお土産や人へのプレゼントとして購入される方が多いのと思います。

フランスを訪れた際に記念に一度寄ってみられてはどうでしょうか。
ちなみに今年は4月5日が復活祭になります。


 

2015年3月28日土曜日

サマータイム開始! Changement d'heure a partir de cette nuit.

日本ではあまり縁のないものですが、フランスでは本日3月28日の夜中に冬時間から夏時間に変ります。
毎回このサマータイムになる日時というのがあやふやに覚えています。
基本的には3月の第4週目の土曜日の夜中というものです。おそらく次の日が日曜日なので最悪サマータイムへの変更に気がつかなくても一日ほど自覚するための猶予をもとうという考えのもとこのように決定されたのではないかと推測しています。
とはいっても日曜日に仕事をする人、もしくは大事なアポイントメントをいれている方、新幹線、飛行機で旅行に行かれる方にとってはかなり大事なのでしっかりと気をつけておいたほうがいいでしょう。
どのような流れでサマータイムへと変更になるのか興味がある人も多いと思います。
これは土曜日の夜中をすぎて日曜日の朝2時きっかりに突然1時間飛んで朝3時になるというものです。
つまりサマータイムは1時間ほど早くなると覚えておくといいでしょう。
例えば今まで朝7時に起きていた人はこのサマータイムの日からいままでの朝6時(サマータイム上では同じ7時)に起きなければいけないということです。
ちょっと最初の数日は寝不足ぎみになるかもしれませんね。
 ただこれは日中の太陽の時間が長くなるために行われているのでこれからは一日の明るい時間がどんどん長くなっていくので気持ちのいい季節になるということでもあります。

この機会にみなさんしっかり携帯電話、腕時計、家の時計の調整を忘れないようにチェックしておいてください。
最近ではスマートフォンなどは自動で時間を変更してくれてるものが多くなっています。時計も電波式のものは自動に変更してくれるのでしょうけど、機械式などの普通の腕時計は自分で調整しなくてはいけませんね。

そういうことを考えると今噂のアップルウォッチを筆頭にスマートウォッチと呼ばれる次世代のウェラブル機器というのは大変便利なものになるのでしょう。
 

2015年3月27日金曜日

季節外れのセール Solde, Promotion en ce moment

たまたま立ち寄ったBon Marcheで多くの商品がセールになっています。30%offですが普段(セール時期)でも値引かないようなブランドがセールをしていて驚きました。
以外にフランス政府公認のセール時期(1月〜2月、6月〜7月の年2回)には正直言って魅力的なものは見当たらないのですが、この季節外れの意外なセール期間は幅広く割り引きしてありたいへんお買い得なのではないでしょうか。
パリに住んでいる方でしたら直接お店にいってじっくり商品を見定めてから購入されてもいいと思いますし、郊外または地方に住んでいる人もいまはインターネットのサイトからも購入できるようになっています。

私も欲しいものがたくさん出くわして思わず勢いで購入しそうになりましたが、まずは自宅に戻って家族のものとゆっくりと話をして決断をしたいと思います。
今流行の中国人の爆買いのように豪快に買い物を楽しんでみたいものです。


Aujourd'hui J'ai decouvert par hazzard "Solde" au Bon Marche. Pleins des articles sont solde vers 30% reducition. Pendant "Solde officiel" (Janvier- Fevrier, et Juin- Juillet) il n'y pas grand choses meme bien solde 50%.
Par contre en ce moment presque tous les types d'artcle est solde, donc personellement plus interessant.
Mais faitez attention! Jusqu'a demain!!
Soif on va acheter par internet.
Car il y a autres magasines Galerie Lafayette, Printemps aussi "solde"

Bon shopping!

Top 10 meilleurs prix de l'immobilier dans la ville française en 2015

J'ai fait un liste pour comparer la ville plus cher en France.
Ce liste sera utile pour trouver ou vous pouvez être tranquille sans prendre la tête de payer pour immobilier (loyer, acheter maison..etc)

Le plus cher ville en France, c'est surement et sans doute PARIS!
Paris est capital de France et la ville ou le plus nombreux de touriste étranger visite.

Ce liste est note le date de 1ere MARS 2015. (Le prix est cite par MeilleursAgentes.com)

1ere: Paris
Prix m2 bas         Appartement: 5362€   Maison: 6308€
Prix m2 moyene  Appartement: 7826€   Maison: 7926€
Prix m2 haut        Apparement: 12857€  Maison: 16084€

2ere: Nice
Prix m2 bas         Appartement: 2822€   Maison: 3340€
Prix m2 moyen    Appartement: 3762€   Maison: 4453€
Prix m2 haut        Appartement: 5644€   Maison: 6680€

3ere: Lyon
Prix m2 bas         Appartement: 2406€   Maison: 2622€
Prix m2 moyen    Appartement: 3208€   Maison: 3496€
Prix m2 haut        Appartement: 4813€   Maison: 5244€

4ere: Bordeaux
Prix m2 bas         Appartement: 2288€   Maison:2253€
Prix m2 moyen    Appartement: 3051€   Maison: 3004€
Prix m2 haut        Appartement: 4577€   Maison: 4506€

5eme: Lille
Prix m2 bas         Appartement: 2153€   Maison: 1454€
Prix m2 moyen    Appartement: 2870€   Maison: 1938€
Prix m2 haut        Appartement: 4306€   Maison: 2908€

6eme: Toulouse
Prix m2 bas         Appartement: 2058€   Maison: 2135€
Prix m2 moyen    Appartement: 2744€   Maison: 2847€
Prix m2 haut        Appartement: 4116€   Maison: 4271€

7eme: Montpellier
Prix m2 bas         Appartement: 1992€   Maison: 2089€
Prix m2 moyen    Appartement: 2656€   Maison: 2785€
Prix m2 haut        Appartement: 3984€   Maison: 4178€

8eme: Rennes
Prix m2 bas         Appartement: 1883€   Maison: 2344€
Prix m2 moyen    Appartement: 2511€   Maison: 3125€
Prix m2 haut        Appartement: 3766€   Maison: 4688€

9ere:  Nantes
Prix m2 bas         Appartement: 1992€   Maison:2048€
Prix m2 moyen    Appartement: 2563€   Maison: 2731€
Prix m2 haut        Appartement: 3844€   Maison: 4097€

10ere: Strasbourg
Prix m2 bas         Appartement: 1992€   Maison: 2016€
Prix m2 moyen    Appartement: 2563€   Maison: 2689€
Prix m2 haut        Appartement: 3845€   Maison: 4033€

Paris est 2fois plus cher que Nice (comme meme 2ere meilleur prix!).


2015年3月23日月曜日

フランスの都市の中での上位不動産価格ベスト10 

最近はフランス国内の不動産価格も不景気の影響で数年前からじわじわと下落してきています。今日はそのフランスの都市の中で上位不動産価格ベスト10を紹介したいと思います。

まず第一位はフランスの首都であり世界一の観光都市であるパリです。やっぱりというかまあ当然のイメージでしょうか。
2015年3月1日の日付での比較となります。1m2あたりの価格、順位はアパートと家の総合によるもので私の判断によるものとします。

1位:パリ PARIS(世界一の観光都市)
安い地区  アパート:5362€  家:6308€
平均  アパート:7826€  家:7926€
高い地区  アパート:12857€     家:16084€

2位:ニース NICE(お金持ちが集まるリゾート地)
安い地区 アパート:2822€ 家:3340€
平均 アパート:3762€ 家:4453€
高い地区 アパート:5644€ 家:6680€

3位:リヨン LYON(多くの有名料理人を排出しているフランス第2の都市)
安い地区 アパート:2406€ 家:2622€
平均 アパート:3208€ 家:3496€
高い地区 アパート:4813€ 家:5244€

4位:ボルドー BORDEAUX(世界的に有名なワインの産地)
安い地区 アパート:2288€ 家:2253€
平均 アパート:3051€ 家:3004€
高い地区 アパート:4577€ 家:4506€

5位:リール LILLE(ベルギーに近い都市)
安い地区 アパート:2153€ 家:1454€
平均 アパート:2870€ 家:1938€
高い地区 アパート:4306€ 家:2908€

6位:トゥールーズ TOULOUSE(フランス南西部の学生街)
安い地区 アパート:2058€ 家:2135€
平均 アパート:2744€ 家:2847€
高い地区 アパート:4116€ 家:4271€

7位:モンペリエ MONTPELLIER (南仏の地中海に近い学生街)
安い地区 アパート:1992€ 家:2089€
平均 アパート:2656€ 家:2785€
高い地区 アパート:3984€ 家:4178€

8位:レンヌ RENNES (世界遺産モンサンミッシェルの近く)
安い地区 アパート:1883€ 家:2344€
平均 アパート:2511€ 家:3125€
高い地区 アパート:3766€ 家:4688€

9位: ナント NANTES 
安い地区 アパート:1992€ 家:2048€
平均 アパート:2563€ 家:2731€
高い地区 アパート:3844€ 家:4097€

10位:ストラスブーグ STRASBOURG(ドイツとルクセンブルグに近い)
安い地区 アパート:1992€ 家:2016€
平均 アパート:2563€ 家:2689€
高い地区 アパート:3845€ 家:4033€

()内は私の中のイメージなので参考程度に。

このような結果になりました。
こうしてみるとやはりパリだけ他の都市と比べてずば抜けて土地価格が高いようです。2位との差だけでもなんと2倍にもなります。
現在での私の資産ではパリでの不動産の購入は果てしない夢物語です。




2015年3月22日日曜日

毎月の電気代を考えてみると フランス(パリ)

先日のことになりますが、3月11日は世界の電力業界に衝撃を与えることになった記憶に残る日として4年目を迎えました。
日本は地震大国で世界の地震発生地のかなりの部分を占めていると以前に目を通したことがあります。そんな状況下で原子力発電所でエネルギーを補うということは実際問題無理なことなのかもしれません。
ちょっと調べてみたところ2013年度と少し古いもののようですが日本のエネルギー供給構成をみてみますと石炭火力が30%、LNG火力が43%、石油火力が15%、水力が8.5%、新エネルギーが2.5%、原子力発電が1%の割合になっています。
そして日本のエネルギー自給率のいうのはわずか5%しかないようです。つまり日本で私たちが使っているエネルギー(電力、ガス) の95%は外国から輸入しているということになります。

yahooニュースより

さて本題になりますがフランスの電気代はどれくらいになるのだろうと思われている方も多いのではないでしょうか。
これはもちろん家の形態や家かアパートのような集合住宅かで大きく異なってくると思います。
今回はパリのアパートで一人暮らし用の小さなステゥディオ(Studio)15〜20m2くらいの大きさでだいたいどれくらいになるか考えてみました。
学生さんで多くの時間を外で過ごす方にとっては夜パスタを茹でたりするくらいなのでそんなに電気を使うことはないと思います。
フランスの小さなアパートには浴槽というのもついてないことが多く小さなシャワー室が隅のほうに1m2くらいの大きさでついている感じです。
基本的にアパート内で使うお湯は各個人のアパートの中に50〜70Lくらいのお湯タンクが備え付けてありましてそこからお湯を使うという構造になっています。


ですから長時間シャワーを浴びたり流し台でお湯をじゃーじゃーと流して使っているとお湯が出なくなってしまう可能性がありますので気をつけなければいけません。
あとは冬の暖房費になりますが、各アパート内で設置した電気ヒーターなどは消費電力が多いわりにあまり暖まらないというなんともエネルギー効率の悪いものが多いですが、それ以外にあまり代用できるものがないので選択肢がないのが困ります。
建物全体でお湯や暖房を暖めている場合は効率がよく各アパートの電気代はかなり安くなっているはずです。

このようなことを考慮してだいたい20〜50€/月が一般的な電気代になるのではないでしょうか。
特別例としまして、フランスは建物内での工事が結構適当なので電気が漏れていたり、他の人によって電気を使われたりという日本ではあまり考えにくい事例がそこそこ発生していますのでもし月の電気代の請求額が上記の内容に沿って生活されている状況下で大幅な請求額が要求された場合は特別例を疑われてみることをおすすめします。
その場合はこちらの電力会社EDFに電話なり事務所に直接足を運んだりして一度調べてみてもらえるようにお願いしてみるといいと思います。

これからの時代はいかに『エコ』な生活を心がけるかということが資産運用においても地球環境においても大事なテーマになるのではないでしょうか。
ちなみに調理機材でも最近の『Cuisinier Vitroceramique(電磁調理器)』 と呼ばれるものは従来の電気コンロに比べて熱伝導率、保熱が改善されているようです。掃除をするのも平なのでとても簡単です。うちはRH(ラジエントヒーター)の調理器を使っています。以前は電気コンロを使用していましたが暖まりと保熱性が高いと思います。
もうひとつ見た目はほとんど同じで大変分かりにくいのですがIH(誘導加熱)型の調理器もあります。こちらは電子レンジのように直接食べ物に電子振動のようなもので加熱するようで暖まるスピード、節電ととてもメリットがあるようなのですが、私自身電子レンジのような電子振動型加熱器の安全性をいまいち信用できていないのでシンプルなRH型を購入しました。

RH(ラジエントヒーター型)調理器

IH(誘導加熱型)調理器

以前の型の電気コンロ(RH調理器の前モデル)

あとは断熱材や、2重サッシ窓の設置などいろいろと節電できる方法はあると思います。また機会がありましたら少しづつでもエコロジーな素材、商品を紹介できればと思います。

毎日のほんのわずかな節約ですが、数年、数十年と計算するととても大きくなるものです。『ちりも積もれば山となる』まさにこの言葉ですね。私たちの環境を改善しながら同時にお金も貯まっていくというものはこれから大きなビジネスになっていくのではないでしょうか。

2015年3月20日金曜日

毎月100€を投資して考えてみると

資産運用というと初めはすごく大きな金額でリスクを背負いながら増やして行くというイメージがあると思います。
私自身も株式市場に参加するまではすごく身構えていました。
実際やりはじめるとあまりたいしたことをしている感覚ではなくなってきます。
もちろん、毎日の資産の上下を体験すると常にリスクはつきまとうわけですが。
そこで今日は手軽に毎月100€を投資にまわして運用するとどんな感じになるのかというのを取り上げてみたいと思います。

本来は私の目標でもあります年に3%以上の配当金をもらえるような企業でありなおかつ今後数十年単位で成長をすると予想される銘柄を選んで投資するのがいいのですが、なかなかそのような銘柄をみつけることは簡単ではありません。
しかしインデックス投資のような『ETF』と呼ばれる多くの上場企業に分散投資したものを選んで年間の企業成長率+分配金(配当金)を合わせて年に5%のリターンをだすことは可能です。
そこで毎月100€(一年で1,200€)を25年間続けたとしてみてそのリターンをみてみたいと思います。

1年目 1200€ x 1.05%=1,260
2年目 1260+1200 x 5% = 2,583
3年目 2583+1200 x 5% = 3,972
4年目 3972+1200 x 5% = 5,430
5年目 5430+1200 x 5% = 6,962
6年目 6962+1200 x 5% = 8,570
7年目 8570+1200 x 5% = 10,258
8年目 10258+1200 x 5% = 12,031
9年目 12031+1200 x 5% = 13,892
10年目 13892+1200 x 5% = 15,847
11年目 15847+1200 x 5% = 17,899
12年目 17899+1200 x 5% = 20,054
13年目 20054+1200 x 5% = 22,317
14年目 22317+1200 x 5% = 24,693
15年目 24693+1200 x 5% = 27,187
16年目 27187+1200 x 5% = 29,807
17年目 29807+1200 x 5% = 32,557
18年目 32557+1200 x 5% = 35,445
19年目 35445+1200 x 5% = 38,447
20年目 38447+1200 x 5% = 41,661
21年目 41661+1200 x 5% = 45,004
22年目 45004+1200 x 5% = 48,514
23年目 48514+1200 x 5% = 52,199
24年目 52199+1200 x 5% = 56,069
25年目 56069+1200 x 5% = 60,133

どうでしょうか、1,200€ x 25(年)と単純に計算しますと30,000€のみです。もちろん銀行に定期で預ければ年に0.5%くらいの利子はつくのでしょうけど複利における1%の差は長期で考えるとかなり大きな差になりえるということです。

パリの大気汚染が酷い模様 Pics de pollution paris

最近外に出るともやが昼間でもかかっていてなんだか気味が悪いなあと思って調べてみました。
すると先週あたりからパリはかなりの大気汚染になっているようで先日の水曜日なんかは世界一空気の汚い都市に(瞬間的みたいですが)残念なことに なってしまったようです。
世間では空気の汚い都市というと中国の北京やら上海などが有名ですね。
少し写真を見比べてみましょう。

パリ

パリ

北京

北京

どうでしょうか、はっきりいって違いがわからない状況です。
ただひとつ気がかりなのは中国の都市で大気汚染が酷く健康被害に深刻な影響があるという認識があるのに対してパリの人達はあまりそのような意識がないように思えます。
中国で有名なマスクをして街を歩く人が普通にいるそうですが、パリでそのような人はむしろ皆無です。それどころか各学校や小さな子供が集まっている場所で普通に外で遊ばせている光景をみますと正直不安を感じます。

私は自転車に乗ってでかけるときは防護マスクをつけています。これはイギリスの会社だと思いますがRespro社のAnti-pollution mask(大気汚染防護マスク)を使用しています。このマスクはPMと呼ばれる極小化学物質も通しにくい素材で作られているというものらしく、1週間ごとにマスクの内側につけてあるフィルターをつけおき洗いするのですが、でてくる泡の色が黒ずんでいます。
見た目はたしかにごっつい感じで『いかにも』という感じですが、健康を害してしまっては元も子もないので気にせずにつけています。

今日なんかは室内にいても喉が痛がゆいので注意しなければいけませんね。
フランスはただでさえ気候が乾燥していますので、この時期の大気汚染+花粉+乾燥で空咳がでたり鼻水、目のかゆみという症状がでましたら今日の記事を参考にしてみてはいかがでしょう。
もちろん、その他の重要な病気も疑われるかもしれませんので、早めにお医者さんに相談にいくのがいいと思われます。

せっかく汗水たらして稼いだお金を病院や薬に払うのも悲しいですから。

2015年3月19日木曜日

パリで不動産購入した場合の収益率を考える

今月やっとのことで2つめのブログ投稿になります。
ここ最近の株式市場が高値圏で新規に購入しようにも魅力的なものが見つかりにくく、むしろ昨年までに購入した額の平均1.5倍の株価になっています。
昨年はいつ下落が起こるのやらと不安を募らせながら売買していましたが、最近ではその頃の心配はなんてちっぽけなものだったのだろうといわんばかりの勢いになっています。
むしろ投機的(博打)のような感覚すら感じているのでここ1ヶ月半くらいはフランスへの株式口座において傍観しています。
ですので大きく増えることもなく減ることもなくというつまらないものになっているので余計にブログへの書き込みがなくなっているようです。

さて本日は不動産について考えてみました。
というのもパリは不動産価格がとても高く、家賃を払うために働いていると言っても過言ではないくらい家計における家賃はずば抜けています。
今日では15m2くらいのワンルームアパートで相場は600€くらいではないでしょうか。現在のレートで日本円に換算しますと8万弱です。
こちらの最低賃金生活者(かなりの割合で存在します。)の手取りがだいたい1100€くらいですので家賃の割合が半分を超えます。
ちなみに現地不動産屋でアパートの賃貸契約をしようと思ったら家賃の最低3倍の手取りの月収がなければまず相手にしてもらえません。
さきほどの話だと最低賃金者の手取りは1100€くらいで小ワンルーム(15m2)の家賃相場が600€です。月の家賃が600€の3倍の手取りだと1800€が賃貸をする場合、最低用意しなければいけない額になります。これプラス、保証人(こちらも家賃の3倍の手取りを保証できる人)が必要です。
少しは状況が分かっていただけましたか?


不動産を購入した場合、15m2のアパートの現在の平均価格はだいたい130,000~150,000€になります。 間をとりまして140,000€としましょう。この購入したアパートを賃貸した場合の家賃で考えると140,000÷600=233.3333...... 約233ヶ月分払うと自分のものになるという計算です。 一年が12ヶ月ですから233÷12=約19.4年ということになります。
つまり19,4 年後には家賃を払わなくてもいいということになります。
株式市場の言葉で表すと『PER』にあたりPER= 19,4
この数字がパリの不動産を購入した場合の現在の収益率になります。

しかし実際はローンの金利、固定資産税、ゴミ税、修繕費が加わりますのでもう少し多めに計算することになるでしょう。
私素人なりの個人的な予想ですが25年あたりではないでしょうか。
あとは不動産価格次第ということになります。
パリの不動産はかなり特異な市場で中古になってもあまり不動産価値が下がるということはいまのところ起こっていません。日本では築40年の物件は半額以下くらいになることもめずらしくないのではないでしょうか。一方パリの建築物は100年を超えるものもめずらしくありませんが、年月による不動産価値の下落というものは不動産売買において重要な項目になっていないような気がします。
よく聞く話がここ30年の間に購入したアパートの価値が3倍になったということをよく聞きます。
それほどパリの不動産価格は過去上がり続けている状況のようです。
ただ今後のことは誰にもわかりません。
このまま過去のように上がり続ければ、25年後、不動産価格が購入価格の2倍になっていれば280,000€の価値になるということになります。

2015年3月1日日曜日

Salon Agriculture パリの農業見本市







今週末を利用して先週からパリ15区のPorte de versaillesで開催されていますSalon Agriculture(パリ農業見本市)に行ってきました。
以前にも行ったことがあるのですがかなり年月が経っていてどんなものだったか記憶が曖昧でしたが、今回久しぶりに行ってみてあまりの人の多さにびっくり、そして人酔いしました。
最近はEチケットで簡単に入場できるようになり便利になったものです。
入場入り口にはダフ屋がわんさかいました。
さて、このSalon Agricultureは大きく6つのパビリオンに分かれていて規模としましては他のサロン(見本市)に比べ圧倒的な大きさなのではないかと思います。

大抵は数個の見本市がこのPorte de Versaillesの会場でそれぞれ別のパビリオンを借りて催し物を行っているのですが、この農業見本市に関しては農業大国フランスの力のいれようを感じ取ることができます。全てのパビリオンがこの農業見本市のために貸し切られている状況です。

中に入りますと農業に関する道具、施設、小物などの販売を行っています。このあたりはまだ余裕がありすんなりと歩くことができるのですが、試食ができる食品エリア、レストランエリアはもう人、人、人と人で溢れ帰っています。歩くこともずるずると車の渋滞のような状況でしてもう試食どころかなにが催されているのかも見えない状況でした。
主に、チーズ、ソーセージ、チョコレートやお菓子がほとんどで相変わらずお腹にどんとくる重いフランスの食べ物ばかりが並んでいます。


私はもう少し野菜やフルーツ系のお店がでているのかと思っていましたがそんなものはほぼ見当たらなかったですね。



最近の流行りつつあるエコ、グリーン都市の催しものが増えて来たかなという感じでした。

この写真のように藁を使った椅子などおもしろいですね。座り心地もなかなかよく、虫の問題や飛び散る藁のことさえなければ室内インテリアにもいいと思うのですけどね。

あとは牛、鶏、うさぎ、羊、ヤギなど家畜用の動物が勢揃いしていますので小さな子供達でにぎわっていました。フランスはちょうど2週間のバカンスで学校が休みなのもあり、家族連れで溢れかえっていました。


結局半日近くいましたが、 もうちょっと販売目的な印象を減らして違う項目の農業店を増やしてほしいものです。
おそらく初めてフランスに日本から来られる人にはチーズやソーセージなどおおっと感動するのでしょうけど、同じようなお店ばかり場所を変えて設置されていたらあきてくるものです。もっといろいろな品種のものがみれれば一層興味深い見本市になれるような気がします。

2015年2月28日土曜日

2015年2月の運用成績

今月はいろいろと私事の関係で資産運用の勉強にあまり時間をかけることができませんでした。
本来であれば初心者の私は学生のように毎日勉強したほうがいいのですが、なかなか重い腰があがりません。
このたびは2度目の運用成績の発表となります。

その前に私の証券口座を開いている証券会社を本日は少し紹介したいと思います。
フランスにも大小様々な証券会社、銀行の証券口座、保険会社があります。
口座を開くにあたってみなさまが悩まれるのはやはり手数料の安さではないでしょうか。
証券口座が安心して預けれるところなのか、サービスはどうか取り扱っている金融商品の幅、と細かく見ていけばいろいろと迷いがでてきますね。
全ての条件をみたしているのは富裕層向けの大きなところになると思いますが、私はごく普通の一般人なのでそのようなところには開けません。

そこで手数料の安さが第一優先になりました。
私の現在のメイン証券口座は『Bourse Direct』になります。
ここに税控除の恩恵が受けられるフランス口座PEAとアメリカ用口座(Titre de Compte)を1:2の資産比率で運用しています。
Bourse Directでは1000€くらいまでのフランス株の売買手数料が1€で行えるので、株の売買の慣れを兼ねてこちらで行っています。一方、アメリカ株への手数料は8.5€〜ですのでそう頻繁に売買はできません。ですので中長期保有が前提です。

前置きが長くなりましたが、2月の運用成績をみてみたいと思います。
フランス株式口座は先月比で2.2%上昇です。ECBによるギリシャ救済を含む量的緩和の影響で市場は大きな上昇となっていますが、私はその前にほとんどの株を売却してしまいただ指を加えて眺めているしかありません。
アメリカ株式口座のほうは先月比3.2%の上昇です。
こちらも史上最高値を更新している状況でこれから大きな上昇は見込みにくいのではないかと思っています。
フランス口座とアメリカ口座を合わせまして先月比で2.9%の上昇となりました。
今月受け取った配当金は投資した資本金に対して0.25%でした。
このブログを始めた昨年12月末比にしますと9.4%の上昇ですのでまずまずな出来ではないでしょうか。
このまま上昇が続いてくれるとありがたいですがそうそう甘くはないはずです。

2015年2月21日土曜日

パリの物価 食料編

よく日本とフランスの物価について比較することがあるのですが、生活必需品である食料の物価(パリ)がどれくらいか紹介したいと思います。

まず、フランス人の主食ともいえるフランスパン(バゲット)ですが、これにはフランス政府からの特別な扱いを受けている部分もありましてある一定の金額を超えないような設定になっているようです。

パリのパン屋さんでバゲットを1本買うとだいたい90ー95サンチーム(1€=100サンチーム)です。現在で円価格にしてみますとおよそ122〜129円くらい。

バゲットは夕食のお供に多くのフランス人が帰宅時にパン屋に寄ってそのまま手に抱えて歩いている風景をよく目にします。



次に昼食ですが、大きく2つに分かれます。学生などお金がない人達は安くてお腹一杯になるサンドイッチを買ってそこら中で食べています。一番安くて基本的なものにハムとバターを挟んだのみのサンドイッチがありますが、だいたい3〜3.5€(400〜470円くらい)。







そして一般勤務している人で少し経済的に余裕のある人はレストランで食事を取ります。フランスは(というかヨーロッパ全体)レストランの料金が日本と比べはるかに高いので日本の感覚でレストランにいくことはまずないでしょう。日替わりメニューで10〜14€(1350〜1900円)で日本の1.5倍近くとみておいたほうがよさそうです。下の写真はよくみられる鳥の丸焼きのもも部分とフレンチポテト。



スーパーでの買い物で日本に比べて安いものはミネラルウォーターや果物、野菜など。ミネラルウォーターは1.5L(volvic)で60サンチーム(80円ちょっと)や果物で今が季節のみかんは3€/kg(400円くらい)。フランスは自分で好きなだけとって量り売りのシステムが多いので比較しずらい)農業国なのでやはり日本より安いです。

2015年2月12日木曜日

フランスの貯蓄口座 ASSURANCE VIE

フランスの銀行における貯蓄口座はいくつかあります。
以前に紹介した受け取る利子が非課税になるLivret Aを含め、その種類は様々で日本から始めてフランスに来る方にはなにが異なるのかよくわからないと思います。

本日は私たち日本人には少しわかりにくいAssurance Vieについてみてみたいと思います。
まずAssurance Vieというのは1つの口座の名前です。
この口座には元本保証付きのユーロファンド(Fond en Euros)を含む様々な投資信託を組み込める口座になります。

口座の開設にいたっては銀行、保険会社、またはフィナンシャルプランナーのところで開くことになります。
元本保証であまりリスクをとらずちょこちょこと増やしていきたい人にはユーロファンドのみの資産運用を選択するといいでしょう。この場合はContrat en eurosを選びます。

多少のリスクは覚悟でも受け取れるリターンを多く希望する人には株式または債券のファンド を口座内に組み込むといいでしょう。Contrat en unites de compteやContrat multi-support、Contrat euros-croissance、そしてContrat vie-generationなど。これらの違いはまたのちほどちゃんと理解できるようになったときにでも紹介したいと思います。
いろいろありすぎますね、フランスの口座は。

次にどの契約で口座を開くか決まったら契約のタイプ(Types de contrat)を選びます。
これは預けているお金の引き受けに関する契約です。契約期間終了においての税控除や万が一、契約者が死亡したりしたときのための 引き取り人の選択などになります。

利率についてはその年が終わり新年を迎えた後で契約しているファンドの運用成績によって利率が決まる(発表される)ことになります。ですのであらかじめ決まった利率が保証されているわけではないという点に注意しないといけません。よく昨年度の成績はいくらだったというのがありますがあくまで過去の成績であり、今後それが続くかどうか(運用成績が下がるか上がるか)というのは世界の経済状況に左右されることになるでしょう。

基本的にAssurance vieにて資産運用を行う場合、お金の入金に対して数%の手数料がとられます。仮に1000€預けた場合は2%の入金手数料をとられるとしたら20€かかるので実質預ける金額は980€ということになります。インターネットのみで扱われているAssurance vieにおいてはだいたいがこの入金手数料をとらないところが多いです。

手数料についてまとめてみます。
Frais sur versements:入金手数料
Frais de gestion:運用費
Frais d'arbitrage:ファンドを変えるときの変更手数料
これらの手数料と運用成績を合わせて初めて実質の利率がでますのでこの手数料は見落とすことなく注意しないといけません。


2015年2月8日日曜日

パリの交通機関料金比較 2015年

本日はフランスの物価について紹介してみたいと思います。
フランスの首都であり世界一の観光都市であるパリ。その主な交通手段である『メトロ』、『メトロ』とはフランス語で地下鉄を意味します。
2015年度の地下鉄の切符の料金を比較してみましょう。




1 ticket T+ (切符1枚) 1.8€
この1枚の切符でパリの地下鉄またはRER(高速地下鉄)に乗ることがができます。日本と違うのはパリ市内のどこの駅で降りても値段は変らないという点です。日本では目的地によって料金が変るシステムですがフランスではゾーンと呼ばれるパリ区域はこの切符一枚でどこでもいけるということですね。
またこの切符はバス、トラムと乗る/乗り継ぐことが可能です。地下鉄は一度改札口から出てしまうと再度乗るには新しい切符を使わないといけないのですが、バスとトラムは1時間半の間乗り継ぎ/乗り換えが可能です。
この1時間半というのは最初に切符を通した時刻から乗り継ぎを経て、最終的に切符を通す乗り物までの時間が1時間半であれば問題ないということになります。

注意しなければいけないのは『地下鉄とバス/トラムの乗り継ぎはできない』という点です。

またこの切符はお得な10枚つづりからなる『Carnet de ticket(回数券)』が14.10€で販売しているので一日の乗車が何度も乗るわけでもないけど数日間ちょっとだけ交通手段を使うというときにお得です。
10歳以下の子供は半額の7.05€になります。

次に空港からパリ市内までの交通手段を見てみましょう。
日本から観光でパリに来る人の多くが利用するであろうシャルルドゴール空港からのバス(Roissy Bus)は空港からパリ中心地のオペラ座までダイレクトに運んでくれます。 この切符は11€です。パリまでの所要時間は混雑にもよってかなり異なりますがだいたい1時間前後くらいですね。

または高速地下鉄(RER B)を使っても移動できます。
パリ市内とシャルルドゴール空港の間を10€で移動できます。こちらの所要時間は30〜45分くらい。



定期券での比較してみます。
Navigo(ナビゴ)と呼ばれる定期券にはゾーンごとによる料金の違い、期間による料金の違いがあります。


このNavigoはさきほどの切符と大きくことなる点として地下鉄、RER、バス、トラムと交通手段に制限なく乗り換え自由です。ですのでパリ、周辺に住んでいる人はこのNavigoを使うほうが便利でお得になります。
日本の定期のようにマグネット式でチャージをするにも改札を通るにも時間が短縮できます。

旅行者には1週間有効の定期券がよく好まれます。
パリ市内周辺だけで済むならゾーン1、2の定期券になり、料金は21.25€。
ちなみにヴェルサイユ宮殿はゾーン4(定期券料金は32.95)になりますので観光で1日のみしかいかない場合は定期券の購入は必要ありません。

1ヶ月定期の場合、ゾーン1、2で70€です。今年の9月からゾーン1からゾーン5まで一律70€に統一されるようですが2月の現在ではまだこのシステムは利用できない状況です。





この他にもMobilisと呼ばれる一日のみの定期券が存在します。
丸一日、朝から夜遅くまでパリをあちこち観光したい人にはこのMobilisのゾーン1、2を購入することをおすすめします。料金は7€なので一日に6回交通機関を使用すればもとがとれてしまいます。
このMobilisはゾーンを指定できるので例えばゾーン1〜5までで自分の好きな区間を選択することができます。例えば、ヴェルサイユ宮殿にいって、そのあとパリ市内を観光するというハードスケジュールを組んだ場合、Mobilisのゾーン1−4(11.5€)を購入すれば毎回チケットを購入する手間が省けますし、最終的にお得になります。

最後にParis visitと呼ばれる各種割引券のついたものもあります。
これはまず日数を選び(1、2、3または5日間)それからゾーンを選びます。(1−3または空港を含む1−5) その組み合わせにより料金が異なります。
料金表は以下に載せておきます。