日本は地震大国で世界の地震発生地のかなりの部分を占めていると以前に目を通したことがあります。そんな状況下で原子力発電所でエネルギーを補うということは実際問題無理なことなのかもしれません。
ちょっと調べてみたところ2013年度と少し古いもののようですが日本のエネルギー供給構成をみてみますと石炭火力が30%、LNG火力が43%、石油火力が15%、水力が8.5%、新エネルギーが2.5%、原子力発電が1%の割合になっています。
そして日本のエネルギー自給率のいうのはわずか5%しかないようです。つまり日本で私たちが使っているエネルギー(電力、ガス) の95%は外国から輸入しているということになります。
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yahooニュースより |
さて本題になりますがフランスの電気代はどれくらいになるのだろうと思われている方も多いのではないでしょうか。
これはもちろん家の形態や家かアパートのような集合住宅かで大きく異なってくると思います。
今回はパリのアパートで一人暮らし用の小さなステゥディオ(Studio)15〜20m2くらいの大きさでだいたいどれくらいになるか考えてみました。
学生さんで多くの時間を外で過ごす方にとっては夜パスタを茹でたりするくらいなのでそんなに電気を使うことはないと思います。
フランスの小さなアパートには浴槽というのもついてないことが多く小さなシャワー室が隅のほうに1m2くらいの大きさでついている感じです。
基本的にアパート内で使うお湯は各個人のアパートの中に50〜70Lくらいのお湯タンクが備え付けてありましてそこからお湯を使うという構造になっています。
ですから長時間シャワーを浴びたり流し台でお湯をじゃーじゃーと流して使っているとお湯が出なくなってしまう可能性がありますので気をつけなければいけません。
あとは冬の暖房費になりますが、各アパート内で設置した電気ヒーターなどは消費電力が多いわりにあまり暖まらないというなんともエネルギー効率の悪いものが多いですが、それ以外にあまり代用できるものがないので選択肢がないのが困ります。
建物全体でお湯や暖房を暖めている場合は効率がよく各アパートの電気代はかなり安くなっているはずです。
このようなことを考慮してだいたい20〜50€/月が一般的な電気代になるのではないでしょうか。
特別例としまして、フランスは建物内での工事が結構適当なので電気が漏れていたり、他の人によって電気を使われたりという日本ではあまり考えにくい事例がそこそこ発生していますのでもし月の電気代の請求額が上記の内容に沿って生活されている状況下で大幅な請求額が要求された場合は特別例を疑われてみることをおすすめします。
その場合はこちらの電力会社EDFに電話なり事務所に直接足を運んだりして一度調べてみてもらえるようにお願いしてみるといいと思います。
これからの時代はいかに『エコ』な生活を心がけるかということが資産運用においても地球環境においても大事なテーマになるのではないでしょうか。
ちなみに調理機材でも最近の『Cuisinier Vitroceramique(電磁調理器)』 と呼ばれるものは従来の電気コンロに比べて熱伝導率、保熱が改善されているようです。掃除をするのも平なのでとても簡単です。うちはRH(ラジエントヒーター)の調理器を使っています。以前は電気コンロを使用していましたが暖まりと保熱性が高いと思います。
もうひとつ見た目はほとんど同じで大変分かりにくいのですがIH(誘導加熱)型の調理器もあります。こちらは電子レンジのように直接食べ物に電子振動のようなもので加熱するようで暖まるスピード、節電ととてもメリットがあるようなのですが、私自身電子レンジのような電子振動型加熱器の安全性をいまいち信用できていないのでシンプルなRH型を購入しました。
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RH(ラジエントヒーター型)調理器 |
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IH(誘導加熱型)調理器 |
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以前の型の電気コンロ(RH調理器の前モデル) |
あとは断熱材や、2重サッシ窓の設置などいろいろと節電できる方法はあると思います。また機会がありましたら少しづつでもエコロジーな素材、商品を紹介できればと思います。
毎日のほんのわずかな節約ですが、数年、数十年と計算するととても大きくなるものです。『ちりも積もれば山となる』まさにこの言葉ですね。私たちの環境を改善しながら同時にお金も貯まっていくというものはこれから大きなビジネスになっていくのではないでしょうか。
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