2022年10月30日日曜日

2022年 10月4週パフォーマンス

 

先週比(昨年度末比):+1,8%

年初来比:-2,9% (ただし保有ロシア株の損失は反映されていません)

S&P500 ($3901) 年初来比 ($4800):-18,7%

 

今週は指標の発表がある中で相場は力強く上昇しました。

悪材料もあまり市場にマイナスに捉えなくなってきている様子で、むしろ金利引き上げの停止、さらには引き下げまでも意識してきている感じです。

 

今週の注目はやはり大手ビッグテックであるGAFAMの決算発表でした。

決算発表後の株価の動きを見ると、アマゾン、グーグル、メタはかなりひどく売り込まれていますが、マイクロソフトはなんとか、そしてアップルは大きく上昇と大きく分かれた結果となりました。

これらの企業はドル高もかなり売り上げに影響してきますので、今後の利上げの行方はかなり注目されると思われます。

一方、中小型成長株は底打ちの様子が出ている感じです。ただ、あくまで『感じ』なので資金を入れる場合は慎重に何度か分けて行う必要があると思います。

個人的にはまだあと3-4ヶ月間くらいは気を抜かず、丁寧はトレードを心がけるようにしています。

 

2022年10月22日土曜日

2022年 10月3週パフォーマンス

先週比(昨年度末比):+1,2%

年初来比:-4,7% (ただし保有ロシア株の損失は反映されていません)

S&P500 ($3752) 年初来比 ($4800):-21,7%

 

今週は軟調な推移でしたが金曜日の中盤からFEDメンバーの金利の引き上げを考え直すような発言が出たこと、そして円買い介入があったこともあり指数(この1週間で+3%)、為替(本日だけでドル円が151.7から146.2へ急落)とも大きく動きました。

 

為替に関してはそろそろ円安に一旦歯止めがかかりそうな感じをしていたので私は今週に少し円を買っていましたが、両国の金融政策に変更がない限り数週間後にはまた円安になるような気もします。

 

自分の場合は日本企業へ投資を開始し始めたので円が必要だったという理由です。

 

さて、FEDメンバーの金利引き上げを見直すという発言がどこまで信用できるかが今後のキーポイントです。

そして、金利引き上げを縮小、または停止した場合インフレをどうするのかという疑問も残ります。

結局のところ、誰もインフレをコントロールできていないのが現状ではないでしょうか。

あと、何度も繰り返して書いていますが、ヨーロッパのインフレは相変わらず伸び続けています。

現在のインフレの項目の中で一番厄介なものが食糧ですね。これははっきり言って生活必需品なのでどうしようもないと思います。


景気が悪いから食べるのをやめようなんてできません。そして異常気象により食物生産量は低下しています。

 

さらに最低賃金も世界各国で引き上げられていますので、サービスなどもあまり下がりにくい状況だと思えます。

 

結局のところ、インフレはまだ当分の間続くだろうというのが自分の考えですが、何かのきっかけでいい方向に転換することを願っています。

 


 


 

2022年10月20日木曜日

テスラ 決算発表 2022Q3

テスラの第3期決算発表が昨日あり、本日マイナス6%前後で株価が推移しています。

テスラは投資家に人気の銘柄であり、時価総額もどんどん大きくなってきているので指数に関与する割合も大きくなっています。

 

売上高のガイダンス予想以下と来季の納車台数が物流課題もあり期待される+50成長を下回る見通し。

 

株価が200ドルを割るとマージンコールが発生する可能性があり、さらなる下落を引き起こす危険があるということが言われています。

 

テスラは期待が多い分、ちょっとした失望で売り込まれる可能性があるということだけ頭の隅に置いておいた方が良さそうです。

2022年10月15日土曜日

2022年 10月2週パフォーマンス

先週比(昨年度末比):-1,2%

年初来比:-5,9% (ただし保有ロシア株の損失は反映されていません)

S&P500 ($3583) 年初来比 ($4800):-25,3%


木曜の寄り付き前のCPI発表から寄り付きで2%超の下落から終値で+2,5%超の大劇場を繰り広げ、その勢いで数銘柄を追加してしまいました。

 

そしてみなさんご存知のように翌日金曜日は今度はまた2%超の下落で引けて来週へまた後味の悪いまま引き継ぐ形となりました。

今週も今年何度目かというトラップにまんまとはまりました。自分は学習能力がないアホです。依存症とでも言うのか頭でわかっても気がついたら手が出てしまっている。

 

CPIに戻ると、まあ自分の予想通りという感じです。(偉そうですが、、、)

自分が気になるのはやはり食糧で、これは米国だけでなく世界各国で重大な問題になっています。

戦争による食物(特にパンやパスタの原材料となる小麦、家畜へのとうもろこし、そして世界最大の輸出を誇るひまわり油など)が世界に出回る量が限られ、さらに異常気象による農作物、家畜への影響、さらにエネルギー価格上昇による加工品などの値上げはまだ落ち着く気配はありません。


さらにサービスのインフレも伸びていて、これは賃金上昇に伴い物価や費用が上がっている様子です。

 

やはり最低でも半年から1年くらいはインフレの顕著な下落は見られないことをある程度覚悟しておいたほうがいいでしょう。

 

そして今回はFEDからもすぐに利下げを行うことはないと過去の反省を引き出し、市場に強くメッセージを残しています。

 

おそらく大半の人が言っているように今回のベアマーケットにおいて底に近づいてきているようには思われますが、まだ残り2〜3割くらいはあるという感じでしょうか。

 

これからの第3期と第4期の決算によっては今回の底がさらに遠のく可能性もあるのでやはりまだまだフルポジにすることは避けたほうがいいかなと自分には思っています。

2022年10月8日土曜日

2022年 10月1週パフォーマンス

先週比(昨年度末比):+0,7%

年初来比:-4,7% (ただし保有ロシア株の損失は反映されていません)

S&P500 ($3639) 年初来比 ($4800):-24,1%

 

先週初めから半ばまでは各指数は急激な上昇を見せましたが、雇用統計発表後にその前の数日分の上昇を打ち消すくらい大きく下げて終わりました。


雇用統計結果は市場の期待を裏切り、失業率は3.5%と以前歴史的に低い数値を示しています。

これを受け、金利引き上げを停止するという観測が一気に遠のいた雰囲気が市場参加者に広まり、失望を誘った感じでした。

 

先週初めにあと2回ほどの利上げを行えば利上げ停止、そして利下げに向かうと市場はトレンドの反転を期待して上昇してましたが、見事に打ち砕かれ、また下げトレンドに急転換したという雰囲気を感じています。

 

そして来週にはCPIの発表が待っており、この数値次第ではさらなる下落を誘う可能性も残っています。

 

個人的には今のような荒波の相場で大きなポジションを取らず、来週のCPI発表後の相場の動き、またFEDがどう動いてくるかを待ちたいです。

今年は年初来ゼロに持っていければ大成功かなと思ってますので、引き続き『減らさない運用』を目指していく予定です。

 

 

2022年10月1日土曜日

2022年 9月5週パフォーマンス

 

先週比(昨年度末比):-0,1%

年初来比:-5,4% (ただし保有ロシア株の損失は反映されていません)

S&P500 ($3585) 年初来比 ($4800):-25,2%

 

今週は体感でもっと大きく資産が減っていると思ってましたが、実際は先週比で誤差の範囲で終えることができたのは立派?でした。

 

ポートフォリオでは6割超をキャッシュにしているので被弾が少ないのは当たり前なのですが、それでも減る時は容赦なく減るので反発した日には確実に利確するように心がけています。

 

今の状況は昨年までの大きく下がったから大きく反発するだろう(例えばコロナショックのような)という期待はしていません。

確実に状況は昨年比で悪化しており、まだそこから抜け出せそうな兆候が見られないのでまだ下に行く可能性の方が高いと思っています。

 

なぜコロナ前まではインフレが起こらなかったのかと考えてみると、おそらく中国での一括大量生産による各部品、ものの値段が低く抑えられていたこと。

戦争が起こっておらず、欧州のエネルギー源はロシアからの供給で安定していた。

おそらくこの2つが大きな要因だと思っています。


では、これらを解決するとコロナ以前の物価に戻るのかという疑問について。

今後数年以上単位でそのようなことが起こることはないというのが自分の今現在の考えです。

その理由は、

世界はかつての中国からの一括供給の脆さを自覚し、今回のコロナ(都市封鎖)、ロシアのように他国に侵攻した際の制裁による供給危機を避けるために自国生産へシフトしています。


工場を自国に作り、生産ラインを整えるのもやはり最低でも1-2年はかかるでしょう。

エネルギーは気候変動問題もあり、風力、太陽光、電気自動車、さらには自動車から自転車への転換に予算を各国が割り当てています。

一度、このように各国それぞれが予算を数年単位で組んで、実行し始めるとそう簡単にはやっぱりやめますと言えないはずです。


このように考えてみると、ここから2-3年は物価が急激に下がることはないが、3-4年目ごろからつまり、2025年あたりからコロナ前まではいかないにしてもかなり落ち着いたインフレ率に治るのではと思います。

 

インフレの行方がわからない状況(各国中央銀行が今のインフレをコントロールできるのかどうか)ではやはり大きなポジションを持つことはリスクが大きいかなと思っている次第です。

あくまで素人の私個人の考えですね。