2016年5月23日月曜日

近年最大のストライキになるかも

先週から労働法改正に対する石油供給車のストライキが本格化しています。

本日、月曜日に出勤の前にガソリンがなくなったから給油のためにガソリンスタンドへ寄ったところ、『売り切れ御免』の張り紙があちこちで張られていて、ガソリンが残っているスタンドには長者の列。

という同僚の話を聞きました。
同僚は明日朝5時に起きて、給油しにいくとやけくそになっていました。

パリを中心にフランス全土でガソリンが不足しているようです。
皮肉な話で、石油価格は過去最低ラインに下がっていて、本格的に上昇する気配がまだありません。
つまり、世界を見渡せば、石油はありあまっています。

しかし、そこはフランス。

他人と同じ行動はとりたくない。
右へならえと言われれば、左にならう。

まあ、今回はそういうものではないと思いますが、全くフランスのストライキには毎度、うんざりさせられます。

そして、パリの地下鉄などを運営しているRATP(パリ交通局)も6月2日から無期限のストライキにはいるそうです。

タクシーはUberなどに対してストライキを起す、電車もストライキ、そして労働法に対して
いろんな方面でストライキ。

もう、経済まわらないですね。

職場が家の近くで徒歩または自転車で通勤できる人はいいですけど、そんな人は一握りでしょう。

日本の増税もそうですが、しっかりと考えてからの案でないと国力を落としかねないことになります。

自分の場合、もしそのような環境に巻き込まれたら、あきらめて家にいることにします。
非常事態を乗り切るために、缶詰など日持ちする食料を備蓄しはじめようと思います。



 

最近のパリの家賃の高騰と契約更新拒否

民泊大手のAirbnbによるデメリットが記事になっていました。
民泊の不都合な真実

確かにフランスで現在起こっていることだと思います。ただ、Airbnbを利用する人は現状のホテルの価格とサービスがつりあわない、もしくは必要な部屋数がないという理由だと思われます。

資本主社会である以上、利用者は常に価格とサービスもしくは質を考慮して、それぞれ選択します。

記事に書いてあるようなデメリットはある程度、運営者側(Airbnb)の情報開示とフランス政府の政策によってかなり改善されると思います。

例えば、民泊として貸し出せる物件は一世帯で1つまで、そして現在のように120日以内までとし、Airbnb側で登録者が受け入れた日数をカウントするようにし、さらに民泊で得た収入はもちろん総合課税制度にすればいいのではと思ってしまいます。

いつの時代でも消えて行く職業や産業はあります。
日々切磋琢磨して人が必要としていることを提供できるかどうかが時代でも生き残る術になります。

2016年5月22日日曜日

パリのメトロのチケットがなくなる

現l'Ile-de-France(イルドフランス)の長Valérie Pécresseは2021年までにパリのメトロのチケット販売を廃止する予定であることを発表しています。

現在のパリの公共交通機関を利用する場合は、Navigoと呼ばれるマグネット型定期券(日本のsuicaのようなもの)か目的別チケットを購入する必要があります。

メトロのチケットは1枚の購入とCatnet(カルネ)と呼ばれる10枚セットで割引されたものが存在します。

以前の記事(現金がなくなる時代)でも書いていますが、今後は世界で現金がなくなる方向に向かっています。

最近のパナマ文書がその動きをさらに押し進める事件となりました。

パリとパリ近郊では、チケットの購入の際にかかる、使い終わったチケットのゴミ、窓口購入の人件費など無駄を省くことができると考えているようです。

チケットがなくなってからの代わりとなるものは、タッチ払いのクレジットカードもしくは専用のアプリの入ったスマートフォンから支払いを済ませたNavigoでの利用になります。

スマートフォンアプリを使ったsmart Navigo(スマートナビゴ)の利用は2018年から2020年から採用されるようです。






2016年5月20日金曜日

Colgate-Palmolive(コルゲート)からの配当金

昨日の続きになりますが、コルゲートパルモリーブから配当金を受け取りました。

Colgateは歯磨き粉を扱っている会社になります。
ほぼあらゆるスーパーや薬局に置いてあり、歯磨き粉は私たちの生活必需品の1項目になります。


歯磨きは普通の人であれば、一日に2〜3回は行う行為です。そしてこの行為は無意識の行為であり、このようなセクターは景気の善し悪しにあまり左右されることがないと思われます。

最近の株価天井説から今後の経済減速に備えて、少しずつ、このような生活必需品などのディフェンシブ銘柄に投資していくのも資産を守る一つの選択になります。

下の1年間チャートをみてもわかるように、今年初めの世界同時株式市場暴落にも、微妙な下げをしたくらいです。


Yahooファイナンスより


一株あたりの配当は0、39ドルで、現在の株価からの配当利回りは2、21%になっています。

個人的には配当利回りが少ないので、今後、3、5%くらいまで配当利回りが上昇したら買い増しを検討します。

2016年5月19日木曜日

Michelinからの配当金

本日は2銘柄から配当金を受け取りました。

こちらはフランスのタイヤ企業であるMichelin(ミシュラン)からです。
残念ながら現在の保有株数は1つのみ(チェックしているだけ)です。

私がミシュランの購入にいたった理由は世の中に車が走っている限り、タイヤは必要である(生活必需品)と思ったからです。

もしかしたら、将来、空飛ぶ飛行機が開発されて、この世からタイヤが必要なくなる日がくるかもしれません。しかし、空飛ぶ飛行機の実現にはまだまだ年数がかかりそうです。

しかし、車が走っている間なら、『なぜ車そのもの(車を製造している企業)を買わないのか?』という疑問がある方もいると思います。

私の考えは、多少がたがきていても車は頻繁に買い替えはしない。だいたい5〜10年くらいは乗り続けるのではないでしょうか。

タイヤは夏用、冬用と季節性があり、燃費の向上、安全性を考えると適度に買い替えをしたほうが、パフォーマンスがよくなります。

このような見解から投資対象になりました。

1株あたりの配当金は2、85ユーロで、現在の株価での配当利回りは 3、3%になっています。

今後、配当利回りが4%近くになったら、また再投資しようと考えています。


2016年5月17日火曜日

ストライキが本格的に

同僚の話によると、労働法の改正に対するストライキ(Manifestation)が毎週の水、木と行われるようです。

さらに明日からフランス国鉄SNCFもストライキを行うようで、パリ近郊の電車は通常の数の約3分の2くらいが運行するようです。

このストライキにともないオルリー空港は約15%の便をキャンセルすると伝えています。

フランスに旅行に来てる方やフランスから旅行にでかける方は交通事情をよく確かめたほうがよさそうです。
 

Activision blizzardからの配当金

先日にアメリカ株式口座の保有銘柄のひとつであるActivision Blizzardから配当金を受け取りました。

一株あたりの配当金は0、26$で昨年比で13%ほど増配になっています。

企業の紹介になりますが、Activision Blizzardは大手ゲーム制作会社です。
日本の会社で例えると、任天堂やスクウェアエニックスのような感じです。

私が株を始めた時の最初の購入銘柄のひとつですが、将来的にみてゲーム市場はこれからが成長分野であると思ったからです。


ファミリーコンピューター(通称ファミコン)からパソコン、スマートフォン前までのゲームを『ゲーム第一世代』と考えていて、スマートフォン、タブレットなどのゲームが『第2世代』と思っています。


ゲーム制作会社はフランス株式口座にも『UBISOFT』という会社を保有していましたが、株初心者の私は早い段階で売ってしまいました。
購入時は8€くらいだったのが、今では30€ちかくまで上昇しています!

Activision Blizzardは購入時から130%近い上昇になりました。


今後は『VR』と呼ばれるバーチャルリアリティーの分野が新しいビジネスを切り開きそうです。
そのときに、『仮想空間』であるゲームの制作のノウハウはとても有利になるとみています。
このVRでのゲームが第3世代になると思っています。

ただ、保有している私の経験(たかだか2〜3年ですが)からゲーム制作会社のデメリットは 株価の動きが激しいということです。〜ショックみたいな時はがつーんと大きく、なおかつ一番先頭にたって下げ始めます。

ただ、将来的には上記に書いたようにこれから成長していける分野だと思っているので、ぼろぼろに下落したときには涙ながらにも少しずつ買い増ししていこうと思っています。



2016年5月13日金曜日

AXAからの配当金

先日、保険会社AXAから配当金を受け取りました。

配当金は1株あたり1、1€で、昨年比でなんと16%近くの増配になっています。
これくらいの増配は珍しいので、むしろ財務経営を警戒する必要もあるかなと思っています。

ただ、AXAは世界最大手の保険会社のひとつで、保険事業というのは荒稼ぎできる分野であると聞いたことがあります。
保険は毎年値上がりしますが、保険を使うことはめったにない(アパート内の水漏れが多いフランスは別ですが、、、) ので、基本的には利益率を一定に調整できるような気がします。

私の購入単価から現在の株価は20%くらいしか上昇していません、購入価格と同様かさらに下落した際には少しだけ買い増しを考えています。

経済危機がなければ、高い配当率を誇る高配当銘柄としてポートフォリオに組み入れておきたいと思っています。

2016年5月8日日曜日

AT&Tからの配当金

先日、アメリカ株式口座の保有銘柄のひとつ、AT&Aから配当金を受け取りました。

一株あたり0、48$の配当金で昨年より、2、1%の増配となっています。そして現在の配当利回りは4、93%ほどで高配当の上位銘柄です。

昨年のいつだったかはっきりと覚えていないのですが、たしか32〜33$台で、以前の保有銘柄数と同じ規模で買い増しを行いました。

Yahooファイナンスより


今のところ、この買い増しがうまくいっていて15%近い株価上昇の恩恵を受けています。
そして、この会社の強みはなんといっても、最上位クラスの高配当です。

AT&Tはアメリカの2大通信会社のひとつで、ディフェンシブ銘柄としてポートフォリオの一部に組み入れています。

世界的に景気の低迷がみられる中で、値崩れがしにくいであろうと思われます。

通信業界はまだまだのびしろがあると思いますので、少なくとも数年は大丈夫だと思っています。

現代のような、社会の変革期は選定銘柄はとても大事になってくるので、あまりリスクをとらず、今後も成長できる可能性の高い銘柄を選んでいくようにしなければいけません。


2016年5月6日金曜日

VEOLIAからの配当金

先日、フランス株式口座の銘柄VEOLIAより今年度の配当金を受け取りました。

1株あたり0、73ユーロで昨年比で配当金は4、2%の増配となっています。
VEOLIAはゴミの回収や、水の排水処理などを手がけている会社です。
このような公共事業系の会社は、私たちの生活に必要不可欠な分野であるという理由で購入しました。

過去にほぼ全ての持ち株を売っていて、現在は記録用に1株のみ残して株価の動向をチェックしているのみです。

たしかこの銘柄は、株式投資をフランスで始めたときに、2番目に購入した銘柄だったと思います。

当時に比べて現在は約70%ほど株価があがっているので、そのまま持ち続けていたほうがよかったという結果になっています。

ただ株式投資に初めて参加した私はちょっとした値動きにどきどきしてすぐに売買をしていました。
最近は、めっきりフランス株式口座の売買は頻繁に行っていないため、 特に資産が増えるわけでも減るわけでもない状況です。

もう10〜15%くらい下落したら再び参加しようと思っていますが、いつのことになるのやら。

 

2016年5月1日日曜日

海外在住者に対してのマイナンバー (情報追加)

先日、フランスから日本の銀行口座に小切手を送った友人から話を聞きました。


その子は日本のSMBC信託銀行(旧シティーバンク)のマルチ通貨口座を海外に留学する以前から開設していました。
そして、その口座に小切手を入金するためにフランスから送ったそうですが、小切手を取り扱う手数料が引き落とされた後も、その小切手は入金されていないとのことでした。


海外在住者はマイナンバーをもつことができないので、海外在住という書類にサインして提出しなければならないと言っていました。


マイナンバーは日本に住んでいる日本人にもまだ多くの問題が残っていて、うまく機能していないようです。
ましてや、海外在住者向けの対応は、二の次のような扱いなのかもしれません。


なぜ、ちゃんと準備を揃えてからサービスを開始しなかったのか疑問です。
ましてや、お金という非常にデリケートな内容のものを扱うわけですから、ほんとうに国にはきちんとした対応をしてもらいたいと思っている人は多いはずです。

なにか早急に行わなければいけない理由があるのでしょう。


しかし、今や世界がひとつにつながっている時代なので、各国との共通の取り組みを行うことが今の世界主要会議で一番早急に議論しなければいけない課題の一つではないでしょうか。

私はスランスに住んでいますが、日本はどんどん生活しにくい感じになっているようにみえます。



(追加更新情報 2016年5月末)
 その後の友人からの情報によると、海外在住のチェックをいれて書類を送り返したら、無事に小切手が処理されて入金されたそうです。