フランスの首都であり世界一の観光都市であるパリ。その主な交通手段である『メトロ』、『メトロ』とはフランス語で地下鉄を意味します。
2015年度の地下鉄の切符の料金を比較してみましょう。
1 ticket T+ (切符1枚) 1.8€
この1枚の切符でパリの地下鉄またはRER(高速地下鉄)に乗ることがができます。日本と違うのはパリ市内のどこの駅で降りても値段は変らないという点です。日本では目的地によって料金が変るシステムですがフランスではゾーンと呼ばれるパリ区域はこの切符一枚でどこでもいけるということですね。
またこの切符はバス、トラムと乗る/乗り継ぐことが可能です。地下鉄は一度改札口から出てしまうと再度乗るには新しい切符を使わないといけないのですが、バスとトラムは1時間半の間乗り継ぎ/乗り換えが可能です。
この1時間半というのは最初に切符を通した時刻から乗り継ぎを経て、最終的に切符を通す乗り物までの時間が1時間半であれば問題ないということになります。
注意しなければいけないのは『地下鉄とバス/トラムの乗り継ぎはできない』という点です。
またこの切符はお得な10枚つづりからなる『Carnet de ticket(回数券)』が14.10€で販売しているので一日の乗車が何度も乗るわけでもないけど数日間ちょっとだけ交通手段を使うというときにお得です。
10歳以下の子供は半額の7.05€になります。
次に空港からパリ市内までの交通手段を見てみましょう。
日本から観光でパリに来る人の多くが利用するであろうシャルルドゴール空港からのバス(Roissy Bus)は空港からパリ中心地のオペラ座までダイレクトに運んでくれます。 この切符は11€です。パリまでの所要時間は混雑にもよってかなり異なりますがだいたい1時間前後くらいですね。
または高速地下鉄(RER B)を使っても移動できます。
パリ市内とシャルルドゴール空港の間を10€で移動できます。こちらの所要時間は30〜45分くらい。
定期券での比較してみます。
Navigo(ナビゴ)と呼ばれる定期券にはゾーンごとによる料金の違い、期間による料金の違いがあります。
このNavigoはさきほどの切符と大きくことなる点として地下鉄、RER、バス、トラムと交通手段に制限なく乗り換え自由です。ですのでパリ、周辺に住んでいる人はこのNavigoを使うほうが便利でお得になります。
日本の定期のようにマグネット式でチャージをするにも改札を通るにも時間が短縮できます。
旅行者には1週間有効の定期券がよく好まれます。
パリ市内周辺だけで済むならゾーン1、2の定期券になり、料金は21.25€。
ちなみにヴェルサイユ宮殿はゾーン4(定期券料金は32.95)になりますので観光で1日のみしかいかない場合は定期券の購入は必要ありません。
1ヶ月定期の場合、ゾーン1、2で70€です。今年の9月からゾーン1からゾーン5まで一律70€に統一されるようですが2月の現在ではまだこのシステムは利用できない状況です。

この他にもMobilisと呼ばれる一日のみの定期券が存在します。
丸一日、朝から夜遅くまでパリをあちこち観光したい人にはこのMobilisのゾーン1、2を購入することをおすすめします。料金は7€なので一日に6回交通機関を使用すればもとがとれてしまいます。
このMobilisはゾーンを指定できるので例えばゾーン1〜5までで自分の好きな区間を選択することができます。例えば、ヴェルサイユ宮殿にいって、そのあとパリ市内を観光するというハードスケジュールを組んだ場合、Mobilisのゾーン1−4(11.5€)を購入すれば毎回チケットを購入する手間が省けますし、最終的にお得になります。
最後にParis visitと呼ばれる各種割引券のついたものもあります。
これはまず日数を選び(1、2、3または5日間)それからゾーンを選びます。(1−3または空港を含む1−5) その組み合わせにより料金が異なります。
料金表は以下に載せておきます。
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