間もなく8月になります。
フランスの8月ははっきりいってバカンスのために存在しているようなものです。
多くの会社が2〜3週間バカンス休暇のために閉まります。さすがに大手はこの期間まるまる会社を閉めるとなると取引先相手との問題もでてくるため社員は交代でそれぞれのバカンスに出かけ、その間は短期アルバイトの戦力が補強されて乗り切るわけです。
個人経営、街の散髪屋さん、花屋さんなどは3週間まるまる閉めるところもめずらしくありません。
この時期になるとFacebook上には友人や知人の海水浴場での写真やバーベキューなどの投稿がやたら増えます。はっきりいってそればっかりです。いかに肌の色を濃くするかがどれだけバカンスを満喫できたかという証明のようなよくわからない文化もあるくらいです。
7月にはいるとすでにフランス人の頭のなかにはバカンスをどう過ごすかということしか考えていない様子で、同僚や友人達と会うと仕事中だろうがバカンスの話題でもりあがって手が動いてないという光景もよく目にします。
仕事が美徳とされる日本からしてみればなんともゆるい文化に感じてしまうことでしょう。
そんなことで生きて行けるのかと日本で働いている多くの人が疑問をいだくと思いますので、本日はフランスの最低賃金のことについて取り上げてみました。
2015年7月の時点での最低賃金は週に35時間の労働時間を基準にして総月額1457.52€(円換算:19万7000円 1€=135円)です。時給で計算すると9.61€(円換算:1300円)になります。
手取りで計算するとここから社会保障費など引かれて平均で1137€(円換算:15万3500円)、時給で8.1€(円換算:1100円)です。
気になる8月の給料ですが基本的に1年以上勤めていると3週間のバカンスでも他の月と同じように支払われるシステムです。
フランスは社会保障費が高いです。サラリーマンの場合平均して約25%の社会保障費を給料から引かれます。この社会保障費については職業によってもかなり差がありますが。
これ以外に毎年払うものとしてTax d'habitation(住民税)、Impot(所得税)、Tax audiovisuel(NHKのようなテレビ税)などあります。
パリで生活してこの給料でどれくらい余裕ができるのかシュミレーション(一人暮らし)してみます。
必要な出費として、
毎月かかるもの
ー家賃 700€(ワンルーム20m2)駐車場なし
ー光熱費 40€
ー自宅へのインターネット回線 30€
ー住宅保険 10€(一番低い保証のプラン)
ー携帯電話料金 20€ (スマートフォン用)
ー定期券(交通費)70€
ー食費 200€前後(自炊の場合)、300€(外食を月5回くらいした場合)
とここまでですでに1070€〜1170€に達しました。上記に書いたように手取りの月額は1137€です!
ここからさきほどの年ごとに払う税金がかかります。
ー住民税 家賃の約半月〜1ヶ月分 半月として350€
ーテレビ税 136€
ー所得税 最低賃金の場合は控除されるので0€
この年間税金合計で486€
毎月かかる出費+年間にかかる税金合計の結果
1070€x12ヶ月+486€= 13326€
最低賃金手取り総額(年間)=13644€
13644€(1年の手取り総額)ー13326€(年間必要総出費)=518€(円換算:7万円)
パリで最低賃金で生活した場合年間で7万円しか手元に残らない(自由に使えるお金)というシュミレーションになりました。
正直生きて行けないです。。。。
対策として家賃を抑える(もっと狭いアパートに引っ越す)、定期券をやめる(自転車通勤:例えばVelibなど)、自宅インターネット回線を止めて携帯電話のネットのみにすることくらいが可能ですが、それ以外は無理そうです。
そして2つ目の仕事をみつける。
パリで生活することは大変です。
フランスの8月ははっきりいってバカンスのために存在しているようなものです。
多くの会社が2〜3週間バカンス休暇のために閉まります。さすがに大手はこの期間まるまる会社を閉めるとなると取引先相手との問題もでてくるため社員は交代でそれぞれのバカンスに出かけ、その間は短期アルバイトの戦力が補強されて乗り切るわけです。
個人経営、街の散髪屋さん、花屋さんなどは3週間まるまる閉めるところもめずらしくありません。
この時期になるとFacebook上には友人や知人の海水浴場での写真やバーベキューなどの投稿がやたら増えます。はっきりいってそればっかりです。いかに肌の色を濃くするかがどれだけバカンスを満喫できたかという証明のようなよくわからない文化もあるくらいです。
7月にはいるとすでにフランス人の頭のなかにはバカンスをどう過ごすかということしか考えていない様子で、同僚や友人達と会うと仕事中だろうがバカンスの話題でもりあがって手が動いてないという光景もよく目にします。
仕事が美徳とされる日本からしてみればなんともゆるい文化に感じてしまうことでしょう。
そんなことで生きて行けるのかと日本で働いている多くの人が疑問をいだくと思いますので、本日はフランスの最低賃金のことについて取り上げてみました。
2015年7月の時点での最低賃金は週に35時間の労働時間を基準にして総月額1457.52€(円換算:19万7000円 1€=135円)です。時給で計算すると9.61€(円換算:1300円)になります。
手取りで計算するとここから社会保障費など引かれて平均で1137€(円換算:15万3500円)、時給で8.1€(円換算:1100円)です。
気になる8月の給料ですが基本的に1年以上勤めていると3週間のバカンスでも他の月と同じように支払われるシステムです。
フランスは社会保障費が高いです。サラリーマンの場合平均して約25%の社会保障費を給料から引かれます。この社会保障費については職業によってもかなり差がありますが。
これ以外に毎年払うものとしてTax d'habitation(住民税)、Impot(所得税)、Tax audiovisuel(NHKのようなテレビ税)などあります。
パリで生活してこの給料でどれくらい余裕ができるのかシュミレーション(一人暮らし)してみます。
必要な出費として、
毎月かかるもの
ー家賃 700€(ワンルーム20m2)駐車場なし
ー光熱費 40€
ー自宅へのインターネット回線 30€
ー住宅保険 10€(一番低い保証のプラン)
ー携帯電話料金 20€ (スマートフォン用)
ー定期券(交通費)70€
ー食費 200€前後(自炊の場合)、300€(外食を月5回くらいした場合)
とここまでですでに1070€〜1170€に達しました。上記に書いたように手取りの月額は1137€です!
ここからさきほどの年ごとに払う税金がかかります。
ー住民税 家賃の約半月〜1ヶ月分 半月として350€
ーテレビ税 136€
ー所得税 最低賃金の場合は控除されるので0€
この年間税金合計で486€
毎月かかる出費+年間にかかる税金合計の結果
1070€x12ヶ月+486€= 13326€
最低賃金手取り総額(年間)=13644€
13644€(1年の手取り総額)ー13326€(年間必要総出費)=518€(円換算:7万円)
パリで最低賃金で生活した場合年間で7万円しか手元に残らない(自由に使えるお金)というシュミレーションになりました。
正直生きて行けないです。。。。
対策として家賃を抑える(もっと狭いアパートに引っ越す)、定期券をやめる(自転車通勤:例えばVelibなど)、自宅インターネット回線を止めて携帯電話のネットのみにすることくらいが可能ですが、それ以外は無理そうです。
そして2つ目の仕事をみつける。
パリで生活することは大変です。
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