2016年3月10日木曜日

ストライキ連続コンボ

先日のフランス国鉄SNCFとパリ交通局RATPのストライキに続き、昨日の水曜日から労働規則の改定案である『loi El Khomri』に対する労働組合と一般市民によるストライキがフランス全土で始まったようです。

パリだけで10万人の近くがデモに参加し、フランス全土では40〜50万人近くになったとの発表でした。

ちなみにフランスの人口は約6000万人なので 12〜15人のフランス人に1人がストライキに参加しているということになります。


今回の改定案の内容が雇用者に有利な条件になるため、雇われ側である大半の一般市民が不満を訴えているということになります。

現在のよくない経済状況に合わせた、経済的不振による企業の損失を減らすために正社員を解雇しやすくする 改訂条件が盛り込まれている様子です。

フランスはここ数年、高い失業率が国内の問題になっていて、この改定案はさらに失業率を増やしかねない内容に思われます。

10年近く前の学生運動のように長期にわたるストライキに発展する可能性も考えられますので、パリ郊外からの交通機関を利用される方は、ことのなりゆきを注意深くみたほうがよさそうです。

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