本日、3月1日よりタクシーを利用した場合のパリー空港間の新料金が発表されました。
いままで、空港からタクシーを利用した場合、パリまでいったいどれくらいかかるのだろうとどきどきしながら常に料金メーターを気にしていました。
またはインチキの多いここフランス(特にパリですが)で、タクシーのうんちゃんにうまく遠回りされて、料金を余分に払うことになった旅行者も多くいるはずです。
正規料金でのだいたいのパリー空港間の相場ですが、パリ右岸(北)からシャルルド空港まで40€〜50€、パリ左岸(南)からだと45〜55€くらいでした。
一方、オルリー空港からはパリ右岸(北)で30〜40€、パリ左岸(南)で25〜35€くらいです。
これに荷物(スーツケースなど)を後ろのトランクにいれるようなことがあれば、追加で1〜3€くらい請求されていました。
これは渋滞などない日中の時間帯での相場になります。渋滞したりするとすぐに10〜20€は追加でかかります。
パリに入るちょっと前、ゾーンでいうとゾーン3〜ゾーン2くらいで渋滞がよく発生していて、これはパリの環状線の高速道路(Periferiqueと呼ばれる)に多くの車が通るためです。
最近では空港までの高速道路の一部を空港行きのバスとタクシー限定にした路面もできました。
そして今日からこのタクシー料金は『パック料金』になりました。
どれだけ乗っていても、渋滞しても、そしていやなおっちゃんに遠回りされても”追加料金なし”でタクシーを利用できるようになりました。
その『パック料金』ですが、パリ右岸ーシャルルドゴール空港間が50€、パリ左岸ーシャルルドゴール空港が55€、そしてパリ右岸ーオルリー空港は35€、パリ左岸ーオルリー空港は30€と設定されています。
ちなみに初めてパリにくる日本人旅行客の方や数回パリを訪れたことがあるが初めてタクシーを使うような方にアドバイスですが、空港内での客引きや空港をでてすぐのところで『タクシー乗りますか?』のようなニュアンスで声をかけてくる人は白タクの可能性が高いので、断るようにしたほうがいいです。
正規のタクシーはタクシー乗り場で構えていて、向こうから『タクシー乗りませんか』などと声をかけてきません。
渋滞の多いパリの交通事情を考えるとこのパック料金システムはいい案だと思います。
タクシー業界はこれからもどんどん新しい改革をしなければ、Uberとの競争に勝つには難しそうです。
資本主義のいいところは、企業間の競争によって、消費者にはどんどんいいサービスが提供されてくることです。国営企業が運営するようなものに、『お客様のために』という言葉は存在しません。
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