2016年3月8日火曜日

ストライキ始めました ー2016年3月8日フランスにてー

日本の夏が近づいてくるとレストランでよく見かける表示『○○始めました』


○○の中には「かき氷」や「冷やし中華」などがよく思い浮かびます。


こんな感じで毎年の風物名物となっております、フランスのストライキ(Manifestation)が今夜もまた始まっています。

題名からすると、紛らわしく、まるで私がストライキを起しているようですが、私は『なるがままに』をモットーにしていまして、流されるまま生きていく生き様です。


今回はフランス国鉄SNCFとパリ交通局(RATP)2社による合同ストライキです。今回が初めてのタッグではないので(むしろいつもセットになっている気がsいますが)、フランスに住んでいる(特にパリ)人には『またか〜』という感じです。



気になるストライキによる交通ダイヤルの影響ですが、本日19時(現地時間)より始まります。今のところ、今週の木曜日朝8時まで。


SNCFはIle-de-France圏内でのTransilien(電車)の運行ダイヤルを通常3本のところを1本に減らしています。

地方行きの新幹線TGVは東方面行きが2本に1本、北、西そして南西方面行きが3本に1本となっています。

TER(地方線電車)も3本に1本の運行のようです。
格安電車Ouigoは10本に4本、そして国際線電車はスイス行きLyriaが10本に5本、そしてイギリス行きEurostarは10本に8本の運行予定です。

RATP側では主にメトロ、バス、トラムですが、特に目立つ混乱はなく、通常運転に近い状況とのこと。

RER B線(高速地下鉄)はRATP管轄のパリ南郊外のMassyから終点Saint-Remy-les-chevereuseまで2本に1本の運転。

RER A線(高速地下鉄)は通常運転の模様です。

最後にストライキの理由ですが、2013年より主張している「新規採用」と「給料アップ』とのこと。

個人的な感想ですが、フランスで公務員に当たるSNCFとRATPの待遇は一般サラリーマンに比べて遥かにいい待遇だと思います。公務員の数が多くなると国民はだらけやすくなるそうです。
かのギリシャも公務員の数がかなり多いため、その予算が大きくなりました。

ストライキをする暇があれば、もっと利用者に快適なサービスを提供することの改善に努力してほしいです。平気で時間が遅れる、車内アナウンスがいい加減、そして今回のような頻繁にあるストライキによる混乱とあまり好んで利用したくはないのが本音です。

どうもフランス人の「怠け癖」は、この世界的不況でも特に変化はなさそうです。

 

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