2016年4月22日金曜日

最近の為替相場の感想 (ユーロ/円)

ここ数日間で円に対して為替の動きがかなり激しい動きになっています。
一日の中で2円程度動くのはかなりのぶれです。

私はFXはまだ参戦していませんが、FXで資産運用している方は毎日がギャンブルのような感覚なのではないかと察します。



FXも株もそうですが、あまりにレバレッジをかけすぎると危機的なダメージを受ける可能性があります。
資産がマイナスになってからプラスに巻き戻すのはかなりのエネルギーが必要になるのです。


以前のブログにも書いたと思うのですが、10%下落した後、10%上昇してももとには戻りません。

実際に当てはめて計算するとわかりやすいのですが、

100円が10%下落すると 90円になります。(100x0、9=90)

90円が10%上昇したら99円です。(90x0、1=99)

同じ10%の上下なのですが、資産は結果として減ることになります。



かのウォーレンバフェットの格言のひとつにもあり、投資で成功するために何よりも大切なことになりますが、

ルールその1:絶対に損をするな。ルールその2:絶対にルール1を忘れるな。

 これは上記に説明したことに関係していると思います。


話は少しそれましたが、最近の為替の動きが激しいのでその動きに惑わされて心配になっている人もいると思います。
しかし、最終的に為替(ある国/または地域の通貨)はその国の国力に反映しているということを忘れてはいけません。


国力があがれば、自然とその通貨はあがっていきます。発展途上国に訪れたときに物価の安さに驚くのもその国力の差による通貨間の差になっているからです。

なので、冷静にその国力の差だけみれば、実際の価値が想像しやすくなるはずです。


私はフランスというEU圏の一部に住んでいます。
EU圏は数年前のギリシャ危機から若干の経済回復傾向にあると言われています。
しかし、フランスに住んでいる実感として経済が回復しているような感覚はあまり感じません。

パリの多くの百貨店では年中なんらかの割引セールがおこなわれています。


そしてあと2ヶ月後にはイギリスのEU残留をめぐる国民投票が行われます。
最近の欧州テロ事件の頻発、難民問題、EU圏内の所得格差、さらに最近はパナマ文書にキャメロン首相の家族が関与していたことなど考えると、問題だらけです。

ここからは私個人の予想になりますが、この流れを考えると、ユーロ/円の近況の適正範囲は117〜120円くらいかなと思っています。

今年にはいって一気に円高になりましたが、もうしばらくは円高が続くとみています。

あくまで私の予想なので、投資を考えてるかたは自己判断でお願いします。

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