2016年6月29日水曜日

パリの水と価格

パリと同時に思い浮かべるのが『セーヌ川』。

現実のセーヌ川はみんなのロマンチックな想像とはほど遠い茶色に濁った濁流状態。

なのでおすすめはやっぱり夜のライトアップされた時間帯がいいと思います。


よくパリの水道水はそのまま飲んでも大丈夫なのかという質問をみかけます。


この回答をするのはパリ市水道局からですが、パリ市水道局が言うには『世界で最高峰にきれいな水』であると唄っています。


その真実はほんとかどうかわかりませんが、いままでの生活でお腹をくだしたという経験は私はまだありませんので、わりと安心して水道水を飲むことができます。


ただ、パリ市水道局が唄う『世界最高峰の水』というのは水道局で処理されたばかりの水の状態のことであり、実際はそこから築年数の経った古い水道管をめぐって自宅まで届くので最終的にでてくる水は世界最高峰とは全く思いません。


水道管が古い(つまりアパートなどの建物が古いと配管が古い可能性がある)とそこに重金属やさびなどが溶け込み健康にいい水とはいいにくくなります。


もちろん、100年以上も水道管を交換していないことはないと思いますが、管轄しているSyndicat(管理会社)のメンテナンスに対する姿勢次第でかなり結果は異なると思います。


このような推測から私はミネラルウォーターを飲料水用に購入しています。たまに飲料水が切れたときにつなぎで水道水を飲むことはありますが、やはり味はおいしいとは思えないです。


パリとパリ近郊では主に4つの水源があり、その地区によって引かれている水源が異なります。ですから、味も処理のレベルも異なるので水質もかなり異なってきます。

4つの水源は、

1、Eau de la Marne (Nuilly-sur-Marne工場から)
こちらは主にパリ北からパリ東よりの地区に供給されています。

2、 Eau de l'Oise(Mery-sur-Oise工場から)
こちらは主にパリ郊外北西部に供給されています。

3、Eau de la Seine(Choisy-le-Roi工場から)
こちらは主にパリ南、南郊外に供給されています。

4、Eau de la nappe du Champigny(Arvigny工場から)
こちらは主にパリ郊外南東部に供給されています。



エネルギー表示は以下






そしてパリの水の価格は3、33ユーロ/m3となっています。
あまりピンとこないので、日常生活の中で例えてみましょう。

●トイレの水を1回流したとき

→ 0、04€(4サンチーム)


●食器洗濯機を1回使用したとき

→ 0、10€(10サンチーム)


●シャワーを1回浴びたとき

→ 0、30€(30サンチーム)


●洗濯機を1回使用したとき

→ 0、40€(40サンチーム)


●お風呂に1回はいったとき

→ 0、50€(50サンチーム)

とこのようになるようです。

フランスはほとんどが家賃に水道代が含まれているのでなおさら水道料金がぴんとこないですが、含まれているから無制限に使おうというのではなく、環境のためにも節水をこころがけしたいですね。










2、

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