2016年7月2日土曜日

世界を救うHERO(ヒーロー)達について


ここ最近の世界情勢や日本国内の自然災害などをみていると、時代はカオスの状態であり、過去の常識が覆されることが多くあります。


奇妙にも、たまたま『北斗の拳』の曲:『Taugh boy』(ユワーシャー!ではないほう)が流れてきて、 まさにクレイジーな時代へようこそという歌詞がぴったりと合いそうな時代です。



日本では『想定外』という言葉で流行らせていますが、想定外なことは日本だけでなく、世界各地で起こっています。


北斗の拳ではケンシロウが世紀末の救世主でしたが、現実的にみると個の生身の人間の力(特に武力)で世界を救えることはありえません。


今日の自然災害による地域の壊滅状態には、多額のお金が必要であり、多くのお金
をもっている富裕者や有名人が寄付という形で援助しています。

そしてこれらの人達はすごいことをしたということでメディアに取り上げられます。
そう、まるでヒーローのように。


しかし、多くのお金を寄付した人に注目が集まりますが、他人には見えない形で、しかもお金を寄付するわけでもなく貢献できることがあります。


大きなことを変えるには、大きな力が必要ですが、大きな力を得るためにできることは小さな力を集めることをたくさん集めてもできます。


自然災害に対しては、過去の人類の行なって来た事象が積み重なって現在の異常気象、汚染物質をつくっています。


化学物質の大量消費、廃棄による副産物が現代の病気、環境汚染です。


この時代を救うのはケンシロウのような少数の莫大な力ではなく、私達、各個人の習慣や考え方を改めることによって可能です。


できるだけ、浪費、廃棄を減らし、地球への負荷を減らすように考えるべきです。
日本や先進国で生まれ育った人は、そのあまりに恵まれた環境のためについつい無意識になりがちですが、私達の身の回りにあるものは全て有限資源であるということを忘れないようにしなければいけないと思います。


浪費は、将来の税金の値上げにつながることは間違いありません。
水を飲めるように浄化するにも施設、職員、薬剤が必要になりますし、プラスチック製品の廃棄なども街や海を汚す原因になり、その対策にまた税金がかかります。


習慣づいたことを変えることや、節約することはあまり最初は楽しいことではないと思いますが、各個人がこの意識を変えるだけで、すぐに世界は変るでしょう。



奇麗な空気、自然、そしておもいやりの絶えない仲間に囲まれて生活を送る方が、お金や権力を得るためにストレスを感じて生きるより、よっぽど豊かな生活だと思います。


幸せとはなにかと考えたときに、私はやはり、笑顔が自然とでてくる生活、つまり共有できる仲間、家族、環境、そして生きて行くために必要なおいしい食料がそろっているときだと思います。


なんのためにお金を稼ぐ必要があるのかという疑問にはまさに私たちは『安定』を求めているからに他ならないと思います。


では、莫大なお金を得ても、世界情勢不安による暴動、食料、自然の汚染があれば、いつまでたっても永遠にほんとうの『幸せ』は手にすることはできないでしょう。

まさに幸せの青い鳥。


少数の莫大な富や権力で世を動かして来たのがいままでの世界でしたが、これからは多数の小さな力や考えが今後の世界をつくりあげていくと思います。


私達一人一人が未来をつくる要素であるという自覚が大切です。


日常のささいな習慣を見直すことで未来へ大きな種をまくことができるのです。

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