Merckから配当が入りました。
(この記事を書いている時点ですでに売却している可能性あり)
今回は1株あたり$0,65で税金$0,10 (アメリカでの源泉徴収)引かれるので$0,55です。
Merckは年に4回配当を出しており、権利確定月は3月、6月、9月、12月になります。
配当支払い月は4月、7月、10月、1月の第1週。
現在の株価$76.4での配当利回りは3,4%。
Merckのビジネスモデルは製薬会社。
主な売上高はアメリカで 40%超、続いて欧州・中東アフリカが30%弱、あとは日本や中国などで15%ほど。
売上の9割は医薬品販売で残り1割が動物医薬品になります。
従業員数: 74.000
2020年決算を簡単に要約
全体の売上高は2%増加の479.9億ドル(2019年度: 468.4億ドル)
純利益は70.8億ドルでGAAPでは-28%(2019年度: 97.7億ドル)
GAAP EPSは一株あたり-0.83ドル(2019年度:0.92ドル)
Non-GAAP EPSは一株あたり1.32ドル (2019年度は1.16ドル)
2020年度の純利益28%減はコロナワクチン開発中断による支払いにより売上高から差し引かれています。(一時的な減損)
コロナ治療薬への支出を強化する方針で、今年は営業費用が増加するとの予想を発表しています。これがもしまた失敗に終われば今年も減損の可能性もありそうです。
Merckの主な売上製品を見て見ると、
2020年第四半期決算はキイトルーダ (KEYTRUDA)の売上高が28.4%増の39億9000万ドル。
年間で144億ドルに達しています。これはMerckの年間売上高の30%を占めています。
続いてジャヌビア(JANUVIA)は52億ドルで約10%、ガルダジル(GARDASIL)が39億ドルで8%となっています。
この3つで売上全体の半分を占めているので、その他の製品が今後どう売上成長するかにMerckの未来は関わって来てます。今の所、既存の他の製品はあまり売上高が昨年と比べて成長していないのが気になります。
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