多くの人が気がついていると思いますが、世界中でかなりキナくさい状況が起こっています。
コロナから、多くの国でやっと日常生活に戻りつつあった。ところが、ロシアがウクライナに侵攻し、そのまま現在まで戦争は続いている。
ヨーロッパはロシアへの制裁としてロシア産のガス、原油の輸入禁止に踏み切ったが、その代償はかなり大きく、そして制裁発動の前に何も代替できるものを計画していなかった。
そして、この夏に欧州は歴史上かつてないほどの干ばつ、熱波に襲われ、農作物に寛大な被害を与えている。この被害は今年だけの問題ではなく、来年末あたりまで続く可能性が高い。
畜産などは赤子からそれぞれの加工品向けの品種を育てなければならず、この工程に年単位の時間がかかる。
植物オイル類なども多くは夏に収穫して来年度用に製造され、ストックされるが、今年は熱波で収穫量が激減したことと、インフレによる製造過程での全ての価格が上昇したものが合わさって来年度の商品の値段は跳ね上がることはほぼ確実と言われています。
欧州はこの冬にエネルギー危機が訪れる可能性が高く、それにより、経済活動もおおきく後退すると予想されています。
それだけでなく、先日のイタリアの極右翼が政権を取ったように過去のEU分断危機も再燃するでしょう。
これは欧州の通貨であるユーロにとっては良くありません。欧州市場への投資はしばらく考えていません。
アメリカは今回の戦争の恩恵を一番受けている国であり、武器の売却、異常に強くなったドルで安くなった世界の優良案件を買いまくっているのではと予想しています。
ただこのドル高はアメリカ大手のグローバル企業には大きなマイナスになるのでこれらの企業の株価は下落が続くことが予想されています。
投資先の目安としては強いドルで海外から材料を調達し、アメリカ国内で売ることができる企業がまだ投資候補としては残っているかなと考えています。
日本は円安の恩恵を受けるグローバル企業が多くあると思うのでこれらの企業への投資は割とアリかなと思っていますが、現在異常に高騰した材料などが業績にどう反映されるのかがわかりません。
あと、円安を利用して海外からの旅行客が来ることもプラスになると思うので、旅行関係など面白いかもしれません。
ただ、自分は日本への投資は手数料がかなり割高なので、その手数料(短期売買は不可能)を考慮して投資するタイミングを決めなければいけないのが入りにくいところです。
そして自分の中で現在一番安全かなと思っているのが、ゴールドへの投資です。
以前にも何度か書いていますが、ユーロが弱い、円も弱い、ドルだけ異常に高すぎるという為替の不安定な状況では現物資産であるゴールドが避難先として選ばれるのではないかと考えています。
まあ、こちらも一気に投資するのではなく、ちょこちょこと大きく下落した時に買って行ければ理想かなと思っています。
この年末までは本当に資産を大きく減らさないことがものすごく大事だと考えていますので、自分の欲をいかに抑えることができるかが鍵ですね。
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