2016年2月12日金曜日

投資金額について考える

ここ最近は、毎日どれだけ株式市場が下落するのか、半分投げやりな気分になっている人も多いと思います。
そんな私も、どうしようもない状況が続いてお手上げ状態です。
最初の頃は大幅な下落がやってきたときは、喜んで「ナンピン(追加購入)!」と思いながら購入していましたが、下げ止まる気配なく、毎日このように大きく下落されては遂には資金も尽きてしまいます。

このような状況(大幅な下落時期)のとき、将来、成功する個人投資家と消えて行く投資家の差は、『精神力』が勝負になるようです。

例をあげますと、上昇相場のときは仮に20%の含み益があったとしても、そこで利益確定売りをすることをためらい、まだ上がるかもしれないと思い、さらなる追加投資(ここでは高値での取引となります)をする人が多いと思います。そして、その後の調整相場で含み益が飛んでしまいます。

下落相場のときに20%の含み損があると、もっと下がるかもしれないから、損をしているけどこれ以上の痛手を受ける前に手を引こうと売ってしまいます。結果、元金が減ってしまい、資産構築に余計な時間がかかってしまいます。

株式の上昇時は小刻みであり、時間をかけてすこしづつ階段をあがるような感じですが、下落相場のときは『ドンっ』という勢いで短時間で急落します。

確かに損切りで致命傷を避けることは大切なことです。最初に自分でここまで下がったら損切りをすると決めているかどうかという計画が、うまく資産を運用する際に肝心なことになります。

『精神力』とは自分の決めた投資方針、それはどれだけの金額を、どれだけの期間で、どのような銘柄に、どこまでの下落まで耐えれるか、もしくはどこまで上がったら手放すかという自分で決めた計画書に従うことを意味します。

自分で決めた計画書に従わず、その場の感情的な決断や、魔が差した余裕からの決断が大きな損失を与える可能性が多いと思います。

投資金額については、株式など上下の動きが激しいものは私は自分の受け取る給料を目安に設定するといいと思いました。
これは現在の相場のような大きく下落した場面(20〜30%の下落)でも、数年働けば損失を取り戻せる金額であれば下落を受け止める(下落している期間を必要以上に心配することがない)ことができるからです。

逆に、自分の給料や所得からあまりにも大きくひらいた金額の場合は、株価などの上下の波が少ない安定したものに投資したほうがいいと思います。



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