2021年2月5日金曜日

2021年1月 フランスの不動産価格推移

先週に2021年度1月のフランスの不動産推移結果が表示されていました。


昨年は春にコロナによる全土ロックダウンにより一切の不動産取引が中断されたせいで歴史的なマイナス(前年度同期比の取引件数)を記録しましたがその後、ロックダウン解除後は昨年比同等以上の取引が行われて、最終的には昨年は不動産業界は活気づいた結果になりました。


今年にはいり、早くも1ヶ月が経ちその不動産市場の動向はというと地域によって異なる傾向をみせているようです。


パリ、リヨンの2大都市は不動産価格の下落が見られていますが、他の地域は逆に上昇しています。


おそらくコロナによる影響で大都市で働いていた人がテレワークに移行し始めてより広い居住面積や自然に近いところに引っ越ししているのが考えられます。パリやリリヨンで賃貸としての収入を目的に投資した人も現在は入居希望者が激減している可能性もあり、次の投資目的購入者が購入をためらっているということも考えられます。


パリとリヨンは飲食などサービス業、観光業、文化業とわりと最低賃金で働くひとが多いのでその人達がとりあえず家賃の支払いを抑えるために地方に移っていることも可能性としてあるのではないでしょうか。


フランス各都市の不動産価格バロメーター 2021年1月末

パリ:10,350€/m2 (-0,5%)

リヨン: 4,954€/m2 (-0,3%)

ボルドー: 4,613€/m2 (+0,2%)

ニース: 4,438€/m2 (0%)

レンヌ: 3,779€/m2 (0%)

ナント: 3,736€/m2 (+0,6%)

トゥールーズ: 3,439€/m2 (+0,1%)

リール: 3,284€/m2 (+0,6%)

ストラスブール: 3,197€/m2 (+0,8%)

マルセイユ: 3,160€/m2 (+0,3%)

モンペリエ: 3,154€/m2 (-0,3%)


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