あと数時間後にせまったギリシャ総選挙。
先日のECBによる金融緩和で大きく下げたユーロにとってこの選挙は大きな意味になると言われています。
大きな焦点はギリシャがユーロ圏に残るかどうかというのが一番の問題で、その成り行きによってユーロの存在が大きく問われることになるでしょう。
異なる文化、思想をもつ国々をひとつの共同体にしようという構想はある意味、理想主義者の考えなのかもしれません。
これまでも社会主義国がうまくいかなかったように人間の欲望がそのひずみを作っているように思われます。
個人的な疑問はこの選挙によってユーロがどのように動くかということです。私はフランスというEU圏に住んでいますのでその動向は私の資産運用において重要なイベントになります。もし、ギリシャがユーロ圏に残る場合はユーロはドルにたいして少し持ち直すのではないかと個人的に予想しています。以前にも書きましたが私はアメリカ株口座にユーロ/ドルのショートをわずかながら保有しています。私はFXをやらないので為替の変動による利益を求める場合はそれに関する株を購入するしか今のところ方法がないように思えます。
以前、日本のcity bankのようなマルチカレンシー口座をつくれるところはないか探したのですが口座をつくるために必要な金額があまりにも大きかったためにあきらめました。その金額はすでに富裕層といえる額なので、私のような一般人には夢のような話です。
話は戻りまして、すでに保有分のユーロ/ドルショート株はスイスフランショックのおかげで20%を超える含み益がでているのですが、この選挙の影響がどちらに転ぶがまだわからないので追加の購入はためらっているところです。
私の保有株の一つの石油大手Chevronもここ最近の急激な原油安によって大きく株価を下げていますがユーロ安のおかげで現在はプラスの成績で保っています。
ここらへんが為替が関わってくる株式への投資の難しい部分でもありますね。
さて、もしギリシャがユーロ圏離脱となった場合は間違いなくユーロはさらに売り込まれることになるでしょう。もしかしたら1ユーロが1ドルを切ることになるかもしれません。あまりにドル高が進みすぎると好調であるアメリカ株式市場にも大きな影響を与えて共倒れになりかねないのでそのあたりは注意して見守っていかないといけません。
フランスの株式市場への投資はしばらくは公共事業系にしておくのが無難なのかもしれませんが、今の段階ですでに割安とは思えない状態なので買い時が難しいところです。
現金でもっていても定期の0.25%にしかならない金利なのであまり現金で置いておきたくはないのですが、現在の状況があまり安心できる状態ではないように思われるため忍耐のときと思って時間が経つのを待つのみです。
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