2016年1月14日木曜日

2016年Livret Aの利子率が決定

年明けからさまざまな分野で新しい予算が組まれたり、各料金が変更されています。
そんな中、私たち一般人に一番身近なもののひとつである定期預金Liver Aの利子率の決定が行われました。
この定期預金の利子率については毎年、2月と8月にその時の経済指数によって変動されます。
近年はずっと下がりっぱなしです。来月2月からの利子率は今まで通りの0、75%に据え置かれました。
これは弱いインフレ率によるもので、本来は0、5%になるのが妥当のようですが、おそらく銀行のことを考えて0、75%に留めたというのが本音だと思います。

というのも、銀行の定期預金口座からお金がどんどん減っていて、銀行の資金繰りの不安要素の一部になっているからです。非常に低い利子率(日本と比べればまだ天国ですが)にフランス人はうんざりして新たな投資先に移しているからです。
今回、もし0、5%に下げられた場合、さらに多くの預貯金が引き出される可能性があるため少し時間を稼ぐための決定だったと思われます。

Livret Aは利子に対して非課税なので長い間、フランス人に人気の定期預金口座でしたが、しばらくは存在の薄い口座として扱われそうです。

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